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2014年6月25日 (水)

ALS等の発症の鍵を握る蛋白質Ataxin-2の機能を特定

2014年6月20日 大阪大学研究情報
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究のポイント
・筋萎縮性側索硬化症(ALS)や
 遺伝性脊髄小脳変性症などの発症の鍵を
 握るAtaxin-2が、RNAの安定性を制御する
 蛋白質であることを発見。
・次世代シーケンサーを用いて、Ataxin-2
 の結合する標的RNAやRNA中の結合部位を
 網羅的に決定。
・神経変性疾患で認められる遺伝子変異は、
 Ataxin-2によるRNA安定化機能を低下
 させることを発見。
・パーキンソン病など複数の神経変性疾患
 に共通する発症メカニズムの解明に
 つながることが期待される。
 
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リリース概要
 
 大阪大学大学院医学系研究科ゲノム
生物学講座(神経遺伝子学)の河原行郎
教授らの研究グループは、筋萎縮性側索
硬化症(ALS)、遺伝性脊髄小脳変性症2型
(SCA2)、パーキンソン病などの複数の
神経変性疾患の発症の鍵を握るAtaxin-2
蛋白質の機能を明らかにしました。
 
 これまでAtaxin-2は神経変性疾患に関連
することは知られていましたが、具体的に
どのような機能を持っているのか不明
でした。
 
 本研究グループは、PAR-CLIP法と呼ばれる
蛋白質に結合するRNAを高純度に精製する
手法と、次世代シーケンサーを用いた解析
を組み合わせ、Ataxin-2に結合するRNAと
その結合部位を網羅的に決定することに
成功しました。
 
 その結果、Ataxin-2が、RNAの安定化を
促進する蛋白質であることを突き止め
ました。
 
 また、ALSやSCA2で認められている
遺伝子変異が、Ataxin-2のRNA安定化機能
を低下させることも発見したことから、
神経変性疾患に共通した発症病態の解明や
将来的に新たな治療法を確立することに
つながることが期待されます。
 
 なお、本研究成果は、米国科学誌
Molecular Cellの電子版に6月19日
(木曜日)12時(米国東部時間)に
掲載されます。
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 久しぶりに脊髄小脳変性にも関連する
発見です。
 
>これまで、Ataxin-2は、ALS、SCA2、
>パーキンソン病などの発症に関連して
>いることが知られていましたが、具体的
>な機能は特定されていませんでした。
 
>今回、RNAの安定性を制御する蛋白質
>であることが明らかとなり、また疾患と
>関連する遺伝子変異が、この機能を低下
>させることが分かりました。
 
>これらの標的となるRNAの中には、
>神経細胞の生存に必要不可欠なものや、
>神経変性疾患の発症と強く関連するRNA
>などが含まれていることが明らかと
>なりました。
 
>今後、これらの標的RNAを更に詳細に解析
>することによって、神経変性疾患の
>発症メカニズムを解明し、今後の
>神経変性疾患の新たな治療戦略の確立に
>大きく貢献することが期待されます。
 
 大いに期待したいです。
 
 今回の発見が治療戦略に大きく貢献
出来ると素晴らしいのですが、、

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