中外 ALK陽性非小細胞肺がん治療薬アレセンサカプセルを新発売
2014/09/08 ミクスonline
詳細は、リンクを参照して下さい。
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中外製薬は9月5日、ALK陽性非小細胞
肺がん治療薬アレセンサカプセル20mg、
同40mg(一般名:アレクチニブ塩酸塩)を
同日に新発売したと発表した。
用法・用量は、通常、成人には
1回300mgを1日2回経口投与する。
薬価は20mgが1カプセル901.70円、
40mgが同1763.90円で、1日薬価は
2万6458.50円となる。
同剤は中外の鎌倉研究所で創製され、
世界に先駆けて日本で承認された。
欧米をはじめとする海外の権利は
ロシュに導出しており、開発コード
「RG7853」として臨床試験が実施されて
いる。
非小細胞肺がん患者の2~5%で
ALK融合遺伝子の発現が報告されている。
この遺伝子が発現している細胞は
恒常的にALKのキナーゼ活性が上昇して
細胞増殖が制御されず、細胞が腫瘍化して
いると考えられている。
同剤は、このキナーゼ活性を選択的に
阻害することで腫瘍細胞の増殖を阻害し、
細胞死を誘導することで抗腫瘍効果を
発揮する。
ALK陽性非小細胞肺がん治療薬は、
ファイザーが12年5月に
製品名ザーコリカプセル
(一般名:クリゾチニブ)として発売して
おり、アレセンサは2剤目となる。
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>非小細胞肺がん患者の2~5%で
>ALK融合遺伝子の発現が報告
ということなので、適用可となる患者数
は余り多くなさそうな気もしますが、
治療薬が存在することは心強い。
ただ、1日薬価は2万6458.50円は高い
ですね。
何故こんなに高いのか?
何とかならないのかな?
保険財政はすぐ破綻しそう。
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