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2014年6月 9日 (月)

大腸がん抑える生理物質PGD2を発見

2014年6月4日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 日本人で急増している大腸がんの予防は
急務である。
 
 大腸がんの治療や予防の新しい手がかり
になる成果が出た。
 
 炎症が起きた時に、大腸組織に浸潤して
くる免疫細胞の一種(マスト細胞)が生理
活性物質のプロスタグランジンD2(PGD2)を
つくり、このPGD2が腸炎の重症化やそれに
続く大腸がんの発症を強く抑えることを、
東京大学大学院農学生命科学研究科の
村田幸久(むらた たかひさ)准教授と
大学院生の岩永剛一(いわなが こういち)
さんらがマウスで見つけた。
 
 薬の投与でPGD2の働きを刺激すれば、
大腸炎の症状が改善されて、大腸がんの
発症が抑えられることもマウスの実験で
証明した。
 
 5月30日付の米医学誌
キャンサーリサーチのオンライン版に
発表した。
 
 研究グループは、炎症が起きた時に
細胞膜のリン脂質からつくられる生理活性
物質のPGD2に着目して、マウスで調べた。
 
 合成酵素を欠いてPGD2をつくれないよう
にしたマウスは、正常な野生型マウスに
比べて腸炎の下痢などの症状が悪化し、
生存率も低下した。
 
 PGD2を合成できないマウスの大腸では、
ポリープの形成が促進され、がん化が
進行していることがうかがえた。
 
 野生型マウスでは、炎症に伴って組織に
浸潤してきた免疫細胞のマスト細胞で
PGD2が盛んにつくられて、PGD2が大腸の
炎症とがん化を強く抑制していることが
わかった。
 
 腸炎を誘発したマウスに薬を投与して
PGD2の働きを刺激すると、腸炎と
大腸がんがともに抑えられた。
 
 関連リンク
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 素晴らしい。
 
>村田幸久准教授は「多くのプロスタ
>グランジンが炎症を促進する中で、
>PGD2は炎症・発がん抑制作用を持つ
>非常に珍しい生理活性物質だ。
>マウスの実験だが、ヒトでも同じこと
>が起きているだろう。
>実験で治療や予防の可能性を示して
>おり、大腸がん予防などの創薬の
>標的になりうる」と指摘している。
 
 期待したい。

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