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2014年8月29日 (金)

(社説)A級戦犯法要 聞きたい首相の歴史観

2014年8月29日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 「私人としてのメッセージ」で済む
話ではないだろう。
 
 安倍首相が今年4月、A級、BC級戦犯
として処刑された元日本軍人の追悼法要に、
自民党総裁名で哀悼メッセージを書面で
送っていた。
 
 「今日の平和と繁栄のため、自らの魂を
賭して祖国の礎となられた昭和殉職者の
御霊に謹んで哀悼の誠を捧げる」
 
 菅官房長官は会見で、内閣総理大臣として
ではなく、私人としての行為との認識を
示した。
 
 その上で、「A級戦犯については、
極東国際軍事裁判所(東京裁判)において、
被告人が平和に対する罪を犯したとして
有罪判決を受けたことは事実」
「我が国はサンフランシスコ平和(講和)
条約で同裁判所の裁判を受諾している」と
述べた。
 
 戦後69年。
 
 このような端的な歴史的事実を、
いまだに繰り返し国内外に向けて表明
しなければならないとは情けない。
 
 日本は、東京裁判の判決を受け入れる
ことによって主権を回復し、国際社会に
復帰した。
 
 同時に、国内的には、戦争責任を
戦争指導者たるA級戦犯に負わせる形で
戦後の歩みを始めた。
 
 連合国による裁判を「報復」と位置づけ、
戦犯として処刑された全員を「昭和殉難者」
とする法要にメッセージを送る首相の行為
は、国際社会との約束をないがしろにしよう
としていると受け取られても仕方ない。
 
 いや、何よりも、戦争指導者を「殉難者」
とすることは、日本人として受け入れ
がたい。
 
 戦後日本が地道に積み上げてきたもの
を、いかに深く傷つけているか。
 
 自覚すべきである。
 
 首相の口からぜひ聞きたい。
 
 多大なる犠牲を生み出し、日本を破滅へ
と導いた戦争指導者が「祖国の礎」で
あるとは、いったいいかなる意味なのか。
 
 あの戦争の責任は、誰がどう取るべき
だったと考えているのか。
 
 首相には、その責任がある。
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 同感です。
 
>多大なる犠牲を生み出し、日本を破滅へ
>と導いた戦争指導者が「祖国の礎」で
>あるとは、いったいいかなる意味なのか。
 
>あの戦争の責任は、誰がどう取るべき
>だったと考えているのか。
 
 しっかり国民に向かって説明して
頂きたい。
 
 「生きて虜囚(りょしゅう)の辱
(はずかしめ)を受けず」
と言ったのは誰だったのか?
 
 この言葉をそのまま全国民が実行して
いたら日本人は現在存在しない。
 
 決して起こしはいけない戦争を始めよと
命令したのは誰だったのか?
 
 責任を取るべき人がいるはず。
 
 数えきれないほどの死者を出して
おきながら誰も責任を取らなくて良い
とは考えられない。
 
 私にはとうてい理解出来ない。

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