« がれき撤去で飛散、コメ汚染 福島第一の20キロ先水田 | トップページ | (社説)沖縄密約文書 説明なしではすまない »

2014年7月14日 (月)

腸内細菌叢と免疫系との間に新たな双方向制御機構を発見

2014年7月11日 理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 ヒトの腸管内には、500~1000種類、
総数100兆個にも及ぶ腸内細菌が共存して
います。
 
 それらの細菌群の総称を「腸内細菌叢」
呼びます。
 
 「叢(そう)」は草むらという意味です
ので、腸管内は細菌だらけということに
なりますね。
 
 ヒトは生れた時には腸内細菌を持って
いません。
 
 まず、母親から腸内細菌を受け継ぎ、
その後、食物、免疫、環境などのさまざま
な影響を受けながら、徐々にバランスの
とれた腸内細菌叢を作り上げていくのだ
そうです。
 
 この“バランスのとれた腸内細菌叢”
が、腸管の免疫系を適切に活性化して健康
が維持されていることが、過去の研究で
分かっていました。
 
 しかし、バランスのとれた腸内細菌叢を
形成し、維持していくために免疫系が
どのように作用しているのか、あるいは
逆に、バランスがとれた腸内細菌叢が
免疫系にどのような影響を与えているか
については、よく分かっていません。
 
 そこで、理研と東京大学の
共同研究チームは、腸内細菌叢のバランス
と免疫系との関係を、より詳しく調べて
みることにしました。
 
 共同研究チームは、免疫系が機能して
いない免疫不全マウスを用いて、
腸内細菌叢と免疫系との関係を調べ
ました。
 
 その結果、免疫反応を抑制する
「制御性T細胞」が、免疫グロブリンA
(IgA抗体)の産生を介して腸内細菌叢の
バランスを制御していること、また、
一方で、バランスのとれた腸内細菌叢が、
腸管における制御性T細胞の誘導や
IgA抗体の産生といった健全な腸管免疫系
の形成に有効であることを発見しました。
 
 さらに、外部からの腸内細菌の投与で、
人為的に腸内細菌叢や免疫系を制御
できる可能性も示しました。
 
 免疫系は、病原菌などの細菌から身を
守るために、細菌を排除するように発達
してきたものとされていました。
 
 しかし従来の概念とは反対に、免疫系は
腸内細菌叢を排除せず、代わりに
腸内細菌叢のバランスを積極的に維持し、
私たちの健康を保っていることが明らかに
なりました。
 
 今回の研究で、腸内細菌叢と免疫系との
間の双方向制御によって健康が保たれて
いる、という新しい概念が示されました。
 
 この成果は、腸内細菌が影響を及ぼすと
考えられるさまざまな疾患の予防や、
新しい治療法を考える上で役立つものと
期待できます。
 
 関連リンク
---------------------------------------
 
>しかし従来の概念とは反対に、
>免疫系は腸内細菌叢を排除せず、
>代わりに腸内細菌叢のバランスを
>積極的に維持し、私たちの健康を保って
>いることが明らかになりました。
 
 なんかおかしくないですか?
 
 こんなことが今頃明らかになりました。
などと言う。
 
 だって腸内にこんなにも沢山の細菌を
存在させているにも関わらず、健康でいられる
とは、今まで不思議だと思わなかったので
しょうか? そんなに人の免疫の力は強大?
 
 こういう例を見ていると、科学者の殆どが
思い込みにとらわれている人達なのではない
かと思えてしまう。
 
 知らないことだらけなのに調べようと
しない人が多いように思う。
 
 もっとも研究する為には、お金が必要で、
そのお金に左右されている部分がかなり
あるのかも知れません。残念です。
 
 人を批判する人は多いですね。
 簡単に批判する。
 
 たいした根拠もないのに、
 
 それでも、科学は少しずつ進歩する。
 そこに期待します。
 
 今回の知見もそうですね。 少しずつ。

|

« がれき撤去で飛散、コメ汚染 福島第一の20キロ先水田 | トップページ | (社説)沖縄密約文書 説明なしではすまない »

医療関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 腸内細菌叢と免疫系との間に新たな双方向制御機構を発見:

« がれき撤去で飛散、コメ汚染 福島第一の20キロ先水田 | トップページ | (社説)沖縄密約文書 説明なしではすまない »