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2014年10月 8日 (水)

NMR磁石で世界最高磁場を発生

2014年10月6日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 物質・材料研究機構
(NIMS、茨城県つくば市)で、世界最高磁場
となる超1GHz核磁気共鳴(NMR)システムの
開発が大詰めを迎えている。
 
 超伝導磁石の磁場を8月から徐々に上げ、
10月1日、ついに1GHzを超えて1001MHz
(23.5テスラ)の世界最高磁場を発生させる
ことに成功した。
 
 研究チームが10月2日発表した。
 
 開発したのは、NIMSの強磁場ステーション
を中心として、理化学研究所
ライフサイエンス技術基盤研究センター、
神戸製鋼所、JEOL RESONANCEからなる
20人以上の研究チーム。
 
 NIMS強磁場ステーションに新しいNMR磁石
を設置して、より高性能、高分解能の解析
ができるNMRの実現を目指して、研究開発と
実験を重ねてきた。
 
 この超伝導磁石の最大の特徴は、既存の
ニオブ系超伝導材料でなく、
新しいビスマス系高温超伝導線を用いること
で、より大きな電流を流して、従来の技術の
限界だった1000MHz(23.5テスラ、ドイツが
2009年に達成)を超える磁場を発生させる
ことを可能にした点にある。
 
 プロジェクトは06年に始まったが、11年
の東日本大震災による損傷に伴う2年間の
大修理、研究代表者だったNIMSの木吉司
(きよし つかさ)博士の急死(2013年1月)、
同年の(超伝導状態にするために極低温を
実現する)ヘリウムの供給危機など幾多の
困難を乗り越えてきた。
 
 今後も、設計上の限界値である1030MHz
(24.2テスラ)に向けて磁場を上げる実験を
続ける。
 
 研究チーム代表の清水禎(しみず ただし)
NIMS強磁場ステーション長は「木吉司さん
らが取り組んできた足かけ20年の努力が
ようやく実った。
 
 日本の超伝導研究のシンボルのような
到達点だ」と話している。
 
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 素晴らしい。
 
>足かけ20年の努力
 凄いですね。
 
>より高性能、高分解能の解析ができる
>NMRの実現
 に向けて、もう少し、頑張ってください。

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