慶大、海藻粘質成分「フコイダン」の抗がん作用の一端解明
2014年06月30日 日刊工業新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
慶応義塾大学理工学部の戸嶋一敦教授と
高橋大介専任講師らのグループは、海藻
などに含まれる粘質成分「フコイダン」が、
抗がん作用を持つメカニズムの一端を
解明した。
同成分と同じ化学構造を持つ化合物を
人工的に合成、がん細胞に与える影響を
調べた。
化学修飾のパターンを最適にすることで
抗がん作用が高まることなども分かった。
次に、がん細胞の増殖が抑制される過程
を解析した。
すると、「カスパーゼ8」という分子経路
を通じ「アポトーシス」という細胞死が
起きていることが判明した。
戸嶋教授は「同化合物は、アポトーシス
の引き金になるがん細胞表面の受容体を
認識するのに最適な化学構造になっている
のではないか」と推測している。
---------------------------------------
良さそうですね。
新しい抗がん剤が開発されるかな?
もっともどの程度アポトーシスを
活性化したのか記事では不明
なので、新薬開発にどの位近い
のかわかりませんが、
がん細胞がアポトーシスを起こす。
というのは素晴らしい。
| 固定リンク
「医療関連ニュース」カテゴリの記事
- iPS細胞由来の免疫キラーT細胞を用いることで悪性リンパ腫の治癒に成功〜難治性NK細胞リンパ腫に対する新規細胞治療法へ期待〜 (2019.10.14)
- 炎症反応を強力に抑える活性イオウ誘導体の開発に成功(2019.04.16)
- 皆保険制度の国で在住外国人に健康格差の懸念 ~ 富裕層対象の医療政策導入で悪化の恐れ日本人医師グループが英医学誌で注意を促す ~(2019.03.13)
- 脳腫瘍に対するウイルス療法の医師主導治験で高い治療効果を確認―日本初のがん治療ウイルス薬の製造販売承認申請へ―(2019.02.18)
- 国内初の医師向けオンライン診療手引書が完成 -安全で質の高い遠隔医療の普及に向けて-(2019.01.13)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント