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2014年7月23日 (水)

植物由来の生分解性樹脂製造技術の開発に成功

平成26年7月10日
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
〇植物油脂原料から微生物発酵を利用して
 生分解性樹脂を製造。
〇ポリエチレンに似た軟質性を持ち、
 優れた耐熱性、生分解性、耐加水分解性
 を持つ。
〇農業用マルチフィルムとして良好な
 成形加工性、フィールド試験での
 生分解を実証。
 
 
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 JSTは、独創的シーズ展開事業
「委託開発」の開発課題「植物由来
生分解性樹脂注1)」の開発結果を
このほど成功と認定しました。
 
 本開発課題は、独立行政法人
理化学研究所の研究成果をもとに、
平成21年1月から平成26年1月に
かけて株式会社カネカに委託して、
企業化開発を進めていたものです。
 
 化石燃料・原料から製造される合成樹脂
は、地球温暖化や廃棄物処理問題の一因
とされ、この解決策として植物原料由来の
生分解性樹脂が期待されています。
 
 生分解性樹脂は、トウモロコシや
ジャガイモなどデンプン由来の糖類から
生成させた乳酸を原料とするポリ乳酸が
良く知られています。
 
 今回開発に成功した生分解性樹脂は、
脂肪酸や油脂類を炭素源として微生物が
体内に蓄積する
ポリヒドロキシアルカン酸系熱可塑性
ポリエステル樹脂のPHBH注2)
(3-ヒドロキシブチレート-co-3
-ヒドロキシヘキサノエート重合体)
(図1)で、硬質なポリ乳酸と比べて
ポリエチレンに似た柔軟性を持つ特徴が
あります。
 
 植物由来原料から微生物発酵で得られる
カーボンニュートラルな生分解性樹脂
として、使用後の廃棄物は土壌中の微生物
により水と二酸化炭素に分解され、
地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の量
を抑制することが期待されます。
 
 今回、野生のPHBH生産土壌細菌を
高生産菌へ品種改良し、微生物培養条件
および精製条件を最適化することで、
実証設備で生産能力約1,000トン/年
が実現でき、商業化設備の検討を本格化
させていきます。
 
 PHBHは、その生分解性と成形加工性
の高さから幅広い利用が見込まれ、
特にグリーンプラマーク注3)取得可能な
配合で農業用マルチフィルム注4)を設計
し、圃場でのフィールド試験においても
良好な結果を得ています。
 
 今後、環境問題から生分解性樹脂の用途
拡大が図られている欧州市場を含め、
植物油脂を原料として微生物から製造する
本生分解性樹脂の特徴を生かした
グローバル展開が期待されます。
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 Good Newsですね。
 
 しかも、
>実証設備で生産能力
>約1,000トン/年が実現でき、
>商業化設備の検討を本格化させて
>いきます。
 とのことで、
 
 遠い将来ではなく、近々に
グローバル展開が期待出来そうです。

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