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2014年8月21日 (木)

「ある意味、情報災害」「どう判断、知りたい」 吉田調書、公開求める首長

2014年8月21日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 吉田調書の公開について、取材に応じた
11人中3人は「国において適切に判断
されるべきだ」(佐藤雄平福島県知事)
などと判断を保留したが、8人は公開を
求めた。
 
 川内村の遠藤雄幸村長は当時を振り返る。
 
 2011年3月11日夜から12日夜に
かけ、政府は避難範囲を第一原発から半径
3キロ、10キロ、20キロへと拡大。
 
 12日夜、20キロ圏の一部村民らを
圏外に避難させた後は状況を注視していた
川内村だが、14日の3号機爆発で遠藤氏
は全村避難を決断。
 
 隣接する富岡町からの避難者と合わせ、
16日に福島県郡山市などへ避難した。
 
 だが、この間に政府からの情報提供は
なく、頼りは事故を報じるテレビだけ
だったという。
 
 吉田調書などで3号機では、放射性物質
を人為的に外気に放出する準備を
公表しないまま進めた経緯も明らかに
なっている。
 
 遠藤氏は「恐怖感で、しびれるような
時間を過ごしてきた。
 
 今回の災害はある意味で情報災害」
と訴える。
 
 浪江町の馬場有(たもつ)町長も、
国の場当たり的な対応に振り回された。
 
 12日早朝に避難区域が10キロに
広がり、同町の1・6万人が避難対象と
なった際、馬場氏は「政府からの指示が
何にもなかった」と明かす。
 
 さらに国は15日、4号機原子炉建屋が
爆発したことなどを受け、
20~30キロ圏の住民は屋内にとどまる
よう指示を出す。
 
 しかし、浪江町は同日、
20~30キロ圏を含む全町民の避難を
独自に決めた。
 
 国が同区域の住民に自主避難を要請した
のは、10日後の25日になってから
だった。
 
 馬場氏は「(吉田調書は)きっちり公開
しないといけない。
 
 どう事故に向き合っていたのか知りたい」
と求める。
 
 調書を巡る一連の報道が出るまで、調書
は事故調や解散後に資料を引き継いだ国の
独断で非開示扱いとされてきた疑いがある。
 
■教訓生かさず再稼働、批判
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 福島原発事故時、政府は国民の命を守る
という最低限の行動をしていない。
 
 実際に非難を迫られている地域の人達に
対して何も指示していない。
 
 指示したのは何の情報も持たぬ自治体の
長だったとは?
 
>浪江町は同日、20~30キロ圏を含む
>全町民の避難を独自に決めた。
>国が同区域の住民に自主避難を要請した
>のは、10日後の25日になってから
>だった
 正に情報災害です。
 
 なんで事実を隠すのか?
 事実は変わらない。
 
 真実を知らなくて、正しい対策など
立てようがない。
 
 その意味で、吉田調書は公開すべき
もの。
 
 全ての国民がその時実際に起こっていた
ことをしっかり認識し、その上に立った
対策をしなくてはいけない。
 
 事故が起これば現場は混乱するもの。
 
 混乱に対してどう対処すべきだった
のか?
 
 どう準備しておかなければならな
かったのか?、
 
 事実を知らずしてどうして正しい対策
がとれるのだろう?
 
 これだけ大きな事故を起こして
おきながら個人の意志が非開示だから
開示しないというのは納得できない。
 
 公の利益を優先すべきでしょう。
 
 都合の悪いことは隠しておこうという
意志としか思えない。
 
 政府が指示を出せなかったのは政府
が事故を想定していなかった為だと思う。
 
 当然ながら事前演習などなかった。
 
 未だに事故を想定した非難計画の策定を
自治体任せにしているとはなんとも無責任
な話しだと思う。
 
 原発は国が主導している国策です。
 
 教訓はきちんと生かして頂きたい。

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