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2014年7月21日 (月)

乳がんのかくも長き休眠の仕組み解明

2014年7月8日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 乳がんは長い年月の休眠を経て、再発、
転移する場合が少なくない。
 
 その長い休眠の仕組みの一端を、国立
がん研究センター分子細胞治療研究分野
の小野麻紀子研究員と落谷孝広
(おちや たかひろ)分野長らが突き止めた。
 
 骨髄中の間葉系幹細胞が分泌する微小な
小胞エクソソームが乳がん細胞の休眠状態
を誘導しており、その休眠からの目覚めが
再発や転移につながることを初めて
明らかにした。
 
 乳がん治療後の診断などに手がかりを
与える発見で、7月1日付の米科学誌
Science Signalingオンライン版に発表
した。
 
 同誌は表紙にイラストでこの成果を
伝えた。
 
 乳がんは、日本人女性のがん罹患数で
最も多い。
 
 標準治療の確立が進んで、生存率の高い
がんだが、手術後10年、20年と長い期間を
経て再発、転移する場合が少なくないのが
特徴の一つで、患者さんにとって不安と
なっている。
 
 この長い年月を経ての再発、転移は、
がん細胞の発生の大元であるがん幹細胞が
骨髄に移動し、増殖もせず、休眠状態に
なり、再び目覚めると考えられているが、
その仕組みが謎だった。
 
 研究グループは、骨髄中の間葉系幹細胞
が分泌する直径100nm(1nmは10億分の1m)の
小胞エクソソームによって一部の
乳がん細胞が幹細胞のような性質を獲得し、
休眠状態になることを確かめた。
 
 さらに、間葉系幹細胞由来の
エクソソームに含まれる小さな核酸の
マイクロRNAが、乳がん細胞へ
受け渡されて、その遺伝子発現を変化
させて、休眠状態を誘導する要因になって
いることも見つけた。
 
 また、国立がん研究センター中央病院の
乳腺・腫瘍内科と共同で、手術で採取して
いた乳がん患者の骨髄を調べたところ、
乳がん細胞と間葉系幹細胞が隣接して存在
していた。
 
 骨髄中に潜伏するがん細胞は、原発巣の
乳がん細胞と比べて、休眠状態を誘導する
マイクロRNA量が増える傾向にあった。
 
 研究グループの落谷孝広分野長は
「われわれの研究によって、実際の
乳がん患者の骨髄で、がん細胞が間葉系
幹細胞由来のエクソソームを受け取って、
休眠状態へ誘導されている可能性が
強まった。
 
 休眠中のがん細胞には、従来の化学療法
が効きにくいことが分かっている。
 
 この研究は、乳がんの再発や転移の
モニタリングと、休眠状態のがん細胞
に対する治療法開発など乳がん対策にも
影響するだろう」と話している。
 
 関連リンク
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 素晴らしい発見ですね。
 
>標準治療の確立が進んで、生存率の高い
>がんだが、手術後10年、20年と長い期間
>を経て再発、転移する場合が少なくない
>のが特徴の一つで、患者さんにとって
>不安となっている。
 知りませんでした。
 
>落谷孝広分野長は「この研究は、
>乳がんの再発や転移のモニタリングと、
>休眠状態のがん細胞に対する治療法開発
>など乳がん対策にも影響するだろう」
>と話している。
 
 期待したいです。

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