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2014年9月 1日 (月)

東大ほどよし衛星が鮮明な画像を公開

2014年8月14日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東京大学の超小型衛星ほどよし3号、4号
は6月にロシアのロケットで高度約640kmの
地球周回軌道に打ち上げられてから、
搭載機器の初期運用が順調に進み、4号の
広角カメラ、3号の240m分解能と40m分解能
のカメラで順に撮影し、4号の6m分解能の
高解像度カメラによる地上撮影にも成功
した。
 
 50kg級の衛星としては、世界にほとんど
例がない解像度の写真で、小さいけれど
優れた性能を示した。
 
 その写真の一部をfacebookで公開して
いる。
 
 4号に搭載されている高解像度カメラ
(HCAM)の試験運用で8月1日に撮影された
フランスのアルベールの田園地域は、
細かく区切られた畑が寄せ木細工の
ようにきれいに見える。
 
 同じ高解像度カメラで8月5日に撮影
された米国のアトランタ郊外の町、
キャルフーンでは、中心部の住宅地と
それを取り巻く工場、農耕地が放射状に
広がっているのがよくわかる。
 
 また、ほどよし3号の10cm立方の空間を
企業に貸し出し、グッズやメッセージを
地球背景に紹介したりするユニークな
「レンタルスペース」の実施もサンリオや
博報堂などと協力して始めた。
 
 サンリオとの協力では、一般の人から
募集した「宇宙からのメッセージ」を
3号機内に載せた高さ4cmのハローキティの
フィギュアと地上を撮影した画像とともに
送る。
 
 サンリオが8月25日まで180字以内で募集
し、10個のメッセージを選んで、
8月26日~9月8日の平日に毎日1メッセージ
ずつ地上に送ってくる。
 
 ほどよし3号、4号はいずれも重さ60kg
程度、1辺0.5~0.8cmの直方体。
 
 衛星の基本部分は共通にして、1機当たり
のコストが3億円以下、開発期間2年未満
という画期的な超小型衛星を実現した。
 
 部品やシステムの信頼性確保にメリハリ
をつけ、すべてを究極のものにしなくても、
「ほどほどでよい」という意味から
名づけられた。
 
 安上がりで素早く作れる利点を生かして
「国だけでなく、多くの人が参加できる、
新しい衛星の利用の仕方を創造したい」
という野心的な狙いが込められている。
 
 開発した中須賀真一(なかすか しんいち)
東京大学大学院工学系研究科教授は
「これまでのような『堅い』宇宙開発利用
だけでなく、企業広告など『やわらかい』
衛星利用も試みたい。
 
 ほどよし衛星が撮影する地上の写真も
素晴らしい。
 
 8月に入って日本上空は雲が多いので、
日本各地の鮮明な地上写真はまだないが、
今後ぜひ撮影して、順次公開していく。
 
 インターネットで見てほしい」と話して
いる。
 
 
 関連リンク
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 良いですね。小型衛星ほどよし。
 
 こういう衛星もありですね。
 
 是非、成功して欲しいと思います。
 
 いろいろな写真見てみたい。

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