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2014年6月11日 (水)

アレルギー反応を引き起こす化学物質が放出されるメカニズムを解明 ~アレルギー疾患の治療応用へ期待~

平成26年6月9日
九州大学
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 九州大学 生体防御医学研究所の福井 宣規
主幹教授らは、マスト細胞注1)と呼ばれる
白血球が、ヒスタミンといったアレルギー
反応を引き起こす化学物質を放出する過程
で、DOCK5というタンパク質が重要な
役割を果たしていることを世界に先駆けて
発見し、その作用機序を解明しました。
 
 花粉症、喘息、食物アレルギーといった
アレルギー疾患の頻度は年々増加しており、
生活の質を低下させるだけでなく、まれに
生命を脅かすことさえあります。
 
 このアレルギー反応の誘導に深く
関わっているのが、マスト細胞です。
 
 マスト細胞は、アレルギー反応を引き
起こすIgE抗体注2)の受容体である
FcεRIを発現しており、抗原と
IgE抗体が結合すると、細胞内の分泌
顆粒注3)が細胞表面へ輸送され、顆粒の
中に含まれるヒスタミンなどの化学物質が
放出されます。
 
 これを脱顆粒反応注4)と呼びます。
 
 これまでに、分泌顆粒が微小管注5)と
呼ばれる管状の構造物に沿って運搬される
ことは知られていましたが、微小管の動き
がどのようにして制御されているかは
不明でした。
 
 福井主幹教授らの研究グループは、
マスト細胞に発現しているDOCK5と
いうタンパク質に注目し、その
アレルギー反応における役割を解析
しました。
 
 DOCK5が発現できないように
遺伝子操作したマウスでは、マスト細胞の
脱顆粒反応が障害されており、その結果
アレルギー反応が著しく抑制されること
を見いだしました。
 
 さらにDOCK5が脱顆粒反応を制御
するメカニズムを詳しく調べたところ、
従来知られていた働きとは異なる機序で
DOCK5が作用し、微小管の動きを
コントロールすることで、脱顆粒反応を
制御していることを突き止めました。
 
 現在、アレルギー疾患の治療薬として
ヒスタミンの働きを抑える薬剤が使われて
いますが、DOCK5はヒスタミンの放出
そのものに関わっているため、
アレルギー反応を根元から断つための
新たな創薬標的になることが期待されます。
 
 本研究成果は、独立行政法人 科学技術
振興機構(JST)戦略的創造研究推進
事業 チーム型研究(CREST)の成果
で、2014年6月9日(米国東部時間)
に米国科学雑誌
「Journal of
 Experimental
 Medicine」のオンライン版に
掲載されます。
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 素晴らしい発見ですね。
 
>DOCK5はヒスタミンの放出そのものに
>関わっているため、アレルギー反応を
>根元から断つための新たな創薬標的
>になることが期待されます。
 
 最近、ますますアレルギー反応を起こす
人が増えてきていますので、大いに期待
したい。

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