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2014年10月31日 (金)

年間運転効率を大幅に向上するビル用マルチエアコンを開発

2014年10月21日
新エネルギー・産業技術総合開発機構
ダイキン工業株式会社
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 NEDOとダイキン工業(株)は、負荷に
合わせて冷媒温度をコントロールする
新しい冷媒制御技術と、停止時の待機電力
を削減する制御技術を開発し、従来機に比べ
年間で41%の消費電力量削減を達成
しました。
 
 これら新制御技術をベースに
ダイキン工業(株)は、新型圧縮機に関する
独自開発の技術を組み合わせることで、
年間運転効率を大幅に向上した
ビル用マルチエアコンを開発しました。
 
 低負荷運転の割合が比較的多い事務所用途
や既存設備のリニューアルなどに広く展開
することで、空調における大幅な
省エネルギー化を実現し、建物のネット
・ゼロ・エネルギー化(ZEB)を加速
させます。
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 良いですね。
 
 消費電力量削減どんどん進めましょう。
 
 必要とする電力はうなぎ登りです。
 
 熱として捨てているエネルギーの再利用
が上手く出来ればかなり大幅な電力削減
が期待出来るはずなのですが、なかなか
進みませんね。

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白血球の分化を制御する仕組みの発見 自然免疫と獲得免疫のバランスに影響を与える遺伝子スイッチ

平成26年10月27日
東北大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学 大学院医学系研究科 生物化学
分野の伊藤 亜里 研究員、五十嵐 和彦
教授らのグループは、大阪大学 免疫学
フロンティア研究センターの黒崎 知博
教授らとの共同研究により、白血球の分化
を制御する遺伝子のスイッチ(転写因子)
注1)を発見しました。
 
 従来、白血球のうち、病原体を食べて殺す
(貪食)といった自然免疫注2)を担う
骨髄球注3)や、病原体に対する抗体を
つくるといった獲得免疫注4)を担う
Bリンパ球が、元の同じ細胞
(造血系幹細胞注5))からどのように
作られるのか、不明な点が多く残って
いました。
 
 本研究では、複数の遺伝子スイッチが
協調することで前駆細胞注6)から
骨髄球への分化を抑え、その結果
Bリンパ球がつくられることを発見
しました。
 
 本研究によって、アレルギー性疾患注7)
などの病態の理解がさらに進むことが
期待されます。
 
 本研究の成果は平成26年10月26日
(米国東部時間)に英科学雑誌
「Nature Immunology」
の電子版に掲載されます。
 
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<研究内容>
 
 私たちの体では、侵入した病原体に対する
防御は白血球により主に行われています。
 
 白血球は、「自然免疫」を担う骨髄球と
「獲得免疫」を担うリンパ球に分類
できます。
 
 自然免疫は病原体であれば区別すること
なく攻撃するシステムで、獲得免疫は
病原体がもつ特定の分子を目印に攻撃する
システムです。
 
 感染の初期には自然免疫が、
自然免疫で対応できなくなると獲得免疫が
活性化されます(図1)。
 
 骨髄球には、好中球といった病原体を
食べて殺す(貪食)役目を持つものや、
好酸球や好塩基球といったアレルギー反応
に関係するものがあります。
 
 一方、リンパ球は、抗体を産生する
Bリンパ球や、他の免疫細胞を活性化する
シグナル(サイトカイン注8)など)を
産生するTリンパ球に分類できます。
 
 これらの細胞は、元は同じ細胞
(造血系幹細胞)から日々バランスを
取りながら作られ(分化し)、働いて
います。
 
 しかし、同じ造血系幹細胞から、機能が
全く異なる複数の免疫系細胞がどのような
仕組みで産み出されるのでしょうか。
 
 今回、五十嵐教授と伊藤研究員のグループ
は、Bach1やBach2といった複数の
転写因子が協調して働き、造血系幹細胞から
Bリンパ球への分化を制御していることを
突き止めました。
 
 リンパ球に分化する前の細胞
(リンパ球前駆細胞)の中ではBリンパ球の
分化に必要な遺伝子も骨髄球の分化に必要な
遺伝子も、どちらも発現しています。
 
 五十嵐教授らは、Bach1やBach2
の遺伝子の機能を欠損させたマウスの解析
から、Bリンパ球の分化の際に、
リンパ球前駆細胞でBach1やBach2
は骨髄球に分化するための遺伝子の発現を
抑え、これによりBリンパ球が産み出される
ことを証明しました(図2)。
 
 また、従来は、骨髄球とBリンパ球の
分化は、造血幹細胞が前駆細胞へなる時に
決定されると考えられてきましたが
(図2左)、今回の結果は、
リンパ球前駆細胞は骨髄球とBリンパ球の
両方に成り得る能力を持っており、
Bach1や Bach2は前駆細胞が
Bリンパ球に分化する側に傾ける
(図2右)ということを強く示して
います。
 
 これはBリンパ球への分化を
遺伝子発現のバランスから説明する
新しいモデルです。
 
 このような遺伝子発現の調節には、
近年注目を集めているエピゲノム注9)
の変化が関わる可能性が示唆されており、
今後さらに遺伝子抑制とエピゲノム制御
との関連を調べていくことで、細胞分化
の仕組みが明らかになっていくことが
期待されます。
 
 自然免疫と獲得免疫とのバランスは、
感染症に対する効果的な免疫に重要です。
 
 今回の発見は、このバランスが遺伝子
レベルで調節される仕組みの一端を
明らかにしたものです。
 
 免疫のバランスの乱れは、感染症の
重篤化やアレルギー性疾患などの発症に
つながることが想定されていることから、
今回の発見は免疫関連疾患のより詳細な
理解へとつながることが期待されます。
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 いつもながら免疫システムは複雑ですね。
 
>これはBリンパ球への分化を
>遺伝子発現のバランスから説明する
>新しいモデルです。
 
>このような遺伝子発現の調節には、
>近年注目を集めているエピゲノム注9)
>の変化が関わる可能性が示唆されており、
>今後さらに遺伝子抑制とエピゲノム制御
>との関連を調べていくことで、細胞分化
>の仕組みが明らかになっていくことが
>期待されます。
 
 少しずつですが、理解が進んでいます。
 
 エピゲノムがからんでいるようですね。
 今後に期待ですが、時間がかかりそう。

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格子光シート顕微鏡が明かす細胞分裂の仕組み -生命活動の真の姿を照らし出す新たな蛍光顕微鏡-

2014年10月29日
独立行政法人理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 光学顕微鏡の分解能の限界は、1873年に
ドイツのエルンスト・アッベによって
求められて以来、100年以上にわたって、
超えることは不可能だと考えられて
きました。
 
 しかし、発想の転換によってこの壁を
打ち破る「超解像蛍光顕微鏡」が開発
され、その功績に対して3人のパイオニア
に2014年度のノーベル化学賞が授与
されました。
 
 ただし、従来の超解像蛍光顕微鏡は
分子の位置を正確に求めることが
できましたが、撮影に時間がかかるため、
生きて活動している生物を撮影すること
は困難でした。
 
 受賞者の一人、エリック・ベツィグ博士
(米国ハワード・ヒューズ医学研究所)は、
高い解像度と高速性を兼ね備えた
蛍光顕微鏡の開発を続け、今回新たに開発
した「格子光シート顕微鏡」について
10月24日付で米国の科学雑誌『Science』
に発表しました。
 
 この論文のなかで、理化学研究所の
清末優子ユニットリーダー
(発生・再生科学総合研究センター
光学イメージング解析ユニット)が
提供した細胞試料を用い、細胞分裂
における染色体分配の様子を詳細に解析
した結果が紹介されています。
 
 ベツィグ博士らは、独自の手法で、試料
を高速にくまなく走査することができる、
格子状に配列した微小な励起点からなる
厚さ300ナノメートル(1nmは1億分の1m)
以下の非常に薄いシート状の光
(格子光シート)を作り出しました
(図1)。
 
 この超薄格子光シートを用いて、1秒間に
200枚もの精密な断面像を撮影し、
立体再構築することで、かつてない高精度
な三次元画映像の再現に成功しました。
 
 さらに、この方法では生体に与える
ストレスが従来の方法に比べて非常に
少ないため、生物の活動への影響を最小限
に留めつつ、長時間にわたってありのまま
の活動を撮影し続けることができます。
 
 ベツィグ博士らは、この顕微鏡を用いて、
培養細胞やマウス初期胚の内部の分子や、
免疫の司令塔であるT細胞の動き、線虫、
ショウジョウバエのようなモデル生物の
胚が発生していく過程まで、さまざまな
スケールでの撮影に成功しました。
 
 一方、本論文の共著者である
清末ユニットリーダーは、細胞分裂の
仕組みを解明するために、従来の
蛍光顕微鏡を用い、染色体と、染色体を
分配する細胞内構造(分裂装置)の動き
を、蛍光タンパク質で可視化した培養細胞
やマウス初期胚を使って観察しようと
試みてきました。
 
 分裂装置が正確に作動しないと遺伝情報
が正しく分配されず、ヒトの発生において
はダウン症などの染色体疾患を引き起こし
たり、大人の体内ではがん細胞を生み出し
たりします。
 
 しかし、分裂装置は数100本もの微小管
から形成されているため、従来の顕微鏡
ではその内部の様子を詳しく調べることが
できませんでした。
 
 この限界は、長年にわたって、細胞分裂
の仕組みの詳しい理解を阻んできました。
 
 ところが、ベツィグ博士らが、
清末ユニットリーダーが提供した蛍光導入
HeLa細胞を格子光シート顕微鏡で観察した
ところ、新たに伸びだす微小管や染色体
一本一本の動きを三次元的に捉えることが
できたのです(図2)。
 
 この精細な画像や動画は今回の論文で
取り上げられています。
 
 この顕微鏡を使えば、今後、分裂装置が
正しく動作して胎児の正常発生を維持する
仕組みや、逆に分裂装置の異常な動作が
がん細胞を生み出す仕組みなどが新たに
解明されていくと期待できます。
 
 また、将来、抗がん剤などの薬剤の
作用機序の解析や、そこから得られた知識
に基づく創薬や治療戦略の策定にも役立つ
と期待できます。
 
 今回ベツィグ博士らによって開発された
顕微鏡は、ライフサイエンス研究に新たな
可能性を与えることになります。
 
 この顕微鏡はまだ日本国内には
ありません。
 
 早期に国内に導入し、また製品化により
普及を進め、ライフサイエンスの発展に
役立てることが期待されます。
 
 
関連ウェブサイト
(Howard Hughes Medical Institute)
※格子光シート顕微鏡で撮影した動画を
ご覧いただけます。
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 素晴らしいです。
 進歩を感じます。
 
 是非、格子光シート顕微鏡で撮影した
動画をみてください。
 ここまで進歩しました。
 
>この顕微鏡を使えば、今後、分裂装置が
>正しく動作して胎児の正常発生を維持
>する仕組みや、逆に分裂装置の異常な
>動作ががん細胞を生み出す仕組みなどが
>新たに解明されていくと期待できます。
 
 期待したいですね。
 
 この顕微鏡はまだ日本国内にないよう
です。
 
 是非早期に国内に導入し、また製品化
により普及を進め、ライフサイエンスの
発展に役立てて貰いたいものです。

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2014年10月30日 (木)

座る時間が長いと寿命を縮める?「座っている時間」と「寿命」の関係が初めて明らかに

2014.10.26 Business Journal
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 二足歩行の生物でありながら、一日に
何時間も椅子に座り、デスクワークに
追われることの多い現代人。
 
 肩こり、腰痛、運動不足など、
座りっぱなしのデメリットは以前から
言われているが、最近、座り続けること
自体が人間の寿命を縮める可能性が
示されてしまった。
 
 この発表をしたのは、スウェーデン
・カロリンスカ医学大学のマイ・リス
・ヘレニウス教授率いる研究チーム。
 
 最新の医学研究で「座って過ごす時間
が短い人ほど、遺伝子のテロメアが長い」
ことを発見したのだ。
 
 テロメアとは、染色体の一番端にある
特殊な構造体。
 
 DNAの分解や修復から染色体を保護し、
遺伝情報の異常な融合を防ぐストッパー
のような役割を果たしているため、
長いほど遺伝子が劣化しにくく、体の若さ
が保たれる。
 
 生まれたばかりの赤ちゃんの時が一番
長く、細胞が分裂するたびに短くなって
いき、ある一定の長さ以下になると
細胞分裂そのものが止まってしまう。
 
●運動の量よりも立つことが肝心
 
 運動を続けたグループは、体重、体脂肪、
血糖値などの健康レベルを示す数値が改善
したものの、エクササイズのレベルと
テロメアの長さに関係性は見つからな
かった。
 
 一方、被験者が座っていた時間を基準に
データを分析すると、明らかに短い人ほど
テロメアが長くなるという関係性が
見られたという。
 
 もっと大規模な調査で確かめる必要は
あるが、この結果は、運動時間を増やす
ことよりも、座っている時間を減らすこと
が、テロメアの長さを伸ばすことを示唆
している。
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 意外な結果ですね。
 
>もっと大規模な調査で確かめる必要は
>あるが、
 と言っていますので、そのまま信じて
良いレベルではありませんが、その可能性
があるということらしい。
 
 本当に以外。
 
 もっともテロメアの長さ以前の問題
として、病気とかその他寿命に強く
関連する要因が沢山あるので、
テロメアの長さ=寿命ということには
ならないのも事実。

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病原菌の細胞攻撃を解明 北大など、がん新薬に期待

2014/10/29 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 病原菌が狙った細胞に取り付き「膜孔」
と呼ばれる穴を開けて攻撃するメカニズム
を突き止めたと、北海道大や東北大などの
研究チームが29日までに、英科学誌の
電子版に発表した。
 
 がん細胞などに的を絞って破壊する薬の
開発につながる可能性があるという。
 
 研究を主導した北海道大大学院先端生命
科学研究院の田中良和准教授によると、
今回の研究は黄色ブドウ球菌が毒素になる
タンパク質を分泌し、赤血球に穴を開けて
破壊する経過を解析した。
 
 毒素は赤血球の表面に取り付いた後、
まずドーナツ形に変形し、さらに中央部
から筒状の組織が下に伸びて赤血球の
細胞膜に穴を開け始め、最後には貫通した
という。
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 黄色ブドウ球菌恐ろしいですね。
 
 こういうことを解析するのに放射光施設
が必要になるんですね、知りませんでした。
 
 黄色ブドウ球菌の分泌する膜孔形成毒素
の膜孔を形成する直前の状態の結晶を作製
して、X線結晶構造解析を実施したとのこと。
大変ですね。
 
 今回の件に関するspring8へのリンクです。
 
>がん細胞などに的を絞って破壊する
>薬の開発につながる可能性がある
 
 期待しましょう。

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(社説)派遣法審議 目指すべきは均等待遇

2014年10月30日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 労働者派遣法改正案の国会審議が
始まった。
 
 目指すべき方向ははっきりしている。
 
 同じ価値のある仕事をしている人には
同じ待遇を義務づける「均等待遇原則」を
導入することだ。
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 同感です。
 
 何故、同一労働同一賃金にしないのか?
 
 一気にそうならない特段の事情がある
のなら、徐々にそうなるよう改善して
行くべきもの。
 
 何故しない?
 
 賃金は年功序列ではなく、能力に応じた
ものにすべきだと言う。
 
 要するに会社の業績に貢献した、
あるいは貢献するであろう人に対して
そのことに相応する賃金を支払うと
言うことだと思う。
 
 会社の業績は派遣、正社員の違いに
関わらず労働によって支えられている。
 
 ならば、派遣も正社員も
「同一労働同一賃金」でないとおかしい
ではないか?
 
 会社に同一の利益を上げている労働
なのであれば、派遣も、正社員もない
はず。
 
 言っていることが矛盾している。
 
 派遣社員は増加の一途をたどり、平均
賃金は下がり続けている。
 
 おかしいではないか?
 
 このままでは、大企業の殆どは、
ほんの一部の正社員と殆ど派遣社員のみの
会社となるでしょう。
 
 そんな会社の未来が本当に明るいもの
になるのでしょうか?
 
 働いている社員が明るい未来を描けない
ような会社に未来はない。
 
 このことは、事実のはず。
 
 ならばそうなるような仕組みにして
行かなければ駄目でしょう。
 
 少子化の問題も同じ。
 
 働いている社員が明るい未来を描けない
ような会社に未来はない。
 
 考えて欲しい。

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2014年10月29日 (水)

日本の位置をミリ単位で把握、国土地理院 電波望遠鏡で

2014/10/27 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国土地理院は電波望遠鏡を使って日本の
位置などを精密に測る次世代観測施設を
28日に稼働させる。
 
 宇宙のはるか遠い星から届くかすかな
電波をとらえ、地表の距離などを測る。
 
 5年後には、同様の施設が世界に
20~30カ所できる見込みで、日本の位置を
1ミリメートル単位で把握できるように
なる。
 
 これまでは1センチメートル単位
だった。
 
 地震や火山噴火といった自然災害の把握
に欠かせないプレートの移動、温暖化に伴う
海水面の変化などを今より正確に測れるよう
になるほか、全地球測位システム(GPS)
の精度向上にも役立つ。
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>ミリメートル単位で把握できるように
>なる
 素晴らしいですね。
 
 ただ、
>地震や火山噴火といった自然災害の把握
>に欠かせないプレートの移動、温暖化に
>伴う海水面の変化などを今より正確に
>測れるようになる
 と言っていますが、
 
 この方法では多点のピンポイントでの
位置把握はできないはず。
 
 実際の所、観測所の数は限られるので
(GPS)の精度向上にどの程度貢献
できるのか?
 にかかっているような気がします。
 
 ミリメートル単位での位置把握が出来る
のは素晴らしいとは思いますが、

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大阪大:「脱細胞化」処理 国内で初の心臓弁移植手術

2014年10月27日 毎日新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 大阪大病院は27日、生まれつき心臓の
弁に異常がある男性会社員(35)
=東大阪市=に、細胞を取り除いて
コラーゲンなどの「骨格」だけにした他人
の弁を移植することに国内で初めて成功
したと発表した。
 
 他人の細胞を移植すると拒絶反応を
起こすが、薬剤などを使って脱細胞化と
呼ばれる処理をした。
 
 男性は同日中に退院する予定。
 
 心臓弁の移植は一般的に、金属で作った
機械弁や豚や牛の弁から作る生体弁などの
人工弁が使われる。
 
 しかし、機械弁は血栓症を起こす危険性
が高く、動物の生体弁も移植後5~10年
で機能不全になり、何度も手術が必要に
なるとされる。
 
 同病院によると、脱細胞化処理により
他人の細胞を取り除いた弁を使うと、
たんぱく質などから成る骨格の内部に
患者自身の細胞が入り込み、自分の組織
のようになって長期間の定着が期待
できるという。
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>コラーゲンなどの「骨格」だけにした
>他人の弁を移植する
 いろいろな方法があるんですね。
 
 必ず個人差があるので、今回のケースで
どの位再手術をしないで良くなるので
しょうか?
 
 良い成績がでることを祈っています。
 
>ドイツの組織保存バンクから弁の提供を
>受け、ドイツのベンチャー企業が
>脱細胞化の処理をした。
 
 日本は、どうして移植提供に消極的
なんでしょうか?
 
 「国民性=考え方」が変わって行くには
時間がかかる。
 やむを得ないことだと思うしかない
ですね。
 
 少し残念です。

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(いちからわかる!)秋を告げる赤トンボ、最近は見ないのう

2014年10月29日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 ホー先生 秋の風物詩・赤トンボが
最近、日本で減っているそうじゃのう。
 
 A 各地の研究者がそう指摘して
いるんだ。
 
 代表的な赤トンボのアキアカネは
鹿児島県では危機に瀕している
「絶滅危惧(きぐ)1類」に、
三重県では「準絶滅危惧」に分類
されているよ。
 
 ホ 原因(げんいん)は何じゃ?
 
 A 長期的にはコメをつくる田んぼの
数を減らす政府の減反政策や、コメの
作り方の変化などが考えられる。
 
 ここ最近の急減は、コメ作りに使う
農薬の一部が主因とされているんだ。
 
 A 欧州連合では、ミツバチや水生生物
に影響があるとして、使用を制限
している。
 
 日本では、一部の地域で使わないよう
呼びかけている程度だ。
 
 環境省は今年初めて農薬のアキアカネ
への影響について調査を始めたよ。
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 先行きが心配です。
 
 赤とんぼ、昔は確かに沢山見かけました。
 「夕焼け小焼けの赤とんぼ、、」
 
 良い方向へ向かって進んでいるので
しょうか?
 
 下手な統計の発表より、こういう身近な
変化をしっかり把握することは、良い国に
向かっているのか、そうでないのかの
良い判断材料になるように思います。
 
 豊かな自然(動物も植物も)と共存出来る
社会が良い社会だと思っています。
 
 その意味で一つの警告だと思う。
 
 ミツバチの減少という話しも、シロクマ
の絶滅危機も、全て人間の活動の結果。
 
 目先にとらわれず、あるべき未来を
見据えた活動が求められているはず
なのに、
 
>欧州連合では、ミツバチや水生生物
>に影響があるとして、使用を制限
>している。
 
 日本は相変わらず動きが鈍い。

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2014年10月28日 (火)

白血病などがんに劇的効果の免疫細胞療法―費用は5000万円超とも

2014年10月7日 THE WALL STREET JOURNAL
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 患者の血液細胞の遺伝子を組み換えて
がんを標的とする治療法は、臨床試験で
素晴らしい結果を示した。
 
 製薬会社やバイオ医薬品会社が乗り越え
なければならない大きな障害は、
患者にこうした治療を受けさせることや
その費用だ。
 
 スイスの薬品会社ノバルティスと
米シアトルのバイオ医薬品会社
ジュノ・セラピューティクスが依頼した
二つの別個の臨床試験では、
CAR(キメラ抗原受容体)を用いた
遺伝子改変T細胞療法によって、90%近く
の患者で白血病細胞が消えた。
 
 この結果は昨年12月と今年2月に
それぞれ発表された。
 
 CAR療法は、遺伝子の微調整と患者自身の
免疫システムを使う「免疫療法」を
組み合わせたものだ。
 
 具体的には、T細胞と呼ばれる病気と闘う
白血球を患者の血液から抜き出し、
その遺伝子を組み換えて、10日間ほど
実験室で培養したあと、患者の体に戻す。
 
 遺伝子を改変されたCAR T細胞はがん細胞
上の悪性たんぱく質を認識し、標的とする。
 
 ただCAR療法には、まだ答えの
見つからない大きな問題がいくつかある。
 
 一つはこの療法の効果がどの程度持続
するかということだ。
 
 これまでに試験をした患者数が少ない
ことから、その答えは難しい。
 
 また同療法で寛解に至った患者の多くは
その後、生存期間を延ばすことにつながる
幹細胞移植適格になったことも理由の
一つだ。
 
 もう一つの懸念は、同療法は機能する
が、同時に血圧を急激に低下させ、心拍数
を高める免疫反応である「サイトカイン
放出症候群」と呼ばれる危険な副作用を
起こす可能性があることだ。
 
 ジュノがスポンサーとなった3月の
スローン・ケタリングの試験では、2人が
死亡したことから一時停止された。
 
 しかし、最大の障害はその費用かも
しれない。
 
 ほとんどのアナリストは、その潜在的な
売り上げや価格はまだ推定できない
としているが、シティグループは患者1人の
費用は50万ドル(約5500万円)を超え、
幹細胞移植の費用と同じ程度になると
見ている。
 
 デアンジェロ博士は「この技術は、患者
が誰でも使えるようにする必要がある」
とし、「費用が障害になるなら、それは
本当に悲しいことだ」と話した。
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 幹細胞移植も同様なようだが、こういう
画期的な療法には多額なお金が必要な
ようです。残念です。
 
 こう言う話しを聞くと、再生医療には
多いに期待しているけれども費用が障害に
なりはしないかと心配になってしまう。
 
 最新医療を受けるには、お金がないと
なんともし難いでは、困ってしまう。
 
>費用が障害になるなら、それは
>本当に悲しいことだ
 同感です。
 
 なんとかその壁を工夫で乗り越えて
欲しい、

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(科学の扉)ピンぼけなし、次世代カメラ 光線記録、後からピント自在

2014年10月27日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 カメラが登場してから約180年。
 
 フィルムからデジタルに様変わりした
ような、革新が起ころうとしている。
 
 コンピューターの性能向上を生かした
次世代技術の登場により、シャッターを
切るだけで、誰もがプロのカメラマンが
撮った以上の「作品」を生み出せるように
なるかもしれない。
 
■「写真」が変わる?
 
 次世代カメラ技術を生かした
「ライトフィールドカメラ」は、「絶対に
ピンぼけで失敗しない」ことが特徴だ。
 
 ライトフィールドとは、空間を飛び交う
光線の「場」のこと。
 
 あらゆる光線を記録することで、
これまでは撮影時に決めていたピントや
アングルを、後から自由に変えることが
できる。
 
 広島市立大学(知能工学)の日浦慎作
教授は「今までは、シャッターを押す瞬間
に、まず撮影者の意図があった。
 
 新技術は、写真を見る人の
『ここが見たい』という意図が反映される」
と説明する。
 
 ライトフィールドを撮影するには、
カメラをレールに沿って移動させながら
連写したり、複数のカメラを格子状に
並べたりして、光の来る方向を捉え、
ひとつの画像に合成する方法などがある。
 
 米ベンチャーのライトロ社は
2011年、レンズの後ろに
約10マイクロメートルのレンズを蜂の巣
状に並べることで、片手で操作できる
ライトフィールドカメラを発表した。
 
 今年発売された新製品には
マイクロレンズが10万個以上使われて
いるという。
 
 パソコンに取り込んだ画像は、好きな
場所にピントをあわせることができる。
 
 斬新な表現ができる特徴を生かして
広告写真などへの応用を見込んでいる。
 
 現在は、解像度やコストなどの制約が
あるが、大手メーカーが参入すれば
一気に普及する可能性もある。
 
 日浦さんは「撮影行為や写真の概念
そのものが変わるかも知れない」と
強調する。
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 凄いです。
 
>撮影行為や写真の概念そのものが
>変わるかも知れない。
 そう思います。
 
 まだ実際には高価だし、一般的では
ないけれども、確かに写真の概念が
変わる気がする。
 
 あらゆる方向から来る光線を全て記録
しておいて、後で目的に沿ってその情報
を取捨選択、画像合成する。
 
 画像処理技術は発達してきてますから
どうやって、どういう場の情報を取得
するかですね。
 
 正に計算機時代のやり方です。
 
 いつ頃庶民が手頃な料金で使えるものが
出てくるのかな?
 
 楽しみですね。

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糖尿病性網膜症・加齢黄斑変性の治療に光!網膜が血管を排除する仕組み解明

2014年10月26日 日刊!目のニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 2014年10月24日、慶應義塾大学は
血管進入が乏しい臓器で、血管が排除
される仕組みを明らかにしたことを発表
しました。
 
 研究成果はCellに10月23日(現地時間)
からオンライン版で公開されています。
 
 人間の臓器は血管を介して酸素や栄養の
供給を受けて、機能を維持しています。
 
 しかし、網膜や角膜、椎間板や軟骨など
の一部組織では、血管はほとんど進入
しません。
 
 未熟児網膜症や糖尿病性網膜症、
加齢黄斑変性では網膜へ血管が侵入する
ことにより視力低下が起こり、最終的
には失明に至る場合があります。
 
 新生仔期のマウスの網膜内部には全く
血管の侵入がなく、血管が無い組織
(無血管組織)として知られています。
 
 組織内の血管が侵入する際には
血管内皮細胞成長因子
(Vascular endothelial growth factor
: VEGF)というタンパク質が必要なことは
既知です。
 
 網膜においてはこのVEGFが、
網膜神経細胞によって取り込まれ、
分解(消化)されていることが分かり
ました。
 
 この仕組みで血管が網膜内部に侵入する
ことを食い止めていることになります。
 
 網膜がどのようにして血管を排除して
いるかを示した今回の成果は、血管が
網膜に侵入することによって発症する
糖尿病性網膜症や加齢黄斑変性において、
病態の解明や新しい治療法の開発に繋がる
とのことです
 
 詳細は下記のリンクを、
---------------------------------------
 
 Good News!
 
>組織内の血管が侵入する際には
>血管内皮細胞成長因子
>(Vascular endothelial growth factor
>: VEGF)というタンパク質が必要なこと
>は既知です。
 
>網膜においてはこのVEGFが、
>網膜神経細胞によって取り込まれ、
>分解(消化)されていることが
>分かりました。
 
 もう少し早く分かっても良かったような
ことだと思いますが、途中経過を客観的に
捉えるのは難しいということなんだと
推測します。
 
 実際、神経においてVEGFの取り込みが
起こらない遺伝子改変マウスを作成出来た
ことでその証明が出来たということのよう
です。高度な技術が必要だと、
 
>血管が網膜に侵入することによって
>発症する糖尿病性網膜症や
>加齢黄斑変性において、病態の解明や
>新しい治療法の開発に繋がる
 
 期待したいですね。

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2014年10月26日 (日)

STAP特許:理研、手続き進める…「存在否定できぬ」

2014年10月25日 毎日新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 なんかすっきりしない話しですね。
 
 一方では「捏造」と言っておきながら、
こんなことをする。
 
 誰が判断しているのでしょうか?

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15年間諦めなかった小野薬品 がん消滅、新免疫薬

2014/10/24 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
■「オプジーボは革命的なクスリ」と
高評価
 
 「がん研究、治療を変える革命的な
クスリだ」。
 
 慶応義塾大学先端医科学研究所所長の
河上裕教授は9月から日本で発売が
始まった小野薬の抗PD―1抗体
「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)
をそう評価する。
 
 ニボルマブは難治性がんの1つ
悪性黒色腫(メラノーマ)の治療薬
として
小野薬と米ブリストル・マイヤーズ
スクイブ(BMS)が共同開発した
新薬だ。
 
 がんは体内の免疫に攻撃されないように
免疫機能を抑制する特殊な能力を持つ。
 
 ニボルマブはこの抑制能力を解除する
仕組みで、覚醒した免疫細胞によって
がん細胞を攻撃させる。
 
 悪性度が高いメラノーマは5年後の
生存率は1割前後という極めて危険な
がんだが、米国、日本での臨床試験
(治験)では「増殖を抑えるだけでなく、
がん細胞がほぼ消えてしまう患者も出た」
(河上教授)。
 
 世界の製薬大手が画期的な新薬開発に
行き詰まるなか、なぜ小野薬が生み出せ
たのか。
 
 1つは関西の1人の研究者の存在がある。
 
 「PD―1」という分子を京都大学の
本庶佑名誉教授らの研究チームが発見
したのは1992年だ。
 
 小野薬もこの分子に目をつけ、共同研究
を進めた。
 
 PD―1が免疫抑制に関わっている
仕組みが分かったのは99年で、創薬の
研究開発が本格的に始まるまでにおよそ
7年。
 
 実際の治療薬候補が完成し治験が
始まったのは2006年で、開発から実用化
までにおよそ15年かかったことになる。
 
 当時は「免疫療法は効果が弱い」
「切った(手術)方が早い」など免疫療法
に対する医療業界の反応は冷ややかだった。
 
 医師や学会だけでなく、数々の抗がん剤
を実用化した製薬大手も開発に消極的
だった。
---------------------------------------
 
 小野薬品良くやりきりました。
 
>開発から実用化までにおよそ15年
>かかった
 
 かかりすぎではないですか?
 体力のある会社でないと開発出来ない。
 こんなもんなんでしょうか?
 
 ただ楽観視は出来ないようです。
>国際競争に巻き込まれる可能性も高い。
>一方で他の製薬大手から小野薬が
>M&Aの標的となる懸念もある。
>その意味で同社が置かれている環境は
>必ずしも楽観視できない。
 
>がんの新たな治療法の扉を開けた
>小野薬。
>日本発の免疫薬に世界の目が注がれて
>いる。
 頑張ってください。
 
 何より患者の為に、より良い会社が
日本に存在するというのが大事。
 
 以前投稿した記事です。
2014年7月20日
 
>間違い無くブロックバスター
>となる抗がん剤
 
 だそうですから期待しています。

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2014年10月25日 (土)

肝硬変を自分の歯で治療 日本歯科大再生医療研究チームが前臨床実験成功

2014/10/22 j-castニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 日本歯科大学の八重垣健教授の再生医療
研究チームが、ヒトの乳歯や永久歯の歯髄
から得た幹細胞を、肝臓の細胞と同じ性質
を持つ肝臓様細胞に変化させマウスに移植
し、肝臓の再生・肝硬変の治癒に
成功した。
 
 「歯髄」とは歯の神経部分のことで、
さまざまな種類の細胞に変化できる
「幹細胞」が含まれている。
 
 歯髄の幹細胞は他の組織から隔離された
環境にあるため、遺伝子のダメージが
少なく、発がんリスクが小さいという
メリットがある。
 
 特に乳歯の歯髄に存在する幹細胞は他の
細胞に変化する能力が高く理想的だが、
永久歯からでも採取することは可能で、
他の部位に比べ幹細胞を採取するのが容易
だという。
 
 八重垣教授はヒトの歯髄から得た幹細胞
にいくつかのタンパク質を使い、
ヒトの肝臓の細胞と同じ性質を持つ
「肝臓様細胞」へ変化・培養することに
成功。
 
 こうしてできた肝臓様細胞を、人為的に
急性肝不全や胆汁性肝硬変を起こした
マウスに移植した。
 
 その結果、急性肝不全を起こしたマウス
6匹すべての肝臓の再生、肝硬変を起こした
マウス6匹の治癒(血液成分の改善)が確認
できた。
---------------------------------------
 
 良さそうです。
 
 最近、ヒトの乳歯や永久歯の歯髄から
得た幹細胞を利用した再生医療が
いろいろ出てきてますね。
 
 おおいに期待したい。
 
 既投稿では、
2013年1月13日
 に注目しています。
 
 良い結果が出ると良いのですが、

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ネジ山での強力な面着力がもたらす、緩み止め機構のナット

2014年10月22日 diginfo.tv
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
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"面での締結というと全面締結という形で
弊社では言っているんですけど、全面締結
ですので均等に力がかかりますので応力が
非常に少ない形を取れることができます。
 
 応力がかかることが少ないとボルトに
ストレスがかかるのが非常に少なく
なりますので折れにくくなったりとか
繰り返し使えるというのが大きなメリット
のひとつとなります。"
 
"普通ナットですとだいたい戻しトルクが
42ニュートンで締めたとしても30ニュートン
くらいで戻すようになるんですけど、
弊社のナットですと42ニュートンで
締めましたら40から50の間くらいの戻し
トルクで戻すような形になりますので、
それくらい締め付けのトルクがしっかり
かかっているというのがデータでも
わかると思います。"
---------------------------------------
 
 「キングロックナット」良さそうですね。
 
 こう言う話し好きなんです。
 どうということはなさそうな話し。
 でも大事なこと。
 
 以前投稿した、こちらと比較すると
どうなるのかな?
2013年11月23日
 
 ほぼ一年前の話しになります。
 
 競争相手が出てくるので、うかうか
していられない。

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2014年10月24日 (金)

京大、iPSから心臓組織シート 世界初、血管細胞含め作製

2014/10/22 47news
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 人の人工多能性幹細胞(iPS細胞)
から、心筋や血管など数種類の細胞で
できた複雑な心臓組織シートを作ること
に京都大の山下潤教授のチームが成功し、
22日付の英科学誌電子版に発表した。
 
 チームによると、iPS細胞を、血管の
細胞を含む実物に近い構造の心臓組織に
一体的に変化させ、シートにしたのは
世界初。
 
 心臓病患者に移植する再生医療に
つなげたいとしており、心筋梗塞の
ラットで機能の回復を確認した。
 
 チームは、血管の成長に関わる
タンパク質「VEGF」に着目。
 
 これまでと違い段階的に投与。
 
 するとiPS細胞が心筋細胞のほか、
血管内皮と血管壁の細胞に同時に変化
した。
---------------------------------------
 
 素晴らしい。
 
 再生医療の中では特に、細胞シートに
期待しています。
 
 京都大学世界最先端ですね。
 おおいに期待したい。

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がん狙い撃ち新物質、シカゴ大・中村教授が発見

2014年10月23日 読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 【ワシントン=中島達雄】がん細胞を
狙い撃ちする分子標的薬の新しい有力候補
となる化合物を見つけたと、米シカゴ大の
中村祐輔教授の研究チームが22日、
米医学誌「サイエンス
・トランスレーショナル・メディシン」に
発表した。
 
 中村教授によると、この化合物を使って
マウスで実験したところ、肺がんが完全に
消えたという。
 
 研究チームは、がん細胞の増殖で重要な
役割をする「TOPK」というたんぱく質
に注目。
 
 30万種類の化合物の中から、TOPK
の働きを妨げる化合物を探し出した。
---------------------------------------
 
 Good News!
 
 がん狙い撃ち新物質というのが
いろいろ出てきますが、
どれが本命なんでしょうか?
 
 期待しているんですが、
 
 上記以外にも、がん細胞だけ攻撃と
いうのもいろいろある。
 
 関連投稿です。
2014年8月 5日
 
 どういう方法でも良いので画期的な
ものが臨床の場で実際に活躍して
貰いたい。
 
 「ウイルス療法」はどうなのかな?
 
 もうずいぶん時間が経った。
 臨床試験の結果は?

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《650》 心配ばかり、は記憶にも悪い

2014年10月23日  apital
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 「病識の有無と認知症発症リスク」
に関する非常に興味深い論文があります
のでご紹介しましょう。
 
 Frank Jessen 博士は、ドイツの加齢
・認知能・認知症研究(German Study on
Aging,Cognition and Dementia in
Primary Care Patients)に参加した75歳
以上の2,415例での調査結果より、
「主観的記憶に障害はあるが懸念して
いなかった患者では、認知症リスクは増加
していなかった。
 
 しかし、主観的記憶障害に関連した懸念
が存在すると認知症リスクはほぼ倍増した」
と報告しています。
 
 この点に関して、群馬大学医学部保健学科
の山口晴保教授も、以下のような興味深い
記述をしております(山口晴保:脳神経科学
に基づく認知症の脳活性化
リハビリテーション. 老年看護学
Vol.15 10-15 2011)。
 
-----
 「運動には記憶を良くする働きがある。
 
 新しいことを覚え込むのに必要な海馬
では、神経細胞が少しずつ死ぬが、
その一方で神経細胞が少しずつ生まれて
いる。
 運動するとこの神経細胞が生まれる量
が増えて、記憶が良くなる
(Mirochnic、2009)。
 
 逆に心配ばかりしていたり、ストレスが
続くと海馬の神経細胞が減って、記憶が
悪くなる。
 
 うつ病では海馬が小さくなっている。
 
 身体を動かしながら楽しく笑って過ごす
と、海馬の神経細胞が増えて記憶が良く
なる。
 
 心配せずに、笑顔で楽しく生活すること
が海馬を元気にする。
 
 逆に、『認知症になるのが心配』と
心配ばかりしていると、本当に海馬の
神経細胞が減って記憶が悪くなって
しまう。」
---------------------------------------
 
 気をつけましょう。
 
 心配ばかりしているといけないらしい。
 
 認知症リスクがあったとしても、
心配ばかりしていないで、運動をし、
前向きに、出来れば笑顔で過ごすように
心がけましょう。
 
 どうということはない、
普通の、いつもの生活のなかで、
「今日は良いなと思えること」が
大切なんだと思います。

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2014年10月22日 (水)

鼻の細胞移植英男性 半身不随から回復歩けた!!

2014年10月22日 東京新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 【ロンドン=共同】英BBC放送は
二十一日、英ユニバーシティ・カレッジ
・ロンドン大の医療チームが、ナイフで
刺されたのが原因で下半身不随となった
男性(40)の損傷した脊髄に鼻の神経細胞
を移植する治療法を開発、手術の結果、男性
は歩行可能なまでに回復したと報じた。
 
 BBCによると、この治療法は世界初で、
脊髄損傷に苦しむ人々に朗報となる可能性
がある。
 
 男性は二〇一〇年に背中をナイフで
刺される事件で下半身がまひした。
 
 同大のチームは、男性の鼻の内部にある
においの神経細胞を採取し培養、かかと
から採取した神経細胞とともに、脊髄の
欠損した部分に移植した。
 
 移植された鼻の神経細胞は自己複製機能
が高いとされ、移植された部分の刺激が
脊髄細胞の再生を促し、機能を回復させた。
 
 男性は手術から二年後には補助器具を
使っての歩行が可能になった上、排せつや
性的機能にも回復の兆候がみられるという。
 
 男性は「体の感覚が戻るというのは、
まるで生まれ変わったようだ」と
喜んでいる。
---------------------------------------
 
>この治療法は世界初で、脊髄損傷に
>苦しむ人々に朗報となる可能性がある。
 素晴らしい。
 
 関連記事です。
2014年10月22日 AFP BBNews
 
 まだ懐疑的な人達がいるようですが、
>Fidykaさんは、体が不自由になってから
>2年間にわたって集中的に理学療法を
>受けたが、回復の兆しは一向に見られ
>なかったという。
 
 と言う状態の人が回復したのだから、
治療の効果はあったと言って良いの
ではないのかな?
 
 素晴らしい事例だと思います。
 
 こう言う事例が沢山出てくると、
再生医療ますます期待したくなります。

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妊婦にレントゲン撮影は禁忌?

2014/10/14 日経メディカル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 なかなか良い記事だと思います。
 
 放射線被曝の危険性については、
特に低線量被曝については極めて
曖昧なので、不安ですね。
 
 とは言いながら必要以上に危険と
捉えるのもおかしいと思います。
 
 その一つの疑問に間接的に答えている
記事です。参考にしてください。
 
>胸部レントゲンの被曝量は、国際線の
>飛行機に乗った時と同じ
 
>1回の旅行で約0.11ミリシーベルト
>(約110マイクロシーベルト)の被曝
>をする
 
>実はこの被曝量、胸部レントゲン写真を
>撮影した時よりも少し多いくらいの
>被曝量なのです。
 
>病院で撮影される胸部レントゲン写真
>では、
>1回当たり0.02~0.1 ミリシーベルト
>程度です(撮影条件や診断法によって
>変動しますが)。
 
 気をつけたいのはCT撮影ですね。
 かなり多い。
>CT検査になると被曝量が10ミリシーベルト
>辺りまでグンと増えます
 
>一方で、100ミリシーベルトを超えると
>胎児奇形などのリスクが有意に上昇する
>と言われています。
 
>CTの場合は臓器によって被曝量にかなり
>差があります。
>特に骨盤内のCTに関しては被曝量が
>数十ミリシーベルトとかなり高くなる
>ため、実施しない施設の方が多い
>かもしれません。
 
 気をつけたいですね。
 
 この他、いろいろ参考になる記事です。
 紹介まで、

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レアアース量の少ない新規磁石化合物の合成に成功 最強の磁石化合物Nd2Fe14Bを超える磁気特性

平成26年10月20日
物質・材料研究機構
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
1.独立行政法人 物質・材料研究機構
  元素戦略磁性材料研究拠点の宝野 和博
  フェローのグループは、ハイブリッド
  自動車の駆動モータとして使われている
  ネオジム磁石注1)よりも少ない
  レアアース注2)濃度で、同等以上の
  優れた磁気特性を持つ新規磁石化合物
  NdFe12Nxの合成に成功
  しました。
 
2.ハイブリッド自動車用モータには、
  ジスプロシウムを8%程度含む
  ネオジム磁石が使用され、その使用量
  が急増していますが、ジスプロシウム
  やネオジムなどのレアアースは、
  原料の地政学的リスクが高いことから、
  その使用に頼らない磁石の開発が強く
  求められています。
  ネオジム磁石は1982年に佐川 眞人
  氏により発明された世界最強の磁石で
  あり、ネオジム2:鉄14:ホウ素1
  という磁石化合物(Nd2Fe14B)
  を主成分とした磁石です。
  Nd2Fe14B化合物の高い
  異方性磁界注3)と高い磁化のために、
  ネオジム磁石は優れた磁石になります。
  新たに合成に成功した新規磁石化合物
  NdFe12Nxは、
  このNd2Fe14B化合物の
  レアアース量よりも10%も低い量で、
  同等以上の磁気特性を持つことが
  見いだされました。
 
3.これまでの研究で、NdFe11TiN
  は安定に合成できる磁石化合物として
  知られていました。
  しかし磁性を持たないTiが添加されて
  いるために、その磁化は
  Nd2Fe14Bよりも劣り、これまで
  ほとんど注目されませんでした。
  今回の研究では非磁性元素のTiを
  使わずにNdFe12Nx化合物の
  比較的厚い膜の合成に成功し、
  その固有物性値を測定したところ、
  これまで最強のNd2Fe14Bを
  凌ぐ磁気特性、つまり、室温でより
  高い異方性磁界(約8テスラ)、
  より高い飽和磁化注4)
  (5%の誤差で1.66テスラ)を
  持つことを発見しました。
 
4.この化合物の磁気特性は高温で
  Nd2Fe14Bを凌ぐことから、
  この化合物で磁石を作ることが
  できれば、ハイブリッド自動車用磁石
  で大量に使われているジスプロシウム
  を使わなくても優れた磁石特性が
  得られると期待されます。
  またNd2Fe14BではNdの
  質量比が27%であるのに対し、
  NdFe12NxではNdの質量比が
  わずか17%で済むために
  (x=1として算出)、レアアースの
  使用を大幅に削減でき、さらに高価な
  ホウ素を必要としないために、
  資源的・価格的に有利な化合物と
  言えます。
  今後、実用的な磁石の実現に向け、
  NdFe12Nxを粉で大量に作る
  方法や、その粉を磁石の形に固めて
  いくプロセスを開発して行きます。
 
5.本研究は、文部科学省 元素戦略
  プロジェクト<拠点形成型>により
  運営されている物質・材料研究機構
  元素戦略磁性材料研究拠点で行われ
  ました。
  新物質の磁化測定は独立行政法人
  科学技術振興機構(JST)
  戦略的創造研究推進事業 チーム型研究
  (CREST)「元素戦略を基軸
  とする物質・材料の革新的機能の創出」
  研究領域(研究総括:玉尾 皓平)
  における研究課題「ネオジム磁石の
  高保磁力化」の協力により行われ
  ました。本成果は、金属系材料の
  速報誌Scripta
  Materialiaに10月20日
  付けで掲載されます。
---------------------------------------
 
 まだ実際の磁石が出来た訳では
ありませんが、期待が持てそうです。
 
>レアアースの使用を大幅に削減でき、
>さらに高価なホウ素を必要としない
>ために、資源的・価格的に有利な
>化合物と言えます。
 と言っています。
 
 レアアースレスのモータも何例か開発
されつつあるようですが、まだいずれも
製品化まで至っていないようです。
 
 一番近そうなのが、
2013年1月19日
 
 だと思うのですが、ニュースに
上がってきませんね。
 どうなっているのかな?
 
 日産リーフに搭載されているモーター
は「ジスプロシウム(Dy)」の使用量を
従来より40%削減したもののようですね。
 
 関連投稿です。
2012年11月23日
 
 とにかくより安価で高性能なモーターの
開発に期待しています。

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2014年10月21日 (火)

アビガン追加生産を決定、エボラ対策で- 富士フイルム、来月中旬から

2014年10月20日 CBnews
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 富士フイルムは20日、西アフリカなど
でのエボラ出血熱の感染拡大を受け、
抗インフルエンザウイルス薬
「アビガン錠200mg」
(一般名ファビピラビル)を追加生産する
ことを明らかにした。
 
 海外で使用することを目的に、来月中旬
から富山県内の工場で生産を始める。
 
 同社は現時点で同薬を約2万人分保有して
いるほか、医薬品の有効成分である
「原薬」約30万人分の在庫を確保している。
【丸山紀一朗】
 
 追加生産を決定した背景には、フランス
とギニアの両政府が来月中旬に、エボラ熱
に対する同薬の初の臨床試験をギニアで
始めることなどがある。
 
 富士フイルムは、この臨床試験で同薬の
効果と安全性が認められた場合、
より大規模な臨床使用のための提供要請が
あると見込まれると予想。
 
 「感染規模がさらに拡大した場合
においても十分な量を継続的に供給可能
とするため」として、追加生産によって
備えておくべきと判断したという。
---------------------------------------
 
 Good Newsだと思います。
 
>同薬の初の臨床試験をギニアで始める
 
 良い結果が出ると良いですね。

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多能性幹細胞 見えた!大量培養

2014年10月21日 Science Channel
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
 動画はわかりやすくて良いですね。
 
 この投稿の動画版です。
2014年5月 6日

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2014年10月20日 (月)

カネカ、寿命が約5万時間の有機EL照明デバイスを開発

2014/10/09 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 カネカは10月9日、約5万時間の寿命と
色変化の小さい有機EL照明デバイスを
開発したと発表した。
 
 有機得EL照明デバイスにおいて世界最高
水準の寿命になるという。
 
 一般的なLED照明の推定寿命は約4万時間
とされているのに対し、これまでの同社の
有機EL照明デバイスは推定寿命が
約1万7000時間で、寿命の短さが課題と
なっていた。
---------------------------------------
 
 約5万時間の寿命とは凄いですね。
 
 一般家庭には不適のような気がします
が、
 
>有機EL照明の特長がいきる国内および
>欧米の市場へ積極的に販促展開する
>ことにより、2020年には売り上げ
>500億円を目指すという。
 
 応援したいですね。頑張ってください。
 
 日本のメーカーは負けていますから、
世界展開出来ると素晴らしい。

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バッテリレスアブソリュートセンサ搭載ステッピングモーターユニット

2014年10月01日 diginfo.tv
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
動画です。
 
---------------------------------------
"今回のモーターに搭載したABZOセンサ
というものは、そのセンサ自身に現在地、
モーター自身の現在地を記憶することが
できますので、外部センサ、ホームセンサ
ならびにリミットセンサなどを省略した
状態で高精度位置決め、もしくは原点復帰
が可能になっています。"
 
"今回の新しい製品の特徴はまずひとつの
ポイントとしてバッテリ不要で
アブソリュートシステムが構築できる
というところにあります。
 
 これによってお客様のバッテリの寿命
による交換サイクルをなくすことが
できましてメンテナンスフリーの
アブソリュートシステムが達成する
ことができます。"
---------------------------------------
 
 素晴らしい。
 
 どうやっているのかな?
 バッテリ不要で、
 なかなか興味深いですね。
 
 良さそうに思います。
 
 世の中に広く採用されそうな気がします。

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九大医学研究院研究グループが1本の乳歯からミニ肝臓作製

2014.10.19 産経ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 九州大大学院の栁佑典氏(小児外科学)
らの研究グループが、乳歯から抽出した
幹細胞を使い、肝臓など臓器の再生医療に
取り組んでいる。
 
 マウスでの実験に成功し、今後、人間と
内臓組織が似ているミニブタでの実験を
開始する。
 
 体のさまざまな種類の細胞に分化する
幹細胞を利用した再生医療は、世界的に
開発競争が激化している。
 
 九大は乳歯というありふれた素材と、
立体造形物を作成する「3Dプリンター」
を駆使した「医工連携」によって、
この分野の最先端を目指す。
 
 福岡市東区にある九州大大学院医学
研究院棟の研究室。
 
 高さ2センチ、直径1センチほどの
ドーナツ状の「ミニ肝臓」ができあがって
いた。
 
 異常がある患者の肝臓に、
このミニ肝臓を複数埋め込むと、肝臓の
他の部分と融合し、機能回復につながる
という。
 
 自然に抜け落ちる乳歯由来の幹細胞は、
受精卵を使う「ES細胞」と違い、
倫理面での問題がない。
 
 皮膚などの体細胞に、特定遺伝子を
導入して作る人工多能性幹細胞
(iPS細胞)に比べると、発がんリスク
が小さいというメリットがある。
 さらに、乳歯から抽出した幹細胞は、
増殖能力が高い上、他者の乳歯由来で
あっても、拒絶反応が出にくいという。
---------------------------------------
 
 素晴らしい。
 再生医療、進歩しましたね。
 
 さらに、乳歯から抽出した幹細胞には
他の幹細胞に無い利点があるようですね。
 
 立体臓器の再生は難しいと言われて
来ましたが、
 
>「3Dプリンター」を駆使した
>「医工連携」によって、
 
 3Dプリンターをどのように使用
するのでしょうか?
 
 単に臓器に似た形に幹細胞を吹き付け
ても、その臓器にはならないはずですし、
血管とかいろいろな異なる細胞に分化
しないといけない訳ですし、、
 なかなか難しそうです。
 
>異常がある患者の肝臓に、このミニ肝臓
>を複数埋め込むと、肝臓の他の部分と
>融合し、機能回復につながるという。
 ふ~ん。
 
 さらに発展出来ると良いですね。

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2014年10月19日 (日)

自家培養角膜上皮の治験始まる 重篤な副作用スティーブンス・ジョンソン症候群治療に光!

2014/10/16 マイナビニュース
 
 詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 2014年10月14日、ジャパン・ティッシュ
・エンジニアリングは自家培養角膜上皮
(EYE-01M)の治験計画届書を独立行政法人
医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出
したことを明らかにしました。
(画像はプレスリリースより)
 
 治験調整医師は大阪大学脳神経感覚器
外科学(眼科学)西田教授。
 
 治験実施医療機関は東北大学病院、
眼科杉田病院、大阪大学医学部附属病院、
愛媛大学医学部附属病院の4施設。
 
 対象疾患は角膜上皮幹細胞疲弊症。
 
 実際に治験を始めるのは2014年度3月期
を予定しているとのこと。
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 ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
頑張ってますね。
 
 良い結果がでることを祈ってます。

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2014年10月18日 (土)

リアルタイム患者被ばく線量計を開発

2014年10月17日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 X線透視はさまざまな医療に使われて
いる。
 
 その際のX線被ばくをどう監視するかが
課題だ。
 
 患者の放射線障害を防ぐため、
リアルタイムで被ばく線量を簡単に測れる
装置を、東北大学大学院医学系研究科
・災害科学国際研究所の千田浩一
(ちだ こういち)教授らが開発した。
 
 4センサーを備えており、同時に4カ所
の皮膚の被ばく線量を測定でき、皮膚障害
や脱毛を起こす線量に達するとわかれば、
その前にX線照射をやめることができる。
 
 早ければ年内にも商品化する。
 
 米国医学物理学会が発行する
Medical Physics 10月号に発表した。
 
 X線透視下で体内に細い管(カテーテル)
を入れて病気を治す方法は、がんや
心筋梗塞、狭心症などに有効だが、症例
によってX線透視撮影時間が長引くため、
患者の被ばく線量の増加が問題となって
いる。
 
 こうした治療による放射線障害が現在
でも報告されており、その防止が求め
られている。
 
 放射線障害の回避には、急性障害が発生
する線量を超える前にX線照射を中断する
必要があり、患者被ばく線量の
リアルタイムの正確な測定が鍵を握る。
 
 リアルタイム線量計はこれまでも製造
されたが、センサーが有害物質であったり、
X線画像の障害陰影になったりする欠陥が
あり、現在は使われていない。
 
 研究グループは、センサーに用いる蛍光体
を探索した結果、酸硫化イットリウム系の
蛍光体が毒性もなく、X線に対して高感度
で、劣化しない特性を見いだした。
 
 酸硫化イットリウム系の蛍光体センサー
と光ファイバーケーブル、フォトダイオード
などを組み合わせて、4センサーをもつ
マルチセンサー型リアルタイム患者被ばく
線量計を開発した。
 
 これにより、X線透視の邪魔をせずに
高感度なリアルタイム被ばく線量測定が
可能となった。
 
 4カ所の皮膚で同時に測定できる線量計
を試作することで、1カ所の測定だけでは
難しかった最大被ばく線量をより的確に
測れるようにした。
 
 国内で特許公開され、国際特許も出願
した。
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 素晴らしいですね。
 
 気になるのは、最近多く行われている
カテーテル治療はどの程度の被ばく線量
になっているのでしょうか?
 
 線量が越えたからと言って、治療を中止
するわけにはいかないはず。
 
 大部分は大丈夫なのだと思うが、
どうしても過剰な被曝となるケースは
あり得る。
 
 その場合、カテーテル手術を時間的に
分割するしかないと思う。
 
 いずれにしても、リアルタイムで
被曝線量を測定出来るようになったと
いうことは素晴らしい。
 
 被曝の問題は、工夫次第で乗り越え
られるはず。
 
 今後の安全な医療の進歩に大きく寄与
すると思います。
 
 期待したい。

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「病院内移動支援システム」を開発 ~高齢者・障がい者にやさしい、患者サービスを目指して~

2014/10/14  慶應義塾大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 慶應義塾大学医学部の三村將教授、
同大学院システムデザイン・マネジメント
研究科の西山敏樹特任准教授は、
株式会社豊田自動織機と共同で、
「病院内移動支援システム」を開発
しました。
 
 このシステムは、病院内の患者さんの
移動をサポートし、移動したい場所を
モニタの画面で指定し座っているだけで
目的地に運んでくれるものです。
 
 大規模病院内での移動面において、
患者さんと病院スタッフ双方の身体的
・精神的負担を軽減する画期的なシステム
です。
 
 2014年7月から実施した病院での患者さん
の試乗評価でも概ね良好な評価を得ること
が出来ており、今後普及に向けて検証
・評価を続けてまいります。
 
 なお、このシステムは、このたび
2014年度グッドデザイン賞
(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)
を受賞しています。
 
 
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 良いですね。
 
 病院内の移動は高齢者・障がい者に
とって以外に大変なものです。
 
 サポートする看護師さんにも負担が
かかります。
 
 「やさしいシステム」素晴らしい。

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2014年10月17日 (金)

ES細胞による黄斑変性治療,安全性と忍容性を臨床で確認

2014年10月15日 MTPro
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 米・Jules Stein Eye Instituteの
Steven Schwartz氏らは,ヒトES(hES)細胞
による黄斑変性治療の中・長期の安全性
および忍容性を評価した臨床第Ⅰ/Ⅱ相試験
の結果をLancet
(2014年10月15日オンライン版)に発表
した。
 
 同氏らは,若年性黄斑変性の一種である
スタルガルト病および萎縮型加齢黄斑変性
の患者各9例の網膜下にhES細胞から分化
させた網膜色素上皮細胞を移植し,最長で
37カ月追跡。
 
 その結果,忍容性が確認され,移植
されたhES細胞由来細胞に関連すると
考えられる有害事象は認められなかった
と報告した。
 
 また,過半数の患者で視力の改善が
認められたという。
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 Good news!
 
 ES細胞は倫理的な問題がありますが、
iPS細胞研究と共に再生医療を牽引して
行く両輪ですね。
 
 iPS細胞による加齢黄斑変性の臨床研究も
実施されましたし、今後に期待です。

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順天堂大とオンコリス、初期の非小細胞肺がん患者の血中に浮遊するCTC検出に成功

2014年09月25日 日刊工業新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 順天堂大学大学院の十合晋作准教授は、
創薬ベンチャーのオンコリスバイオ
ファーマとの共同臨床研究により、がんの
最も初期段階「ステージIa」にある
非小細胞肺がん患者の約3割で、血中を
浮遊する微小ながん細胞
(血中循環腫瘍細胞=CTC)の検出に
世界で初めて成功した。
 
 CTCは、がん治療後にも血中を循環
することで他の部位に転移して再発する
要因とされている。
 
 約50人の非小細胞肺がん患者を対象
に、7・5ミリリットルの血液を採取。
 
 オンコリスバイオファーマが開発した
遺伝子改変アデノウイルス
「テロメスキャンF35(開発コード
OBP―1101)」と混ぜて検出した。
 
 CTCの検出では、非小細胞肺がん患者
の約3割から検出したという最先端の報告
があるが、がんが最も進んだ
「ステージIV」と呼ばれる段階での事例。
 
 今回成功したステージIaでは、がんが
ほとんど進行していないため、通常は
胸部CTで発見しても、炎症なのか
がんなのかの判別が難しい。
 
 十合准教授は今後、テロメスキャンF35
を使った高感度CTC検出について、
すべての固形がん領域を対象に順天堂大
医学部付属順天堂医院で横断的な
臨床研究プロジェクトに発展させたい
考えだ。
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>がんの最も初期段階「ステージIa」
>にある非小細胞肺がん患者の約3割で、
>血中を浮遊する微小ながん細胞
>(血中循環腫瘍細胞=CTC)の検出に
>世界で初めて成功した。
 素晴らしい。
 
 この記事も血液中からがんを発見する
というものですね。
 
 是非、病院として横断的な臨床研究
プロジェクトに発展させて欲しいと
思います。
 
 肺がんも自覚症状が殆どないので、
手遅れになる可能性が大きながん
として知られています。

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味の素、血液検査ですい臓がんを早期に発見する技術を開発

2014/10/08 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 味の素は10月7日、血中アミノ酸濃度
バランスを調べることで、すい臓がんを
早期発見することができる技術を開発
したと発表した。
 
 同成果は、同社と大阪府立成人病センター
の片山和宏副 院長らとの共同研究による
もので、第73回日本癌学会学術総会で発表
された。
 
 同社は血液中のアミノ酸を測定し、健康な
人とがんである人を比べることで複数の
がんのリスクを評価する「アミノ
インデックスがんリスクスクリーニング」
という検査を2011年から事業化している。
 
 今回、同技術がすい臓がんの発見にも
有効かどうかを検証するために、360名の
すい臓がん患者と、8372名の健康な人の
血中アミノ酸濃度バランスを測定し比較
した。
 
 その結果、すい臓がん患者では健康な
人に比べ血中アミノ酸濃度バランスに
大きく変化が認められ、手術の可能性
のある比較的ステージの早い患者でも
進行がん患者と同様のアミノ酸パターン
を示したとのこと。
 
 すい臓がんは早期では自覚症状が
少なく、約6割が手術不可能な進行がん
の状態で発見される、治療が困難ながん
として知られており、延命や治癒のため
には早期に発見することが重要となる。
---------------------------------------
 
 血液検査だけで、すい臓がんの早期発見
が出来るとは素晴らしい。
 
 最近血液検査だけでいろいろながんの
早期発見が可能となる方法がいろいろ
出てきています。
 
 この方法も含めて早く実用化して
欲しいものです。
 
 がんの検査は結構お金がかかるし、
患者負担も大きい。
 
 今後におおいに期待したい。

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京大など、関節リウマチの原因となりT細胞が認識する抗原となるたんぱく質を特定

2014年10月17日 日刊工業新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 京都大学再生医科学研究所の伊藤能永
助教と大阪大学の坂口志文教授、
京大病院リウマチセンターなどの
研究グループは、関節リウマチの原因
となり、T細胞が認識する抗原となる
たんぱく質をマウス実験で突き止めた。
 
 その抗原に対する反応がヒトの
関節リウマチ患者の約17%で認められた
という。
 
 T細胞は免疫の司令塔の役目を果たし、
自己免疫疾患の原因となるが、T細胞が
認識する抗原は不明だった。
 
 研究グループはこれまで、関節リウマチ
を自然発症する「SKGマウス」を
見いだしている。
 
 今回はこのマウスで、関節炎を引き起こす
T細胞を標的にして活性化する分子
となるT細胞受容体を調べたところ、
RPL23Aというたんぱく質が明らかに
なった。
 
 京大病院で関節リウマチ患者の血清を
調べると、374人中64人が
RPL23Aに反応する抗体を持っていた
という。
 
 リウマチ患者の関節液中にあるT細胞が
RPL23Aによって免疫反応を引き起こす
ことも確かめた。
 
 伊藤助教は「この研究の手法は他の
自己免疫疾患についても、原因抗原の特定
に応用できる」と話している。
---------------------------------------
 
>関節炎を引き起こすT細胞を標的
>にして活性化する分子となる
>T細胞受容体を調べたところ、
>RPL23Aというたんぱく質が
>明らかになった。
 良いですね。一歩前進です。
 
>その抗原に対する反応がヒトの
>関節リウマチ患者の約17%で
>認められたという。
 
 約17%というのが少し残念ですが、
>T細胞が認識する抗原は不明だった。
 
 ことを考えると、Good Newsには
違いないと思います。
 
 又、解析が進めば更なる発見も期待
できますし、今後に期待したい。
 
 自己免疫疾患は曲者ですから、その真の
原因を突き止めるのは大変です。
 
 多分原因物質は一つではないのでしょう。
 
 関連投稿です。

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2014年10月16日 (木)

熊本大、パーキンソン病で新技術 MRIで画像診断

2013/11/14 47news
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
かなり前の記事です。
 
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 熊本大は14日、パーキンソン病などの
神経変性疾患を磁気共鳴画像装置(MRI)
で診断できる解析技術を医療機器大手
フィリップスエレクトロニクスジャパン
(東京)と共同開発したと発表した。
 
 MRIによる診断は従来困難とされて
きたが、既存のMRIのソフトウエアを
交換するだけで脳神経などが鮮明に写った
画像を作成できる。
 
 開発した熊本大の米田哲也准教授
(医学物理学)は「小規模な医療機関でも
安価に導入できる」としている。
 
 造影剤を入れずに脳内の微細な血管を
見ることや、画像のみでパーキンソン病
診断が可能になる。
---------------------------------------
 
 良さそうです。
 
 約1年前のニュースなので、もっと
話題として出てきても良さそうなニュース
なのに聞かないですね?
 
 どうなったのかな?
 
>画像のみでパーキンソン病診断が可能に
>なる。
? ? ?
 
 画像診断の精度が進歩したのは事実なの
だと思いますが、画像のみでパーキンソン病
診断が可能に、というのはまだなのかな?
 
 詳細リンク
平成 25 年 11 月 14 日
熊本大学

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1/10の撮影枚数で三次元電子線断層撮影を実現

平成26年10月14日
筑波大学
九州大学
株式会社システムインフロンティア
東北大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 筑波大学、九州大学、
株式会社システムインフロンティアは、
JST 先端計測分析技術・機器開発プログラム
の一環として、世界に先駆け、
圧縮センシング法による画像再構成
アルゴリズムを搭載した電子線CT
(Computed Tomography、、断層撮影)用
ソフトウェアを開発し、製品化しました。
 
 このソフトウェアにより、三次元再構成
に必要な撮影枚数を従来の1/10から
1/20程度に減らすことが可能となり、
撮影時間の短縮のみならず、
電子線CT観察のネックとなっていた、
電子線照射による試料の損傷や汚れの
誘起といった問題の解決が期待されます。
 
 このソフトウェアは、画像収録に使われた
電子顕微鏡のメーカーを問わず対応が可能
です。
 
 2014年11月1日より試用版の提供
および既存ユーザーに対する
無償アップグレードを開始します。
---------------------------------------
 
>再構成画像の品質を落とすことなく
>再構成に必要な透過像の枚数を、
>従来の1/10から1/20と大幅に
>減らすことが可能となり、撮影時間を
>1/10から1/20に短縮できます。
 素晴らしい。
 
 診断の為とは言え、これで患者が受ける
電子線量を減少させることが出来ます。
 
 当然撮影時間も短くてすみますし、
患者の負担をずいぶん減らすことが
出来そうです。
 
 早く、広く使われるようになると
良いですね。
 
 撮影時間が短縮出来るというのは、
医学研究でも、有用と思います。

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2014年10月15日 (水)

高輝度青色発光ダイオードの開発

2009/06/05 日経テクノロジonline
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 興味のある方は是非見てください。
 全5回シリーズです。
 良くやった。の一言です。
 
 壮絶な苦労。困難。
 凄いですね。尊敬に値する。

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原発避難、政府に専門部署 国関与、なお「支援」どまり

2014年10月15日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
---------------------------------------
 原発周辺の自治体がつくる住民避難計画
をめぐり、安倍政権が支援策を次々に
打ち出している。
 
 しかし、政府の役割は支援と計画の確認
にとどまり、審査はしないという従来の立場
は変わらないままだ。
 
 救助では自衛隊が連携、国が中心になって
放射線モニタリングの拠点を置き、
バス業界や避難先となる自治体との調整役
も国が担う。
 
 規制庁も14日、モニタリングの
現地対策官を鹿児島県に配置し、
地元事務所を新設した。
 
 ただ、避難計画の「了承」は法に基づく
手続きではなく、国の役割はあくまで
自治体の支援にとどまる。
 
 「審査はしていない。確認はしている」
(望月担当相)との立場だ。
---------------------------------------
 
 国主導で原発を推進しておきながら
>「審査はしていない。確認はしている」
>(望月担当相)
 で良いんですか?
 
 無責任極まる。
 
 福島原発事故の時と何がどの程度
変わったのか?
 
 実態は、あまり変わっているとは
思えない。避難しようにも避難先が無い。
 
 避難ルートの確保も出来ない。
 
 実際に事故が起きれば、問題だらけで
福島原発事故とたいして変わらないことに
なりそう。
 
 政府としては、事故は起こらないことに
なっているからね。
 
>「審査はしていない。確認はしている」
>(望月担当相)
 
 で終わり。
 
 国民も事故など起こらないと
思っている?
 
 たいして反発も起こらないところを
見ると、、どうなのかな?
 
 日本の国民はおとなしいね。
 
 米国ではこんな状態では原発の
稼働は出来ません。

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(特定秘密法)身内のチェックに課題 指定の検証役「独立公文書管理監」

2014年10月15日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
---------------------------------------
■独立性 内閣府に設置、残る懸念
 
 「身内意識が働き、きちんとした
チェック機能を果たせないのではないか」。
 
 NPO法人
「情報公開クリアリングハウス」の
三木由希子理事長も、その独立性を疑問視
する。
 
 
■資料提出要求 拡大解釈で省庁拒否も
 
 管理監は秘密の指定が適切に行われて
いるかを判断する際、大臣らに資料提出を
要求できる。
 
 しかし、大臣らが「我が国の安全保障に
著しい支障を及ぼすおそれ」があると判断
すれば拒否できる。
 
 「なんでもない文書でも隠したがるのが
お役所。特定秘密にかかわる文書なら、
なおさらだろう」。
 
 
■内部通報 告発者守る体制に不安
 
 特定秘密を取り扱う人は、管理監または
秘密を指定した行政機関が設置した
通報窓口に通報できる。
 
 だが「今のままでは『通報するなよ』と
脅しているに等しい」と、かつて警察の
「裏金作り」を内部告発した元愛媛県警
巡査部長の仙波敏郎さん(65)は、
受け付け体制に不備があると指摘する。
 
 自身の経験から、内部告発ができる環境
には、通報者に罰則を科さない明確な規定
と、弁護士など完全な第三者が加わった
受け付け体制が必須だと考える。
 
 「こんな条件で内部告発するのは
自殺行為。誰も声をあげるはずがない」
 
 
■指定解除の権限必要
 
 青井未帆・学習院大教授(憲法)の話
秘密法には反対だが、施行される以上、
国民の知る権利を守るためには、
第三者機関がきちんと機能することが
絶対条件だ。
 
 第三者機関には人事院なみの強い権限と
独立性が必要だ。
 
 特定秘密の指定の解除に踏み込める権限
を持たせるべきだ。
 
 だが今の運用基準では、
独立公文書管理監の資料提出の要求でさえ、
行政機関の長が拒否する余地が残されて
おり、秘密の指定が適正にされていること
を確認できるか疑問だ。
 
 公文書は国民の財産であり、しっかり
情報管理されるべきだ。
---------------------------------------
 
 なんともお粗末な法律だと思う。
 
 問題だらけ。
 パブリックコメントも無視。
 
 こんな大事な法律が閣議決定だけで
決まってしまう。
 ひどい政権です。
 
 確かに、全てオープンは無理だと思うが
「第三者機関がきちんと機能することが
絶対条件」でなくてはならない。
 
 何が秘密になっていることさえ秘密
では、どうしてチェックできるのか?
 
 「おそれがある」というあいまいな
言い方で永久に秘密にできる。
 
 誰が考えてもおかしい。
 
 
 関連投稿です。
2013年12月 4日
 
 上記記事で、下記のように言って
います。
 
>特定秘密保護法案は、世界の言論とは
>反対の方向に進んでいると懸念して
>います。
 
>秘密は大きな権力を与えます。
 
>米国では国内の反発から、秘密を
>少なくし、監督を強めるよう見直
>しています。
 
 と言っています。
 
 日本の特定秘密保護法より、
より強い監視権限を持たせた法律を
持っている米国ですら、
 です。
 
 悪法です。喜ぶのは官僚のみ。

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2014年10月14日 (火)

1型糖尿病根治に期待、人工ベータ細胞

2014年10月10日 アメーバニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 インスリンの分泌に関わるベータ細胞を、
幹細胞から人工的に作製する方法が確立
された。
 
 これを移植すれば1型糖尿病を根治できる
可能性がある。
 
 研究を率いたのは、1型糖尿病の子を持つ
父親である。
 
 20年前に幼い息子が1型糖尿病と診断
されたとき、ダグ・メルトン
(Doug Melton)氏は自分で治そうと決意
した。
 
 後に娘も同じ診断を受け、メルトン氏は
思いをさらに強くした。
 
 その努力のゴールがいよいよ見えてきた。
 
 1型糖尿病の患者の体内ではベータ細胞が
不足するが、メルトン氏はこの細胞を
おそらく生涯にわたって補充できる供給源
の作成に成功したとして、「Cell」誌の
10月9日号に論文を発表した。
 
 現在はハーバード大学の教授となった
幹細胞研究者のメルトン氏は、これらの
細胞を置き換えて、かつ体内の免疫系
による攻撃を回避できれば、将来的には
1型糖尿病の克服が可能になると述べて
いる。
---------------------------------------
 
>1型糖尿病根治に期待
 素晴らしい。
 
 まだまだハードルはありそうですが、
可能性が見えて来たということで、
期待したいです。
 
 自ら研究者になって病気を治す。
 愛の力は素晴らしい。
 
 上手く行くと良いですね。
 
-----
 こちらは生活習慣が原因とされる
2型糖尿病の根治治療の可能性に
言及した記事の投稿です。
2014年10月10日

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乳酸菌の意外な力(2)免疫力を高める「L-92乳酸菌」

2014.10.13 産経ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 免疫力はさまざまな免疫細胞で支えられて
いるが、その一つが体内に入ったウイルスを
攻撃して排除する「ナチュラルキラー細胞
(NK細胞)」だ。
 
 NK細胞が活発に働く人ほど免疫力が
高く、感染症にかかりにくいといえる。
 
 最近の研究で、NK細胞を活発に働かせる
には乳酸菌の摂取が有効であることが
分かってきた。
 
 カルピス(東京都渋谷区)は、マウスを
使って乳酸菌の一種「ラクトバチルス・
アシドフィルスL-92株
(L-92乳酸菌)」摂取の効果を調べた。
 
 インフルエンザウイルスを感染させた
マウスに、L-92乳酸菌入りの
生理食塩水を与えたところ、
単なる生理食塩水を与えたマウスに比べて
インフルエンザの発症率が低く、発症した
場合も軽症だった。
 
 また、L-92乳酸菌の摂取群は、
ウイルス感染後、早い段階でNK細胞の
活性が高まり、ウイルスの増殖が抑え
られていることが分かった。
 
 ヒトを対象にした実験でも、同様の
結果だった。
 
---------------------------------------
 
 カルピスも出していたんですね。
 L-92乳酸菌。
 効果はどんな感じなんでしょう?
 
 学会発表はこのリンクを、
 
 NK細胞誘導能の発表は2013年10月17日
でかなり前、
>アレルギー反応が抑えられていることが
>示唆された。
 という言い方で、いまいちな気がする。
 
 既投稿のNK細胞活性化に関連する
乳酸菌関連の記事です。
 
2011年9月 3日
 
2014年1月 2日
 
 じっくり発表内容、世の中の評価などを
考慮しつつ、選択するのが良いと思います。
 
 インフルエンザに効果が、、と言うのが
キーワードかな?
 
 乳酸菌にもいろいろあってその効果も
さまざまなので、目的にあったものを
選択しないとね。

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2014年10月13日 (月)

(報われぬ国 負担増の先に)介護現場の待遇 薄給、耐えられない

2014年10月13日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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■元理事長は高額
 
 これまで社員らの給料は低く抑えられて
きた。
 
 月に16万~17万円がほとんどで、
高い人でも月に20万円台だったという。
 
 ある社員は「採用のときに『ボーナスは
2カ月分出す』と言っていたのに、約束は
守られなかった」と訴える。
 
■進まない改善
 
 介護現場では低い給料への不満が
広がっている。
 
 民主党政権時代の09年、厚労省は
介護職員1人あたり月に1万5千円を
事業所に補助する「介護職員処遇改善
交付金」の制度を設けた。
 
 翌年の調査で、9割近い事業所が制度を
使い、これらの事業所では給料が月に
約1万5千円上がったという結果を
まとめた。
 
 しかし、この数字には疑問の声もある。
 
 厚労省の調査では、交付金は「定期昇給」
「各種手当」「ボーナス」に使われること
が多く、「賃金水準の引き上げ」にあてた
事業所は約15%にとどまった。
 
 福祉施設で働く人の給料水準はあまり
上がらず、月21万円台が続いている。
 
-----
 
 特養などの介護事業者は毎年の収入に
対する収支差の割合が平均8%ほどある
とも主張する。
 
 中小企業の売上高(収入)に対する利益
(収入から支出を引いたもうけ)の割合は
13年度は2・2%だったので、
大きく上回っているという。
 
 一方、全国老人福祉施設協議会は財務省
の主張に反発する。
 
 今月には、加盟する特養などの収支差は
ゼロだという調査結果をまとめ、公表した。
 
 財務省が言うように介護報酬を
引き下げれば運営が難しくなり、
「介護崩壊の危機」と訴えている。
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 厚労省の言っている数字の根拠はどこに
あるのでしょうか?
 
 だいたい、数字の根拠は曖昧。
 どれほどの根拠があるのかわからない。
 
 政府は都合の良い数値しか出して
こない。単純に言って信用出来ない。
 
 介護に実際に勤務している人達の給料が
低いのは事実ではないのか?
 
 ならば介護報酬を下げるのはおかしい。
 
 下げて給料が上がるはずがない。
 介護崩壊にしかつながらない。
 
>社福が運営する特養には1施設あたり
>3億円を超える内部留保がある
 
 というのならその社福の運営を正せば
良い。
 
 福祉全体の報酬を下げて改善するはずが
ない。
 
 お役人の考えは理解出来ない。
 
 だいたい企業はお偉方に高く、一般職員
は低い。格差があるものではないか?
 介護報酬を下げたからと言って、
どうしてこの問題が改善される?

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非可食性バイオマスを利用した耐衝撃性バイオポリマーを開発 ―従来バイオ素材では困難な耐衝撃性を実現―

2014年10月7日
新エネルギー・産業技術総合開発機構
日立造船株式会社
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 我が国の化学品の大半は石油由来の原料
から製造(国内石油総消費量の約23%)
されており、化学産業の炭酸ガス排出量は
日本全体の約5%を占めています。
 
 地球温暖化問題を解決する手段のひとつ
として、これら化学品製造の
革新的イノベーションの実現が求められて
おり、ゼロエミッション原料である
非可食性バイオマスを利用した化学原料
への転換が重要な課題となっています。
 
 NEDOと日立造船(株)、大阪大学等の
産学連携グループは、非可食性バイオマス
から最終化学品までの一貫製造プロセスを
構築し、非可食性バイオマス原料への転換
を図るためのプロジェクト※1を推進。
 
 今回、非可食性バイオマスである
木本植物の杜仲(トチュウバイオマス)※2
が作り出すバイオトランスポリイソプレン
※3から、耐衝撃性バイオポリマーの開発に
成功しました。
 
 開発したバイオポリマーは、単体として、
代表的なバイオ素材であるポリ乳酸
(標準品)と比較して26倍の耐衝撃性を
発揮します。
 
 これにより、今後の国内成長分野である
自動車産業、福祉(介護)用具産業、
スポーツ産業向けのバイオ素材としての
活用が期待されます。
 
 今後は、非可食性バイオマスである
トチュウバイオマスから化学品までの
一貫製造プロセス開発を更に進め、
ベンチスケールによる精製プロセスの実証
や出口戦略を見据えた開発として、
バイオポリマーと石油由来化学品ポリマー
を混合したブレンド材料や無機フィラー※4
を用いた高強度複合材料などの付加価値の
高い機能性素材の開発にも取り組んで
いきます。
 
 これらの成果は、2014年10月15日(水)
から17日(金)までパシフィコ横浜で開催
される「BioJapan2014」、
2014年11月12日(水)から14日(金)まで
東京ビッグサイトで開催される
「グリーン・イノベーションEXPO2014」
において発表します。
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 これも前投稿と同様素晴らしい成果だと
思います。
 
>大気中の炭酸ガスをバイオマスにより
>固定し化学原料へ転換させることで、
>非石油、低炭素化社会の実現を
>目指します。
 
 おおいに期待したい。

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二酸化炭素からポリウレタン原料を効率的に合成  -環境に調和したポリウレタン製造プロセスが実現可能に-

2014/09/30 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・二酸化炭素を用いてポリウレタンの原料
 を合成する新しい反応プロセス
 
・二酸化炭素とアミン、
 スズアルコキシド化合物との反応で
 芳香族ウレタンが高収率で生成
 
・猛毒のホスゲンを使わない、環境に
 調和したポリウレタン製造プロセス
 の実現に期待
 
 
-----
概要
 
 独立行政法人 産業技術総合研究所
(以下「産総研」という)触媒化学融合
研究センター触媒固定化設計チーム
崔 準哲 主任研究員、安田 弘之
研究チーム長らは二酸化炭素(CO2)と
アミン、スズアルコキシド化合物とを
反応させて、芳香族ウレタンを高収率で
得る新しい反応プロセスを開発した。
 
 芳香族ウレタンは、現在医農薬品などに
用いられる化学物質であるが、
ポリウレタンの原料として非常に有望
である。
 
 現在、ポリウレタンの製造には、猛毒で
腐食性の強いホスゲンが原料として用い
られている。
 
 また、製造過程で多量の廃棄物が副生
するため、より環境に調和した
製造プロセスへの転換が強く望まれている。
 
 産総研では、安価で豊富に存在する
CO2とアミン、アルコールを原料に用いる
ことで、理論上廃棄物が全く生成しない
理想的な環境調和型ウレタン合成法の開発
に取り組んできた。
 
 しかし、これまでに開発した技術では
合成できるウレタンの種類が限られ、
ポリウレタン原料の元になる芳香族
ウレタンを合成することはできなかった。
 
 今回、CO2加圧下でアミンと
スズアルコキシド化合物を反応させると、
芳香族ウレタンが高収率で合成できること
を見いだした。
 
 なお、この技術の詳細は、
2014年10月16~18日に旭川グランドホテル
で開催される第44回 石油・石油化学討論会
で発表される。
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>理論上廃棄物が全く生成しない
>理想的な環境調和型ウレタン合成法
 になるかも知れない?
 
 素晴らしい。
 
 早期の実用化に期待したい。

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「遺伝子治療にも支援を」、再生医療盛り上がりで訴え 成育医療センターがメディア向けに講演

2014年10月7日 m3.com
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
会員登録が必要です。
 
 但し、医療従事者のみというのがね~
 
 どうして情報を公開しない?
 公開すると誤解を招きかねない
ものもあるかも知れませんが、
 やり方があるはず。
 
 安易に医療従事者に限定する。
 こういうサイトが多すぎる。
 
 日本の情報公開度は、米国に
対して低すぎる。
 
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 国立成育医療センター研究所成育遺伝
研究部部長の小野寺雅史氏が10月7日、
メディア向けに、小児領域の難病における
遺伝子治療の実態について講演した。
 
 小野寺氏は、遺伝子治療が遺伝子導入に
用いるウイルスベクターの改善で治療実績
が上がりながらも、ベクターの入手が容易
ではないなどの問題点を指摘した。
 
 再生医療がiPS細胞やES細胞の研究の進展
で注目を集める中、「今は再生医療メーン
が否めない」としながらも、遺伝子治療
にも各方面から支援や体制作りが重要
である点を指摘した。
 
 遺伝子書き換え研究も進む遺伝子治療
では、問... 続きを読む
---------------------------------------
 
 同感です。
 
 遺伝子治療でしか救われない人が確実に
存在するし、再生医療に劣らない成果が
期待出来るかも知れない。
 
 そこにも是非光を当てて欲しい。

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もんじゅ、監視カメラ3割故障 ナトリウム漏れ対策

2014年10月13日朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 日本原子力研究開発機構は12日、
停止中の高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)
で、ナトリウムの漏れを監視するカメラ
180台のうち約3分の1が故障している
ことを明らかにした。
 
 安全上の問題はないとしているが、
保安規定に違反する可能性もある。
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 本当にいい加減です。
 
 反省能力があるのでしょうか?
 一般の企業であれば継続不可能。
 
 原子力機構もいい加減。
>原子力機構は「漏洩(ろうえい)を検知
>する装置もあり、カメラは補助的なもの。
>故障した場所には別のカメラもあり、
>安全上の問題はない」としている。
 何という言い方なのか?
 
 こんなことだから、
>約1万点に上る機器の点検放置が発覚
>し、規制委が昨年5月、点検や管理の
>態勢の見直しが終わるまで運転再開の
>準備を禁じる命令を出している。
 ということになっているし、
 
 安全意識などあるとは思えない。
 
 政府は何故こんないい加減な組織を
そのままで良しとするのか理解
しがたい。
 
 それこそ、継続が必要というのなら
解体的出直しが必須でしょう。
 
 何故、誰も言わない。
 言えない? 多分そう。

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2014年10月11日 (土)

75歳以上の保険料上げ 高齢者医療、170万人の負担増

2014/10/11 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
全文を読むには会員登録が必要です。
 
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 厚生労働省は2016年度をメドに公的医療
保険の加入者の負担を引き上げる検討に
入った。
 
 会社員の子どもの扶養家族になっていた
75歳以上の約170万人を対象に、保険料の
優遇措置を廃止する。
 
 低所得者向けの軽減措置も段階的に縮小
し、国費投入額を年800億円程度減らす。
 
 現役世代でも高所得者の保険料を
引き上げる。
 
 医療費の膨張に対応し負担を増やす
狙いだが、支出の効率化策も必要に
なりそうだ。
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 今となっては、やむを得ない対応
なのかな?
 
 高齢者は勿論、全ての国民にとって
暮らしづらくなりますね。
 
 そもそもこうなるのは分かって
いたはず。
 何もしないで放置していたのだから、
 
1.出生率を低いまま放置。
2.国の借金を無神経に増やし続けて
  これまた放置。
  借金を考慮すると消費税10%の可能性
  もある。
3.真の経済成長政策をとらず、
  昔ながらの公共投資依存。
4.農政改革をしない。
  = 世界に開かれた国を目指して
     いない。
  = 世界と競争出来ない国作り。
    TPP交渉の難航がその帰結。
 
 少子高齢化は当然の結果。
 そうなれば、こうなるのが当然。
 
 出生率の解消は短期では出来ない。
 遙か以前から実施してこなくては
いけなかった問題。
 
 適正な人口という課題はあるので
最終的な落ち着き先は決めておかない
といけないが、どう考えている?

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中村修二教授「開発が偉大でも市場で勝てない」

2014年10月08日 読売オンライン
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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――日本の多くの教授が海外での研究を
目指し、頭脳流出ではないのか。
 
 米国は研究者にとって、多くの自由
がある。
 
 必死で努力すれば、誰でもアメリカン
ドリームを手にするチャンスがある。
 
 日本ではそのチャンスはない。
 
 年齢による差別、セクハラ、健康問題
での差別があり、米国のような本物の
自由がない。
 
 日本では大企業のサラリーマンになる
しかない。
 
 企業が大きな事業をやっていても、
社員は平均的なサラリーマンだ。
 
 米国では、何でも好きにやれる。
 
――今回の受賞が日本にとって持つ
意味は。
 
 3人のノーベル賞受賞者が出るという
のは、日本にとって躍進だと思う。
 
 ただ、日本で開発が行われても、
日本企業はグローバル化で問題を抱えて
いる。
 
 開発が偉大でも、市場では勝てない。
 
 携帯電話技術や太陽電池で、日本の製品
は当初、非常に優れていた。
 
 しかし、グローバル化に失敗した。
 
 LEDも同じだ。
 
 日本で開発されたが、すべての市場を
失っている。
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 一考に値する言葉だと思う。
 
>米国は研究者にとって、多くの自由
>がある。
>日本には米国のような本物の自由が
>ない。
 
 このままでは、優秀な研究者の大多数は
米国に行ってしまうのでは?
 
 このことは、日本にとって大きな
マイナスのはず、政府は何故、何も
手を打たない。
 
>日本で開発されたが、すべての市場を
>失っている。
 
 かなり極端な言葉ですが、医学でも
そう。せっかく世界で最初に発見して
いたにも関わらず、製品化は海外と
いう例は数知れない。
 
 このことは、日本にとって大きな
マイナスのはず、莫大な市場を失った。
 
 政府は何故、何も手を打たない。
 
 政治家は何を見ているのだろう?
 
 経済が成長しなければ国民は困って
しまう。口では経済成長が最優先とか
言っておきながら根本的な所には
手を打たないように思う。
 
 日本の国際競争力はそんなに悪くは
ないらしいけれど、
 
 どうして? どうして? どうして?
何度でも、考えてください。
 
 そして具体的に行動を!
 
 口先ばかりでは何も変わらない。

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2014年10月10日 (金)

糖尿病の根本治療薬に道 原因のたんぱく質、働き解明

2014年10月8日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 生活習慣が原因とされる2型糖尿病で、
発症にかかわるたんぱく質「CD44」の
働きを抑えると、血糖値を下げるだけ
でなく、脂肪細胞の炎症も抑えられる
とする研究結果を、米スタンフォード大や
北里研究所がまとめた。
 
 肥満の人は脂肪細胞が炎症を起こし、
インスリンがうまく働かなくなると考え
られており、糖尿病の根本的な治療薬の
開発につながる可能性があるとしている。
 
 現在の糖尿病治療薬は、インスリンの
分泌を促すことで血糖値を下げるタイプ
が主流だ。
 
 スタンフォード大上席研究員の児玉桂一
さんは「糖尿病の原因となる脂肪細胞の
炎症を抑えることができれば、インスリン
がうまく作用し、糖尿病を治すことが
できるかもしれない」と話す。(岡崎明子)
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 希望が持てそうな結果ですね。
 
>糖尿病の原因となる脂肪細胞の
>炎症を抑えることができれば、
>インスリンがうまく作用し、糖尿病
>を治すことができるかもしれない
 
 要するに、糖尿病の根本的な治療薬
の開発につながる可能性がある?
 
 期待したい。

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高分解能航空機搭載映像レーダ(Pi-SAR2)による御嶽山噴煙下レーダ画像 ~30cmの細かさで噴火口の場所や大きさ・その形状が明瞭に~

2014年10月2日
独立行政法人 情報通信研究機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 NICTは、火山の噴煙や雲の影響を受ける
ことなく地表面を30cmの細かさで観測する
ことができるXバンドの高分解能航空機搭載
映像レーダ(略称: Pi-SAR2)、並びに
観測データの高速処理技術の開発を進めて
きました。
 
 この装置を用いて、平成26年9月27日
(土)に噴火が始まった御嶽山の緊急観測
を10月2日(木)に実施し、御嶽山の
火口周辺の詳細なレーダ画像を取得
しました。
 
 得られた画像は、直ちに火山噴火予知
連絡会をはじめ関係機関に提供しました。
 
 また、Webサイトを通じて広く
公開します。
 
URL: http://www2.nict.go.jp/aeri/rrs/pisar2-ontake/index.html
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 素晴らしいですね。
>火山の噴煙や雲の影響を受けることなく
>地表面を30cmの細かさで観測することが
>できる
 
 写真を見て頂くのが一番。

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2014年10月 9日 (木)

自治体・業者、広がる反発 再生エネの新規買い取り中断

2014年10月9日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 福島県は再生エネを復興の柱にすえ、
県内に必要なエネルギーすべてを
再生エネでまかなうことをめざしている。
 
 だが、中断が長引けば、せっかく集まり
始めた再生エネ事業者が経営難に陥り
かねず、危機感は強い。
 
■国の努力不足、指摘も
 
 スペインでは気象情報をもとに風力や
太陽光の発電がどれぐらいになるかを事前
に予測し、需要に応じて出力を調整する
仕組みを構築。
 
 再生エネが国内の電力消費量の約4割に
達するが、安定的に電気を送れている
という。
 
 再生エネを25%まで高めたドイツでは、
再生エネの発電に適している北部から
電力需要の多い南部に電気を送る送電網の
整備を計画的に進めている。
 
 また、再生エネは原子力を含む他の電源
より優先的に給電することになっている
という。
 
 日本は、原子力や水力などが最優先で、
太陽光や風力はその次という位置づけだ。
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 当然だと思う。
 
 日本は、国としての方針が無い。
 
 再生エネを何%まで持って行くのか?
 目標がない。
 当然ながらそれに向けての施策も無い。
 
 全て企業任せ、やる気など無い。
 
 発電も、電力網も同一企業、これで
再生可能エネの推進など不可能。
 分かっているはず。

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SPEEDI、活用せず 原発避難、実測に転換 規制委方針

2014年10月9日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
>原発などで重大事故が起きた際に
>放射性物質の広がりを予測する
>「SPEEDI(スピーディ)」
>(緊急時迅速放射能影響予測
>ネットワークシステム)について、
>原子力規制委員会は8日、住民避難
>などの判断に使わない運用方針を
>決めた。
 
 実測値をもとに判断するんだそうです。
 こうした方が良いという説明
ありました?
 
 全国のどの原発が事故を起こしても
良いように全国に密に実測出来る測定器
を配備する? いつから?
 
 事故を起こした現場の近くには人は
行けないので、そのデータは遠隔から
監視出来るものにしないといけないと
思うが、そんなことをすれば膨大なお金が
かかる。
 
 予算措置は?
 聞いていませんが、、
 
 さらに気になるのは、そんなに簡単に
SPEEDIの設置目的を変えても良いので
しょうか?
 
 税金の使い道を!
 
 国民の意見は聞かないのですか?
 
 原子力規制委員会って川内原発稼働許可
の話しもそうですが、ひどい組織ですね。
稼働許可の条件に非難計画の有無は関係
ないし、

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巨大噴火兆候、専門家が助言 川内再稼働へ対策手順提出

2014年10月9日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 九州電力は8日、川内原発1、2号機
(鹿児島県)の再稼働に向け、火山の
巨大噴火対策の具体的な手順などを定めた
「保安規定」に関する申請書類を、
原子力規制委員会に提出した。
 
 兆候をとらえたら外部の専門家3人に
助言を求めたうえ、社長が対応を判断する
としている。
---------------------------------------
 
>兆候をとらえたら外部の専門家3人に
>助言を求めたうえ、社長が対応を判断
>するとしている。
 
 何を言っているのかな?
 
 兆候って誰が監視していてとらえる
のでしょうか?
 
 兆候の基準は?
 基準なくして兆候の判断など出来ない。
 
 素人としては、予知などできないこと
になっている状況で、兆候を捉える?
 
 どの位の時間差でその前兆を捉えられる
のでしょうか?
 
 極めて曖昧。
こんなことで良いのですか?
 
 原子炉の核燃料は停止しても、直ちに
搬出などできない。
 崩壊熱が膨大で、ある程度冷えるまで
待たないといけないはず。
 福島第一原発事故で分かっているはず。
 あの時も、原発は停止していた。
 
 福島議員が6年と言っていましたが、
そうすると6年以上前にその兆候を
捉えないと役に立たない。
 
 まして、搬出先も未定。
 
 さらに規制委員会は、予知は出来ない
はずなのに、「川内原発の稼働中に起きる
可能性は十分低く、」とか言っている
 
 矛盾だらけ、国民の安全は担保されて
いない。
 
 もし、噴火が起これば想定外で終わり。
 何も出来ない。ひどい話し。

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2014年10月 8日 (水)

NMR磁石で世界最高磁場を発生

2014年10月6日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 物質・材料研究機構
(NIMS、茨城県つくば市)で、世界最高磁場
となる超1GHz核磁気共鳴(NMR)システムの
開発が大詰めを迎えている。
 
 超伝導磁石の磁場を8月から徐々に上げ、
10月1日、ついに1GHzを超えて1001MHz
(23.5テスラ)の世界最高磁場を発生させる
ことに成功した。
 
 研究チームが10月2日発表した。
 
 開発したのは、NIMSの強磁場ステーション
を中心として、理化学研究所
ライフサイエンス技術基盤研究センター、
神戸製鋼所、JEOL RESONANCEからなる
20人以上の研究チーム。
 
 NIMS強磁場ステーションに新しいNMR磁石
を設置して、より高性能、高分解能の解析
ができるNMRの実現を目指して、研究開発と
実験を重ねてきた。
 
 この超伝導磁石の最大の特徴は、既存の
ニオブ系超伝導材料でなく、
新しいビスマス系高温超伝導線を用いること
で、より大きな電流を流して、従来の技術の
限界だった1000MHz(23.5テスラ、ドイツが
2009年に達成)を超える磁場を発生させる
ことを可能にした点にある。
 
 プロジェクトは06年に始まったが、11年
の東日本大震災による損傷に伴う2年間の
大修理、研究代表者だったNIMSの木吉司
(きよし つかさ)博士の急死(2013年1月)、
同年の(超伝導状態にするために極低温を
実現する)ヘリウムの供給危機など幾多の
困難を乗り越えてきた。
 
 今後も、設計上の限界値である1030MHz
(24.2テスラ)に向けて磁場を上げる実験を
続ける。
 
 研究チーム代表の清水禎(しみず ただし)
NIMS強磁場ステーション長は「木吉司さん
らが取り組んできた足かけ20年の努力が
ようやく実った。
 
 日本の超伝導研究のシンボルのような
到達点だ」と話している。
 
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 素晴らしい。
 
>足かけ20年の努力
 凄いですね。
 
>より高性能、高分解能の解析ができる
>NMRの実現
 に向けて、もう少し、頑張ってください。

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(社説)ノーベル賞 地道な研究の土壌守れ

2014年10月8日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 今年のノーベル物理学賞は、LEDの中
でも最も難しかった青色LEDの実現で
世界に貢献した3人の日本人研究者に
贈られることになった。
 
 社会に役立った研究者に賞を贈ろう
というノーベルの遺志に沿うものだ。
 
 赤崎勇・名城大教授と天野浩・名古屋大
教授の師弟は、名古屋大で明るく輝く
LEDに欠かせない良質な結晶を作った。
 
 世界の多くの研究者があきらめた
窒化ガリウムという物質にこだわり続けた
末のことである。
 
 中村修二・米カリフォルニア大
サンタバーバラ校教授は、徳島県の
企業研究員時代に、失敗に失敗を重ね
ながら結晶を大きくする方法を開発し、
青色LEDの製品化にこぎつけた。
 
 3人に共通するのは、愚直なまでに
一つの道を追求し続けたことである。
 
 その粘り強さをたたえる一方で、
今の日本でもこうした地道な研究が実を
結ぶだろうかと心配せずにいられない。
 
 目先の成果を追い求める風潮が強まる
一方で、企業研究者の貢献が軽視される
傾向が、あちこちで見られるからだ。
 
 大学では、研究資金の配分に競争の要素
が色濃くなって、短期的な成果が
求められるようになった。
 
 今でも赤崎さんや天野さんのような研究
に、成功までの時間が与えられるだろうか。
 
 中村さんは世界的発明にもかかわらず、
所属企業で厚遇を得てはいなかった。
 
 中村さんの異議申し立てから約10年。
 
 果たして、企業は社員に十分、報いる
ようになっているのだろうか。
---------------------------------------
 
 ノーベル物理学賞受賞、
おめでとうございます。
 
 おめでたいことなのですが、このことに
関連して心配していることがあります。
 
>今でも赤崎さんや天野さんのような
>研究に、成功までの時間が与えられる
>だろうか。
 
>中村さんは世界的発明にもかかわらず、
>所属企業で厚遇を得てはいなかった。
 
 日本で研究を続けることさえ
出来なかった。
 
 受け入れてくれたのは米国です。
 
 関連記事です。
 
 前回の受賞者の南部陽一郎さんは
米国籍、米国人だと言っている。
 
 ノーベル化学賞を受賞した下村脩さん
も米国です。
 下村さんの「緑色蛍光タンパク質
(Green Fluorescent Protein; GFP)」
の発見は現在の医学の発展にものすごく
寄与しています。
 
 これがなかったら現在の医学の発展は
なかったと思うくらいです。
 
 この時から、真の科学者を育てる環境が
日本にあるのだろうか?
 あるいは、そういう環境を整えようと
しているのだろうか?
 
 と言う疑問をずっと抱いていました。
 
 それで今回の受賞。
 このことを凄く心配しています。
 
 発明は企業のものとかいう話しが
ありましたね。
 
 色々な人がいる、異なる個人を認め
尊重し、共に高め合い、共存する。
 それが民主主義と言うもののはず。
 
>喜ぶだけでなく施策も点検したい。
 心からそう思います。

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2014年10月 7日 (火)

低環境負荷の人工硫化銅鉱物で高効率な熱電変換を可能に

2014/10/06 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
・天然の硫化銅鉱物コルーサイトに倣った、
 レアメタルレスで低毒性元素が主成分の
 熱電変換材料の開発に成功
 
・銅、硫黄、スズを主成分としている
 人工鉱物コルーサイトが、400℃付近で
 高い熱電変換性能を示すことを発見
 
・コルーサイトは低毒性で地殻埋蔵量の
 多い元素を主成分とするため、
 熱電発電の大規模化に資すると期待
 
 
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概要
 
 国立大学法人広島大学
(以下、「広島大学」という)大学院先端
物質科学研究科の末國晃一郎 助教、
高畠敏郎 教授、独立行政法人産業技術総合
研究所(以下、「産総研」という)
エネルギー技術研究部門熱電変換グループ
の太田道広 主任研究員らの研究チームは、
天然硫化銅鉱物の一種コルーサイトと同じ
結晶構造の人工鉱物Cu26V2M6S32
(M = Ge, Sn)を合成し、400℃付近で
高い熱電変換性能を示すことを発見
しました。
 
 この物質は、低毒性で地殻中の埋蔵量が
豊富なCu(銅)、Sn(スズ)、S(硫黄)を
主成分としているため、レアメタルレスの
熱電変換材料といえます。
 
 この新しい熱電人工鉱物の発見は、
環境負荷の低い高効率熱電発電の実現に
大きく寄与するものと期待されます。
 
 この成果は、10月3日(米国時間)に、
米国物理学協会の専門誌
「Applied Physics Letters」の
オンライン版で公開される予定です。
 
 なお、本研究は、科学研究費助成事業
(独立行政法人日本学術振興会:若手研究
(B)<課題番号 26820296>、基盤研究(C)
<課題番号 25420699>)、
一般財団法人熱・電気エネルギー技術
財団 研究助成、公益財団法人中国電力
技術研究財団 研究助成の支援を受けて
行いました。
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>実用化へ向けて、環境にやさしい
>鉱物熱電変換システムを世界に先駆けて
>試作します。
>これらの取り組みにより高効率で
>低環境負荷な熱電発電をいち早く実現
>させ、持続可能なエネルギー社会の
>実現に貢献します。
 
 期待したいですが、どの位本気なんで
しょうか?
 
 最近の再生可能エネルギーに対する
姿勢を見ているとなんとなく疑い深く
なってしまいます。
 
 でも、熱電変換による発電は安定電源
になりうるもので、実用化されれば、
比較的導入しやすいものだと思いますので
期待して待とうと思います。

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「ひまわり8号」打ち上げ成功 H2A、予定軌道に投入

2014年10月7日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 H2Aロケット25号機が7日午後、
鹿児島県の種子島宇宙センターから
打ち上げられた。
 
 約30分後に搭載していた静止気象衛星
「ひまわり8号」を予定の軌道に投入し、
打ち上げは成功した。
 
 H2Aの成功は19回連続で、成功率は
96%となった。
 
 気象庁によると、ひまわり8号は、
現在運用されている7号から解像度を2倍、
撮影速度を3倍に高めた次世代型の
気象衛星。
 
 1週間かけてニューギニア島上空
3万6千キロの静止軌道に入り、テストを
経て来夏から観測を始める。
 
 姉妹機の9号も再来年度に打ち上げ予定
で、2機で2028年ごろまで観測する。
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 おめでとうございます。
 生中継見ました。素晴らしい。
 
 運用開始は来夏とのことで、ずいぶん先の
話しになります。
 
 観測精度も上がるようですので、
おおいに期待したい。

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メタボのブレーキに肝臓癌を抑制する働きを発見 ~新しい肝臓癌治療法の可能性~

平成26年10月3日
東京大学 大学院医学系研究科
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
〇タンパク質AIM注1)は細胞中での
 中性脂肪の蓄積を阻害するメタボリック
 シンドロームのブレーキとして働く。
 
〇このタンパク質は肝臓の細胞が癌化する
 と、細胞の表面に蓄積して癌細胞が除去
 されやすくする作用があることを今回
 明らかにした。
 
〇肝臓癌は有効な抗癌剤がなく治療が困難
 であるが、今回の発見により、AIMを
 利用した新規かつ安全な肝臓癌の治療法
 を開発できるようになることが期待
 される。
 
 
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発表概要
 
 東京大学 大学院医学系研究科の宮崎 徹
教授らの研究グループは、本研究グループ
が発見し、メタボリックシンドロームの
ブレーキとして働くことが知られている
タンパク質AIMが、肝臓に生じた癌細胞
を選択的に除去せしめる働きがあることを
明らかにした。
 
 AIMは血液中に存在するタンパク質で、
通常は脂肪細胞や肝臓の細胞(肝細胞)に
取り込まれ、細胞中での中性脂肪の蓄積を
阻害することによって肥満や脂肪肝の進行
を抑制する、いわばメタボのブレーキとして
働いている。
 
 ところが今回、研究グループは肝細胞が
癌化するとAIMは細胞の中には入って
行かず、代わりに細胞の表面に溜まるように
なることを確認した。
 
 さらに、この表面に蓄積したAIMが
目印となり、細菌などから最前線で体を
守る免疫の一つである補体注2)が活性化
し、癌化した肝細胞を攻撃するようになる
ことをマウスにおいて発見した。
 
 この結果、癌化した肝細胞のみが選択的
に取り除かれて、肝臓癌の発症が抑えられる
のである(図)。
 
 AIMを持たないマウスを作製し、
このマウスに高カロリー食を食べさせて
肝臓に脂肪が蓄積した状態(脂肪肝)にする
だけでマウスは100%肝臓癌を発症した。
 
 しかし、このマウスにAIMを注射すると
肝臓癌の発症を抑えられることが分かった。
 
 近年、メタボリックシンドロームの流行と
共に、脂肪肝が進む結果、肝細胞が癌化し
肝臓癌が発症するケースが注目されている。
 
 ヒトの血液中のAIM値には個人差が
あり、性別、年齢などによっても異なる。
 
 したがってAIM値が低い場合は細胞が
癌化しても上手く取り除かれなくなり、
ヒトにおいても肝臓癌が発症しやすくなる
可能性がある。
 
 以上のことから、血液中のAIM値は
肝臓癌発症のリスクを予測する目印と
なり得ると示唆される。
 
 また、AIM投与による肝臓癌の新しい
治療法を開発できる可能性も高い。
 
 特に、肝臓癌は有効な抗癌剤がなく治療
が困難であるだけに期待は大きく、AIM
は本来よりヒトの血液中に存在する
タンパク質であるため、安全性は高いと
期待される。
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>AIM値が低い場合は細胞が癌化しても
>上手く取り除かれなくなり、
>ヒトにおいても肝臓癌が発症しやすく
>なる可能性がある。
 なるほど。
 
>AIMはHCCの診断と治療に新しい
>大きな可能性を持つタンパク質であると
>期待される。
 
 有効な抗癌剤がなく治療が困難である
こともあり、おおいに期待したい。

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2014年10月 6日 (月)

リンパ球の全身移動の分子メカニズムに迫る!

2014年10月9日 natureasia.com
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 生活環境中には無数の微生物が存在して
いるが、私たちはそう簡単には感染せずに
済んでいる。
 
 免疫システムが病原体などの異物を監視
し、侵入時にはすみやかに攻撃して排除
するからだ。
 
 その際に重要なのは、攻撃部隊となる
リンパ球が血管内皮細胞と接着し、
リンパ組織や感染部位へ移動することだと
される。
 
 このほど、北里大学理学部の片桐晃子
教授らは、接着の鍵を握る因子を突き止め、
詳細な分子メカニズムの一端を明らかに
した。
 
 免疫システムが常に全身を監視できる
のは、リンパ球が血流に乗って全身を
めぐり、必要な時に適切な部位の
血管内皮細胞に接着し、そこを通り抜けて
目的部位に到達できるからだ。
 
 接着活性は、リンパ球が血管内に留まって
いる時にはオフになっているが、リンパ節や
感染部位の血管内皮細胞からケモカインが
提示されるとオンになり、活発な移動を
始める。
 
 「こうしたしくみは、リンパ球上に発現
する接着分子(LFA-1)がダイナミックに
変化することで発揮されますが詳細に
ついてはよくわかっていませんでした」。
片桐教授はそう話す。
 
 これまでに片桐教授らは、ケモカインの
刺激を受けてLFA-1の活性を上昇させる
細胞内シグナル伝達分子を探索し、
低分子量Gタンパク質のRap1を同定。
 
 より下流の標的分子として、2種の
タンパク質(RAPLとMst1)も単離した。
 
 「これらの分子の検討により、細胞側
ではRap1の下流でMst1が機能し、このこと
が小胞輸送を介したLFA-1の局在化を促し、
リンパ球の接着や遊走を促進させることを
突き止めました。
 
 ただし、輸送の細かいしくみや、Mst1が
輸送にどう関与しているのかといった点は
不明のままでした」と片桐教授。
 
 今回は、LFA-1を欠損したマウスを作製
し、LFA-1の小胞輸送について詳しく解析
した。
 
 その結果、ケモカイン刺激によって
活性化されるMst1は、Rab13という
タンパク質と相互作用することでLFA-1を
特定部位に輸送していることがわかった
という。
 
 「さらに、Mst1によって別のタンパク質
(DENND1C)がリン酸化され、このことが
Rab13を活性化し、Rab13を荷札として機能
させてLFA-1を極性輸送していることが
わかりました。
 
 LFA-1が局在すると、リンパ球は血液に
流されずに血管内皮細胞に強固に接着し、
それを足場に移動できるようになる
のです。
 
 この過程には『停止(arrest)』と
呼ばれる接着の第1ステップが存在します
が、興味深いことに、そこにMst1は関与
していませんでした」。
 
 片桐教授は、そうコメントする。
 
 Rab13の変異とヒトの疾患との関わりは
わかっていないが、Rab13欠損マウスでは
2次リンパ組織(脾臓、リンパ節)の形成
が不全になるという。
 
 今回のようなリンパ球の動態メカニズム
は、免疫異常に基づくさまざまな
炎症性疾患の治療に役立つと予想され、
LFA-1に至るシグナル伝達系も新たな
創薬ターゲットになると期待できる。
 
 Rap1に着目し、一貫して免疫細胞の接着
に関連するシグナル伝達系の解析を進めて
きた片桐教授。
 
 「今後は、第1ステップがどのように
生じるのか、そして第2ステップ以降
においてMst1がどのように機能している
のかを検討し、リンパ球の生体内移動を
制御する分子機構の全容に迫りたいと
考えています」と意欲を燃やしている。
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 免疫のシステムは本当に複雑です。
 
 免疫の最前線の話しになるのかな?
 勉強になります。
 
>Rab13を荷札として機能させて
>LFA-1を極性輸送していることが
>わかりました。
>LFA-1が局在すると、リンパ球は血液に
>流されずに血管内皮細胞に強固に接着
>し、それを足場に移動できるようになる
>のです。
 ふ~ん
 
 だいぶ分かって来ましたが、リンパ球の
生体内移動を制御する分子機構の全容を
解明するのには、まだまだ時間がかかり
そうです。
 
 頑張ってください。
 期待しています。

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免疫学 田村智彦教授らの研究グループが、白血球の分化において貪食細胞への運命を決定するタンパク質の働きを解明 ~免疫不全症や慢性骨髄性白血病の病態理解にヒント~

2014/9/19
横浜市立大学 先端医科学研究センター
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 横浜市立大学大学院医学研究科 免疫学
田村 智彦教授や黒滝 大翼(だいすけ)助教
らの研究グループは米国国立衛生研究所と
共同で、転写因子IRF8による貪食細胞への
分化決定の分子メカニズムを解明しました。
 
 本研究成果は英国の科学雑誌
『Nature Communications』
(平成26年9月19日オンライン版)に
掲載されました。
 
 
------
☆研究成果のポイント
 
・転写因子(*1)IRF8は単核貪食細胞(*2)
 の前駆細胞(もとになる細胞)で強く発現
 し、IRF8を欠失したマウスの単核貪食細胞
 前駆細胞は本来分化すべき単核貪食細胞
 にはよく分化できない一方で、好中球
 (*3)へと異常に分化してしまうことを
 発見した
 
・IRF8は好中球分化を引き起こす機能を
 持つ転写因子C/EBPαと結合し、その機能
 を抑制することで、単核貪食細胞前駆
 細胞が好中球にならないようにしている
 ことを示した
 
・IRF8遺伝子変異による機能低下によって
 引き起こされるヒト免疫不全症がある
 ことや、慢性骨髄性白血病の病態形成に
 IRF8発現低下が深く関わっていることが
 知られており、今回の発見からそれらの
 疾患についての更なる病態理解や治療法
 開発が期待される
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 免疫のシステムは本当に複雑ですね。
 
>新たな治療法を開発するためにも
>重要な知見
 と言っています。
 
 更なる進展に期待したい。

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2014年10月 5日 (日)

ヒト血液中から抗腫瘍効果をもつタンパクを発見

2014.09.25 岡山大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 岡山大学病院消化器内科の三宅康広助教
のグループが、ヒト血液中より
“がん”細胞の増殖を抑制する抗体を発見
しました。
 
 この抗体は、“がん”細胞に高発現する
リボソームタンパクL29(RPL29)を認識し、
一部の“がん”患者の血液中にも存在
します。
 
 抗RPL29抗体が血液中に多く存在する
“がん”患者では、同じ治療を受けた場合
でも予後が大幅に良好であることが解り
ました。
 
 本研究成果は、本年10月15~17日に
パシフィコ横浜で開催される
BioJapan 2014で発表されます。
 
 血液中抗RPL29抗体を測定することで、
個々の“がん”患者に適した治療方針の
決定が可能になると考えられます。
 
 また、RPL29タンパクを標的とする
“がん”治療についても研究を進めて
います。
---------------------------------------
 
 良さそうですね。
 
 血液中抗RPL29抗体がどうして出来た
のか?
 
 患者間の違いの理由などいろいろ
不明点がありますね。
 
 解析して是非、RPL29タンパクを
標的とする“がん”治療に繋げて
ください。
 
 期待しています。

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ブタのコラーゲンから角膜移植用の新素材 農業生物所など成功

2014/9/20 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 農業生物資源研究所と東京大医学部
付属病院の共同研究グループは20日までに、
角膜移植用の細胞を培養するのに適した
新素材をブタのコラーゲンから作ることに
成功したと発表した。
 
 移植に必要な角膜は不足し、年間700人
程度が移植の順番を待っている。
 
 新素材を使って移植用の組織を作ること
ができれば、角膜不足の解消につながると
期待される。
 
 研究グループは、拒絶反応を起きにくく
したブタのコラーゲンと、無血清培養液
から透明で半球面状の薄膜を作った。
 
 ヒトの細胞が付着しやすく、角膜組織を
培養する素材として使える。
 
 アイバンクなどに提供された角膜から、
移植用角膜の内皮組織を大量に作ること
を目指す。
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 ふ~ん、ぶたのコラーゲンからね~
 
 これも再生医療。
 いろいろ出てきます。
 
 期待したい。

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栄養不足かも!?むくみの解消にオススメの食べ合わせ3つ

2014/10/02 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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■タンパク質不足がむくみの原因に!?
■『アルブミン不足』は肌荒れの原因
 にも!?
■1日に必要な量は?
■タンパク質の吸収をUPさせる組み合わせ
 3つ
 
(1)ニンニク
(2)香味野菜やスパイス
(3)大根おろし
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 医食同源ですね。
 
 いつも人間ドックなどで食事指導を
されますが、気をつけましょう。
 
 気になった方はリンクをどうぞ。

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2014年10月 4日 (土)

地震の「後追い」から「予測」へ 人として研究者として自問の末に選んだ道

2014年10月3日 日経ビジネス
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 地震予測の研究自体をはじめたのは
2002年からだったが、最初の10年は、
実際に予測をしていたわけではない。
 
 このあいだは、大きな地震が起きる
たびに荒木春視博士と電子基準点データを
ひも解いて、地震の前の異常な変動、
いわば前兆が起きていたのかどうかの
検証研究を事後的に行っていた。
 
 つまり、地震の「後追い」の研究を
続けていた私が、地震の「予測」に
のめり込むきっかけとなったのが
東日本大震災だった。
 
---  変人扱いされた10年間  ---
 
 2002年に荒木博士に誘われて衛星測位
による地震予測を始めるにあたり、
2人で議論したのは次のようなことで
あった。
 
 GPSを開発した米国人は、いずれGPS技術
で地震予測が可能であることに気づくに
違いない。
 
 そして、その特許を取得するに
違いない。
 
 世界有数の地震国に住む日本人が、
米国が開発した地震予測の特許を買う羽目
になるのであれば本末転倒ではないか。
 
 それなら、米国が特許を出す前に、
われわれが特許を出願すればよい。
 
 この新しい発想を誰も見向きもしない
だろうが、特許を取れば少しは見向き
されるかもしれない。
 
 その2年前、私は60才で東京大学を
定年退職していた。
 
 荒木博士は私の8才先輩で、会社を
すでに退職していた。
 
 2人とも弟子も部下もおらず、すべて
自分たちで手づくりしていかなければ
いけない。
 
 もちろん、研究費はゼロだ。
 
 特許出願の書類を弁理士に頼む費用
もなかった。
 
 このころには、われわれ2人は、
周りから実らないことを追求する変人と
見られるようになっていた。
 
 そんなことは、一向に気にして
いなかったのだが。
 
---  地震予測の特許取得  ---
 
 その後、出願した特許は特許庁から3回
ほど拒絶されてしまったが、
ついに2006年1月、「地震・噴火予知方法」
との名称で特許が認定された。
 
 われわれは、特許を取れば世間は
注目してくれるかと期待していた。
 
 ところが、誰も、どの会社も、
この特許に見向きもしてくれなかった。
 
 思いあまって、ある会社の幹部になって
いたかつての教え子に、この特許を
使わないかと打診してみた。
 
 そこで得た回答は、「誰も実現して
いない地震予測の方法では信じられない
から、この特許が本当に使えるかどうか
検証研究をする」というものだった。
 
 この会社と共同して2007年から3年間、
特許の方法でいろいろな検証研究を
行った。
 
 そのなかで一番注目すべき結果は、
次のことが明らかになったことだ。
 
 2000年の初めから2007年の末までの
8年間、日本周辺で起きた
マグニチュード6以上の地震162個を
選び出したところ、地震前に異常変動を
示す前兆現象が、すべての地震で
見られたのだ。
 
 われわれの地震予測の方法は、間違って
いなかった。
 
 だが一方で、前兆が見られてから実際の
地震が起きるまでの時間はバラバラで、
およそ2週間から3カ月の幅があった。
 
 当初の目標であった、1カ月以内に確実に
地震を予測することはできなかった。
 
 それでも、従来の方法に比べると
はるかに優れているように思われた。
 
---  東日本大震災の後悔  ---
 
 いまから思えば、じつに不気味で警告的
な前兆だった。
 
 荒木博士は、さらに他の会社と共同で、
電子基準点データを使った地殻変動の解析
に関する別の特許を取得していた。
 
 われわれが2人と取得したものとは、
少し方式が異なる特許であった。
 
 この会社は、異常な地殻変動を析出して
いくなかで、私にアドバイザーになって
くれないかという依頼をしてきた。
 
 東日本大震災の1カ月半ぐらい前に、
日本列島が異常な地殻変動を示している
というのだ。
 
 普通の地震なら、数点ほどが異常な変動
を示す。
 
 だが、今回は極めて多くの点が異常変動
を示している。
 
 あまりにも異常だったので、解析が
おかしいのかと疑って私に相談を
持ちかけてきたのだった。
 
 慎重にチェックをしてみたが、解析は
間違いではなかった。
 
 私は、なにか想像を絶する異常変動の
予感をもったし、この結果は、地震予測
につながる情報を持ち合わせているよう
にも思えた。
 
 だが、この会社のトップからこの
解析結果を公表することは禁じられて
いた。
 
 お役所からも地震「予知」に類する
ようなことは公表を禁じられていた。
 
 予知とは「いつ」、「どこで」、
「どの規模」の地震を警報として出す
段階を言う。
 
 私が行っているレベルは予知の段階
ではないので「予測」という言葉を
使っている。
 
 そして、その1カ月後に東日本大震災が
起き、死者・行方不明者は1万8000人以上
にのぼった。
 
 震災関連死の方々を含めれば、ゆうに
2万人を超える。
 
 あまりに多くの尊い命が奪われたのだ。
 
 私は、守秘義務を守ったに過ぎなかった
のかもしれない。
 
 だが、人として研究者として、後悔の念
は尽きなかった。
 
 なぜ厳しい批判を覚悟で、異常な前兆を
世間に向けて発信しなかったのだろうか。
 
 発信すれば、少しでも救われた命も
あったのではないか。
 
 私は自問を続けた。
 
 これからは、「後追い」の検証研究を
脱しなければならない。
 
 前向きに地震を「予測」して、
世のために尽くす道を探るべきだ。
 
 私は、そう考えるようになった。
 
 予測が外れた場合のリスクも大きい
だろうし、東大名誉教授という肩書きは
不確かなものに手を出しにくいという
空気も感じていた。
 
 だが、そんなことは、もうどうでも
よかった。
 
---  地震予測への壁  ---
 
 東日本大震災が起きるまでは、
地震「予知」の目的に使用することを、
お役所から、口頭ではあったが暗に禁止
されていた。
 
 それが、電子基準点データを使わせて
もらう条件でもあった。
 
 民間人は、地震「予知」という言葉を
使うことを禁じられ、それは政府の認める
「権威」のみが使用できるという観さえ
あった。
 
 そんな状況を一変させたのは、
やはり東日本大震災だった。
 
 2012年の秋、日本地震学会は、それまで
幅広く混同して使われていた「予知」
という言葉を、「予測」と厳密に区分
している。
 
 ここから「予知」は、大まかにいえば
「いつ」「どこで」「どのくらい強い」
地震がくるかを、警報が出るほど確度の
高いもの(短期的)とされた。
 
 一方で「予測」は、大まかにいえば
「いつ」「どこで」「どのくらい強い」
地震が、どのくらいの確率でくるかを
日常的に公表できるもの(中長期的)と、
前述の「予知」を含める総称とされた。
 
 言葉の区分は、それでもいい。
 
 ただ、私が気がかりだったのは、
日本地震学会が、地震の「予知」を
「現時点で非常に困難」と宣言するなど、
お役所ともども東日本大震災の後になって
「予測」全般にも及び腰になったように
見えたことだった。
 
 だが、世界有数の地震国である日本
では、「予知」は難しくとも、せめて
地震を「予測」することは国民的な要請
であるはずだ。
 
 私は、地震情報を出しているお役所に
思いきって電話をした。
 
 「民間人が地震予測をしてよいので
しょうか?」という私の質問に、
「地震予測をしても結構ですよ。
 
 ただし役所は民間人のする地震予測は
占いとして扱います」、と言うではないか。
 
 電話による口頭ではあるが、地震予測を
してもよいお墨付きが得られた。
 
 お役所に占い扱いされることなど、
どうでもよい。
 
 とにかく、これまでの壁をやぶって、
民間人が地震予測をしてよいという
新しい風が吹いたのだ。
 
 とはいえ、地震予測への壁はまだ
残されていた。
 
 これまでの経緯からして、お役所からの
資金的な援助は、まず望めない。
 
 大儲けするつもりなどない。
 
 それでも、膨大なデータ解析に基づく
われわれの地震予測を世間に発信するため
には、人件費など、最低限の経費を
まかなうビジネスモデルを打ち立て
なければならなかった。
---------------------------------------
 
 興味深い話しです。
 
 結局全文をそのまま載せてしまい
ました。かなり気が引けますが、
大切な情報のようなので載せました。
 
 「予知」と「予測」という用語は
現在では区別されているようですね。
 
 それにしても、政府はあまりに国民の
ことをないがしろにしていませんか?
 
>民間人は、地震「予知」という言葉を
>使うことを禁じられ、それは政府の
>認める「権威」のみが使用できる
>という観さえあった。
 
 なんか酷くないですか?
 
>世界有数の地震国である日本
>では、「予知」は難しくとも、せめて
>地震を「予測」することは国民的な要請
>であるはずだ。
 
 そのはずです。
 
 そのことにどうして政府は積極的に
お金を出そうとしないのか?
 
 しかも、
>「地震予測をしても結構ですよ。
>ただし役所は民間人のする地震予測は
>占いとして扱います」
 
 占いだそうです。
 
 酷いですよね。
 
 占いから「予測」が可能となるように
積極的に資金を投入し、実現出来るように
後押しするのが政府の役目なのでは?
 
 全くあきれてしまう。
 
 国民の命を守ろうとする姿勢が全く
感じられない。
 
 不思議です。税金で養われている
公務員が偉そうに占いとして扱うと、
 
 国民を馬鹿にしていませんか?
 正に見下した言い方ですよね。
 
 ちょっと話しが飛びますが、
「特定秘密保護法」気になりますね。
 ますます秘密、秘密で国民の前に
出てこなくなるのではないのかな?
 
 こんな大切な情報が出てこなかった
のだから、感覚がずれている。

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効率だけで女性は輝けますか

効率だけで女性は輝けますか
2014/10/4 朝日新聞 声欄より
 
 同感です。
 
 効率、効率というけれど、確かに生産性
は高いにこしたことはないが、それだけ
ではないはず。
 
 最も大切にしなくてはいけないのは、
会社を問わず、なんであろうと、
「その存在が世が必要としている」
ことであるはず。
 
 世が必要としていない存在はそもそも
効率以前に存在できない。
 
 育児も、介護も、効率、効率と言って
いると正に本質を見失う。
 
 大切にしなくてはいけないことを
見失ってしまいます。
 
 皆さんご存じのはず。
 
 介護事業も企業である以上、赤字では
やっていけません。でも、守らなければ
ならないものがあるはず。
 
 効率は一つの指標、そもそも効率を
どうやって測るのか?
 
 極めて曖昧。
 
 改善活動は分かる。
 
 でも効率はどうやって、何をもって
測定するのか?
 
 企業の業績向上なら理解できる。
 
 効率はあまりに曖昧な概念です。
 私にとってはそれほど大切な
ものではありません。
 
 企業の皆さんは、特に大企業の皆さん
は分かっているはず、何故SONYが窮地に
追い詰められるようになったのか?
 
 日本の大企業の業績が振るわないのか?
 
 効率uPに、生産性uPに失敗したこと
ではないはず、
企業にとって一番大切なことは、
「これはものになるから続けろ」と
指示できる「確信と度胸」を持った
経営者が存在することだと思う。
 
 そんな経営者がいないから企業は
衰退する。効率の問題ではない。
 
 何が最も大切なのかをしっかり
認識し、決断し、実行すること
が大切なはず。
 
 何度でも言う、効率は一つの要素、
もっと大切にしなくてはいけないものが、
他にある。

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2014年10月 3日 (金)

硫酸性温泉紅藻が強酸性条件下でレアアースを効率的に吸収する

平成26年10月1日
筑波大学
産業技術総合研究所
大阪大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立大学法人 筑波大学 生命環境系の
蓑田 歩 助教らは、硫酸性温泉に生息する
紅藻Galdieria
 sulphuraria が、特定の
条件下で、希少金属として知られる
レアアース注1)を選択効率的に回収する
ことを明らかにしました。
 
 レアアースは、私達の豊かな生活を
支える先端機器などに用いられる重要な
元素ですが、資源リスクや環境負荷低減
の観点から、そのリサイクルが重要な
課題です。
 
 レアアースのリサイクルを行う場合、
大量の鉄や銅を含む酸性の廃液中に、
ごく少量含まれるレアアースを高い効率で
選択的に回収する技術が必要となります。
 
 今回、蓑田助教らは、高温・酸性条件に
生息する硫酸性温泉紅藻Galdieria
 sulphuraria に着目し、
この紅藻が、一定の条件下で、複数の金属
を含む酸性溶液から低濃度のレアアースを
高効率で回収することを見いだしました。
 
 さらにそのメカニズムが、従来提案
されている微生物による金属回収方法とは
異なるものであることを明らかにしました。
 
 本研究成果は、酸性の金属廃液から
レアアースを高効率で回収する新しい技術
の開発に繋がる大きな一歩です。
 
 本研究は、産業技術総合研究所
計測標準研究部門の宮下 振一 研究員、
稲垣 和三 研究室長、大阪大学の
山本 高郁 招へい教授、東京薬科大学の
都筑 幹夫 教授との共同研究です。
 
 本研究成果は、Applied
 Microbiology and
 Biotechnologyの
オンライン速報版で間もなく公開される
予定です。
 
 本成果は、JST 戦略的創造研究
推進事業 個人型研究(さきがけ)によって
得られた成果です。
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 いつも思うのですが、細菌とか藻類、
すごい能力を持っているものが存在して
いますね。
 
 まだまだ、未知のもので役立つものが
存在しているはず。
 
 細菌、バイ菌って嫌ってばかりでは
駄目ですよ。
 
 川だって、海だって浄化してくれる。
 
 ものすごく役立つものも存在して
いるのです。
 
 是非、この発見も実用化まで繋げて
欲しいものです。

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抗がん剤、極小カプセル化に成功 副作用軽減に効果

2014年10月2日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 岡山大と岡山理科大の共同研究グループ
は、複数のがんの標準治療薬になっている
抗がん剤を極小の「人工カプセル」に
封じ込め、がん細胞内に効率よく送り込む
技術開発に成功した。
 
 マウスの実験で、抗がん剤の副作用を
抑え、がんの進行を止める働きを確認した。
 
 9月29日、米電子科学誌「プロスワン」
に掲載された。
 
 抗がん剤パクリタキセルは、肺がんや
卵巣がんなどに幅広く使われている。
 
 水にほとんど溶けないため、ひまし油と
エタノールに溶かして使う。
 
 岡山理科大の浜田博喜教授(生物化学)
らは、この抗がん剤にブドウ糖の分子を
1個くっつけ、水に溶けやすく加工。
 
 岡山大の妹尾昌治教授(生物工学)らが、
この加工パクリタキセルを、水に溶ける
ものしか入れられない特性を持つ球状の
脂質膜「リポソーム」に封じ込めた。
 
 この膜は直径約100ナノメートル
(ナノは10億分の1)とごく小さく、
細胞膜と似た成分でできているため、
細胞内に入り込める。
 
 研究チームは、この膜の表面にがん細胞
を見分けるアンテナ物質をたくさんつけ、
がん細胞だけを狙い撃ちするようにした。
 
 妹尾教授は「この方法だと、これまで
副作用のため使えなかった量を使える
ようになる可能性がある。
 
 薬効も大幅に向上すると考えられる」
と話す。(中村通子)
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 良さそうですが、期待して良いのかな?
 
 この種のいわゆる、
ドラッグデリバリシステム(DDS)はいくつも
考案されているのですが、その結果は
どうなんでしょうか?
 
 効能はいつも言われているように、
副作用が少なく、がんのみをターゲットに
出来るということになっているのですが、
 
 あまり報道にでてこないので不明です。
 
 こういう新しい発表だけでなく、
有効だった= 臨床に使われているDDS
についても報道して貰いたい。
 
 と思う。
 
 ご参考サイトです。
 
 今回記事の詳細はこちら
2014.09.30 岡山大学プレスリリース

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2014年10月 2日 (木)

お酒に弱い人、心臓も? 心筋梗塞、重症化の傾向

2014年9月28日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 お酒に弱い体質の遺伝子型を持つ人は、
心筋梗塞(こうそく)になったときに
心臓のダメージが大きくなりやすい
とする研究結果を、米スタンフォード大の
チームがまとめた。
 
 ヒトのiPS細胞を使った実験で
確かめたという。
 
 論文を米医学誌
サイエンス・トランスレーショナル
・メディシン電子版に発表した。
 
 お酒に強いか弱いかは、悪酔いの原因
となる物質アセトアルデヒドを分解する
酵素をつくる遺伝子の型に左右される。
 
 遺伝子に変異があって、その酵素を
うまくつくれないタイプの人はお酒に
弱くなる。
 
 チームは、東アジア系でお酒に弱い
遺伝子タイプの5人と、そうではない5人
の皮膚の細胞からiPS細胞をつくり、
心筋細胞に変化させて性質を調べた。
 
 この酵素は心筋梗塞になったときに
出てくる活性酸素の解毒にもかかわって
いて、お酒に弱いタイプでは心筋細胞
でもこの酵素がうまく働かず、細胞が
死にやすくなっていることがわかった
という。
 
 お酒に弱い人は心筋梗塞などが重症化
しやすい傾向にある、と臨床医の間では
経験的に受け止められていた。
 
 これまでのマウスの実験では、この酵素
に心筋細胞を守る働きがあるかどうかは
はっきりしていなかった。(竹石涼子)
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 ふ~ん。知りませんでした。
 お酒に弱い人は気をつけましょう。
 
 iPS細胞役に立ちますね。

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16年間、ロボット掃除機を作り続けたダイソン社員

2014年10月1日 日経ビジネス
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 興味のある方は是非見てください。
但し、会員登録が必須です。
 
 
 「ダイソン」素晴らしい会社だと
思います。
 
 360 Eye ロボット掃除機を発表
しましたから、ご存じの方は多いと
思います。
 
 売れるかどうかはわかりません。
 私、興味はありますが、多分高すぎて
買えません。
 
 興味がわいたのは、ダイソンと言う
企業の製品に魅力を感じていたことと、
『16年間、ロボット掃除機を作り続けた
 ダイソン社員』という題にあります。
 
 そして、「ロボット掃除機を作る」
といった明確な目的を示され、
それに向かって16年も取り組むことが
出来て、どうして、発表までたどり
着けたのか?
 
 正に希有の企業だと思います。
 
 普通は出来ないこと。
>「時間を掛け過ぎだ。早く売れるものを
>出せ」と言ってくる営業部門や経営者、
>あるいは株主をどう説得するか。
 
 社長がダイソン氏だったこと、
 株式上場していないということも
あると思いますが、
 
 なにより、ダイソン社長の経験に
裏打ちされた覚悟が素晴らしい。
 
 ダイソン氏の著書
『逆風野郎! ダイソン成功物語』の中で
次のように触れているそうです。
 
>「スタミナと確信は必須」。
>辛いがこれは真実である。
>先例破りは人を動揺させるだろう。
>居座るテナントを立ち退かせるのは
>困難をきわめるだろう。
>それは思いのほか長い時間がかかる
>だろう。
>開発に10年? 想像できるかい?
>それから、きわどい交渉、耐乏生活、
>風前の灯火も?
>度胸がないとやれないよ。
 
>ただちに収益や売上高、あぶく銭を
>要求する短期収益志向の問題がある。
>デザインや研究開発、
>エンジニアリングはそんなものじゃない。
>それらは企業を長期的に刷新する、
>あるいは築き上げる方法を提供するんだ。
 
 凄いことだと心から思う。
 
>日本企業は今、どうだろうか。
>「これはものになるから続けろ」と
>指示できる「確信と度胸」を持った
>経営者や事業部門長が多くの企業に
>いることを期待したい。

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電力5社、相次ぎ停止 再生エネルギー新規契約

2014年10月1日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 太陽光など再生可能エネルギーの普及が
壁にぶつかっている。
 
 北海道、東北、四国、九州、沖縄の
5電力は30日までに、再生エネを
固定価格で買い取る契約を中断することを
決めた。
 
 送電線の能力が足りず、買い取りを
これ以上増やすと停電などのトラブルを
起こす心配があるためで、経済産業省も
対策に乗り出した。
▼6面=送電網がネック
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 ついに5電力に拡大しましたね。
 遠からず全電力会社がそうするはず
です。
 
 ついこの前の投稿
2014年9月25日
 
 当然の帰結です。
 
 再生可能エネルギーで復興など
絵に描いた餅も良いところ。
 
 福島での活動は始まったばかり、
これでどうして復興を加速できる?
 
 馬鹿にしている。
 
 再生可能エネルギーの導入比率
さえ明確にしていないわけで、
初めから、そのつもりは無い。
 
 目標があって、課題が見えてくる。
 
 その課題をどう解決するのか?
 具体策がないと絵に描いた餅であり、
単なる口先の戯言。
 
 再生可能エネルギー比率を上げようと
すれば電力網もそうだけれど、それなりの
仕組みがないと出来るはずが無い。
 
 わかっていたのに電力会社任せで
良いとする。
 
 網の問題もあるが、FITの仕組みは
初めから問題があることは分かっていた。
 
 消費者にその負担を押しつけている
のだから、
 
 政治家は、これも、再生可能エネルギー
導入が進まない言い訳にするはずです。
 
 本当に情けない政治家ばかりで困る。
 
 CO2の削減を本気で進めようとすれば
再生可能エネルギーの比率を高める
意外に道は無いと思う。
 
 持続可能性を考えてもそう。
 
 結論は見えているのではないのかな?
 
 目先を考えている人しかいないのか?

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2014年10月 1日 (水)

がんにならないネズミ 調査しマウス

2014年9月22日 東京新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 参考情報です。
 
 こんなネズミもいるんですね。
 
>ハダカデバネズミががんにならない
 
>単なる長生きではなく、人間でいえば、
>二十代のピチピチの時期が長く老化が
>遅い『健康長寿』。
 良いですね。
 
>がんにならない長寿のハダカデバネズミ
>に着目し、がんの治療法開発につなげる
>研究が北海道大や大阪大などで
>動き始めている。
 
 どんな結果が出てくるか?
 見守って行きましょう。

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東日本大震災後の地殻変動の要因を解明

2014年9月19
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東日本大震災後の大きな地殻変動は
誰もが気にしている。
 
 その研究で重要な成果が出た。
 
 2011年東北地方太平洋沖地震の発生後に
継続して進行している地殻変動の要因
として、「粘弾性緩和」という過程が重要
な役割を果たしていることを、東北大学の
災害科学国際研究所の日野亮太教授と
大学院理学研究科の三浦哲(さとし)教授ら
が突き止めた。
 
 カナダ地質調査所(ビクトリア大学兼任)
のケリン・ワン教授らとの共同研究で、
9月18日付の英科学誌ネイチャーの
オンライン版に発表した。
 
 粘弾性緩和とは、震源域下深部の
マントルが粘性をもつために、地震時変動
の影響が時間の遅れを伴って発現し、地震
に伴う応力変化を徐々に小さくする現象を
いう。
 
 震源域の海底における地殻変動観測と、
その観測結果に基づく
数値シミュレーションに基づいて、
この地殻変動の要因を解明することに
成功した。
 
 この成果で、2011年の大地震の震源
となったプレート境界断層の動きを
より正確に把握することが可能となり、
今後の大地震発生の予測にも貢献する
ことが期待されている。
 
 2011年3月の地震発生時に31mの
東南東方向の水平変動が観測された震源域
の海底で、地震発生後の2011年8月、10月、
12年7月に観測を実施し、基準点が地震後
ほぼ一定の速度で西北西の方向に移動して
いる様子を捉えた。
 
 これは、地震時変動による移動方向
(東南東方向)と全く逆向きで、陸上で観測
されている地震後の地殻変動が地震時と
同様に東南東方向なのと大きく違っていた。
 
 数値シミュレーションで計算した結果、
2011年の地震時変動によるマントルの
粘弾性緩和で想定される地表面変形の
パターンと符合し、実際に観測された
地震後地殻変動をよく説明できた。
 
 粘弾性緩和の影響が時間とともに小さく
なることも、観測されるデータを
数値シミュレーションして再現できた。
 
 「マントルの粘弾性緩和の影響が地震
後地殻変動の主因となるのは地震発生後
数十年が経過した後」とされてきた従来の
考え方を覆し、地殻の下にあるマントルの
粘弾性緩和の影響を無視できないことを
示した。
 
 研究グループを率いる日野亮太教授は
「2011年東北地方太平洋沖地震は規模が
大きかったので、マントルの粘性によって
応力が徐々に小さくなっていく粘弾性緩和
の影響がすぐ直後に出ているといえる。
 
 あれだけ巨大な地震が起きて、行く末が
どうなるか、誰もが関心を持っている。
 
 最も重要な情報源は地殻変動で、
その物理的な解明がこれで一歩進んだ。
 
 巨大地震震源域の地殻変動の監視と理論
は重要で、次の大地震の予測にも貢献する
だろう」と話している。
 
 
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>「マントルの粘弾性緩和の影響が地震後
>地殻変動の主因となるのは地震発生後
>数十年が経過した後」とされてきた
>従来の考え方を覆し、地殻の下にある
>マントルの粘弾性緩和の影響を無視
>できないことを示した。
 地震予知はまだまだ難しい。
 
 次の大地震の予知に今回の観測結果が
貢献出来ると良いですね。
 
 現状では、マクロな話しは出来ても、
何ヶ月後とかの精度で予測出来ない。
 そうなると良いのですが、
 
 逆に短期の、例えば一週間以内とかの
予知は可能との話しはありますね。
 
 例えば既投稿の
2011年5月30日
 
 これはこれで十分意味のあるものだと
思います。

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