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2014年10月 1日 (水)

東日本大震災後の地殻変動の要因を解明

2014年9月19
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東日本大震災後の大きな地殻変動は
誰もが気にしている。
 
 その研究で重要な成果が出た。
 
 2011年東北地方太平洋沖地震の発生後に
継続して進行している地殻変動の要因
として、「粘弾性緩和」という過程が重要
な役割を果たしていることを、東北大学の
災害科学国際研究所の日野亮太教授と
大学院理学研究科の三浦哲(さとし)教授ら
が突き止めた。
 
 カナダ地質調査所(ビクトリア大学兼任)
のケリン・ワン教授らとの共同研究で、
9月18日付の英科学誌ネイチャーの
オンライン版に発表した。
 
 粘弾性緩和とは、震源域下深部の
マントルが粘性をもつために、地震時変動
の影響が時間の遅れを伴って発現し、地震
に伴う応力変化を徐々に小さくする現象を
いう。
 
 震源域の海底における地殻変動観測と、
その観測結果に基づく
数値シミュレーションに基づいて、
この地殻変動の要因を解明することに
成功した。
 
 この成果で、2011年の大地震の震源
となったプレート境界断層の動きを
より正確に把握することが可能となり、
今後の大地震発生の予測にも貢献する
ことが期待されている。
 
 2011年3月の地震発生時に31mの
東南東方向の水平変動が観測された震源域
の海底で、地震発生後の2011年8月、10月、
12年7月に観測を実施し、基準点が地震後
ほぼ一定の速度で西北西の方向に移動して
いる様子を捉えた。
 
 これは、地震時変動による移動方向
(東南東方向)と全く逆向きで、陸上で観測
されている地震後の地殻変動が地震時と
同様に東南東方向なのと大きく違っていた。
 
 数値シミュレーションで計算した結果、
2011年の地震時変動によるマントルの
粘弾性緩和で想定される地表面変形の
パターンと符合し、実際に観測された
地震後地殻変動をよく説明できた。
 
 粘弾性緩和の影響が時間とともに小さく
なることも、観測されるデータを
数値シミュレーションして再現できた。
 
 「マントルの粘弾性緩和の影響が地震
後地殻変動の主因となるのは地震発生後
数十年が経過した後」とされてきた従来の
考え方を覆し、地殻の下にあるマントルの
粘弾性緩和の影響を無視できないことを
示した。
 
 研究グループを率いる日野亮太教授は
「2011年東北地方太平洋沖地震は規模が
大きかったので、マントルの粘性によって
応力が徐々に小さくなっていく粘弾性緩和
の影響がすぐ直後に出ているといえる。
 
 あれだけ巨大な地震が起きて、行く末が
どうなるか、誰もが関心を持っている。
 
 最も重要な情報源は地殻変動で、
その物理的な解明がこれで一歩進んだ。
 
 巨大地震震源域の地殻変動の監視と理論
は重要で、次の大地震の予測にも貢献する
だろう」と話している。
 
 
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>「マントルの粘弾性緩和の影響が地震後
>地殻変動の主因となるのは地震発生後
>数十年が経過した後」とされてきた
>従来の考え方を覆し、地殻の下にある
>マントルの粘弾性緩和の影響を無視
>できないことを示した。
 地震予知はまだまだ難しい。
 
 次の大地震の予知に今回の観測結果が
貢献出来ると良いですね。
 
 現状では、マクロな話しは出来ても、
何ヶ月後とかの精度で予測出来ない。
 そうなると良いのですが、
 
 逆に短期の、例えば一週間以内とかの
予知は可能との話しはありますね。
 
 例えば既投稿の
2011年5月30日
 
 これはこれで十分意味のあるものだと
思います。

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