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2014年7月24日 (木)

(インタビュー)民俗学からみる介護 介護施設で「聞き書き」する職員・六車由実さん

2014年7月24日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 気鋭の民俗学者が大学を辞め、介護職員
として働き始めた。
 
 それから5年。
 
 いまは静岡県沼津市のデイサービスで
働く六車由実さんは、お年寄りの言葉を
丁寧に「聞き書き」する独特の介護を
続けている。
 
 多くの「忘れられた日本人」との出会い
があったという高齢者介護の世界。
 
 ――どうしてまた、大学教員のポストを
なげうって介護の仕事を始められたの
ですか。
 
 「よく聞かれるんです。
 
 こんな大変な世界によく来ましたねって。
 
 でも、その言葉には介護への偏見が
混じっていませんか。
 
 社会的な評価が低すぎると思います。
 
 私はここに来て初めて、ずっと感じて
いた生きにくさから解放されたんですよ」
 
 ――なぜ聞き書きをやろうと?
 
 「ある日、隣に座った大正生まれの女性
が関東大震災のときに竹林に逃げた体験を
語り始めたんです。
 
 すると向かいの人も『私も』と
切り出した。
 
 びっくりしました。
 
 民俗学の調査では出会えなかった
大正一桁(ひとけた)、明治生まれの人
から鮮明な体験談を聞けたわけですから。
 
 えっ、ここはどこなんだと。
 
 しかも民俗学と違って偶然の展開に
任せるため、想像を超えたお話が聞ける
のです」
 
 列島をくまなく歩き、人々の暮らしを
記録した宮本常一の言葉を借りれば、
介護の現場はまさにこうした日本の近代化
を舞台裏から支えてきた人々、
『忘れられた日本人』に出会える場だ、
民俗学にとって宝庫なんだと気付いた
のです
 
 ――でも、聞き書きは介護の役には
立たないのではありませんか。
 
 「前の施設で、同僚から
『それは介護じゃない』と批判されました。
 
 介護とは食事、排泄(はいせつ)、入浴
の3大介護の技術を効率よく提供する
サービスだ、という前提に立てば
その通りでしょう。
 
 実際、多くの現場ではそう割り切って
いる。
 
 でないと効率が上がりませんから。
 
 でも数をこなすだけの現場は、やがて
疲弊します。
 
 夢を持って働き始めた人ほど幻滅して
辞めていく」
 
 「介護はケアをする側、される側という
関係にあります。
 
 する側のほうが優位に立っている。
 
 ところが聞き書きを持ち込むと、
聞く側、話す側という新しい関係が生まれ
ます。
 
 関係は時に対等になり、逆転もする。
 
 人と人との信頼関係が築かれていく
実感があるのです。
 
 それが結果的にケアもよくしていく。
 そこに意味があると思っています」
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 大事な視点のように思います。
 
 
>ところが聞き書きを持ち込むと、
>聞く側、話す側という新しい関係
>が生まれます。
 
>関係は時に対等になり、逆転もする。
 
>人と人との信頼関係が築かれていく
>実感があるのです。
 
>それが結果的にケアもよくしていく。
 
 
 介護される側の人達も同じ人間なのだと
思います。だからこそ信頼関係が大切。
そういう関係を築く為の一つの手段として
「聞き書き」も必要なことのように思え
ます。
 
 
 こうも言っています。
>ケアの現場では、相手の表情や態度、
>身ぶりから気持ちを察することが大事だ
>とよく言われます。
 
>でも私は、相手の言葉そのものにもっと
>耳を傾け、理解するほうが大事だと
>思うんです。
 
>コミュニケーションは本来そうである
>はずなのに、ケアになった途端になぜか
>違ってしまう。
 
>言葉より気持ち、表情だと。
 
>それは結局、相手の力を軽視している
>からではありませんか
 
 
 考えさせられました。

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