放射線治療による精子のダメージによる不妊を防ぐ研究報告
2014年09月29日 EconomicNews
詳細は、リンクを参照して下さい。
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京都大学らの研究グループは、放射線や
抗がん剤を用いたがん治療で、精子の元
になる精子幹細胞のDNAがダメージ受けて
起こる男性の不妊症について、
それを防げる可能性がある研究報告を
2014年9月19日に発表した。
最近の抗がん剤治療では、小児がんの
7割以上の患者が5年以上生存し、
このうちの約3割が不妊症となることが
知られている。
成人であれば、がんの治療前に、精子を
精子冷凍保存して、不妊症になっても
子どもを作れる道があるが、小児の場合
には、精子の保存ができないので、放射線
や抗がん剤による不妊症は深刻な問題と
なっている。
小児がんは、現在、患者数約16,000人、
毎年約2,500人が発症しているとされる。
普通の細胞の場合は、放射線や抗がん剤
でDNAがダメージを受けても、その部分が
修復されるが、精子幹細胞の場合、
このメカニズムが働かないので男の子ども
では、精子が欠乏し不妊症になることが
多いとされてきた。
しかし、今回、研究グループは、従来
考えられていたメカニズムではないことを
発見、さらに、遺伝子操作を行うことで、
放射線や抗がん剤に対する精子幹細胞の
DNAダメージに対する抵抗性が3~8倍強く
できることがわかった。
このことは、将来、精子幹細胞の
DNAダメージによる不妊症の改善に応用
できる可能性を示すものである。
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Good Newsですね。
詳細はこちら
2014年09月22日
京都大学 研究成果
期待しましょう。
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