がん細胞だけ攻撃 東北大、新抗体の作製成功
2014年08月02日 河北新報
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東北大大学院医学系研究科の加藤幸成
教授(腫瘍生物学)らの研究グループは、
がん細胞だけを攻撃する新しい抗体の作製
に成功した。
新抗体は、がん細胞の中の糖タンパク質
「ポドプラニン」とは結合するが、正常な
細胞のポドプラニンとは結合しないため、
副作用のない治療薬の開発につながると
期待される。
がんの悪性化に関わるポドプラニンは、
肺や食道などのがん細胞に現れるが、
同時に、肺や皮膚などの正常な細胞にも
発現する。
このため、がん細胞だけを攻撃する抗体
の作製は困難とされていた。
加藤教授らは、がん細胞と正常な細胞に
同じ糖タンパク質が現れる場合でも、
タンパク質の表面に付着している糖の
化合物に違いがある点に着目。
この違いを見分ける抗体を作製した。
加藤教授は「今回の技術を応用すれば、
ポドプラニン以外の糖タンパク質に反応
する抗体の作製も可能。
副作用を心配せずに治療薬の開発を
進めることができる」と話す。
研究の内容は、1日付の英国の科学誌
サイエンティフィック・リポーツに
掲載された。
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「がん細胞だけ攻撃」
素晴らしいです。
今までいろいろ「がん」だけを、、
と言う話しが沢山出てきています。
今回はどうかな?
実現出来るよう期待したい。
関連リンクです。
2014年8月 1日
東北大学プレスリリース
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