« 津波の高さ、防波堤で9分の1以下に 民間団体が動画公開 | トップページ | 薄膜系太陽電池で世界最高変換効率20.9%を達成 »

2014年5月 4日 (日)

常温常圧で窒素固定触媒の機能を解明

2014年05月01日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 窒素固定の研究で新しい成果が出た。
 
 常温常圧の条件下で窒素ガスから
アンモニアを合成する反応で鍵を握る
中間物質の単離に、東京大学大学院工学系
研究科の西林仁昭(にしばやし よしあき)
准教授と九州大学先導物質化学研究所の
吉澤一成(よしざわ かずなり)教授らが
初めて成功した。
 
 窒素原子で連結された2個のモリブデン
の間で電子の受け渡しが起きてアンモニア
を合成するという触媒のユニークな機能も
解明した。
 
 高温高圧下でアンモニアを合成する
ハーバー・ボッシュ法に代わる、次世代型
の窒素固定法に道を開く成果といえる。
 
 4月28日付の英科学誌ネイチャー
コミュニケーションズのオンライン速報版
に発表した。
 
 ハーバー・ボッシュ法は100年以上も前に
ドイツで開発され、工業的な窒素固定法
として世界中で窒素肥料の製造などに広く
使われ、20世紀最大の発明のひとつと
される。
 
 しかし、高温高圧(400~600度、
200~400気圧)が不可欠で莫大なエネルギー
を使う欠陥がある。
 
 このため、より温和な条件による効率的
な窒素固定法の開発が、環境的にクリーン
で持続可能な「アンモニア社会」を実現
するために待望されている。
 
 西林東京大准教授らは2010年に、窒素分子
が2つのモリブデンを架橋した2核錯体を触媒
に使って、常温常圧でアンモニアを合成する
方法を開発していた。
 
 この反応の仕組みを知るため、吉澤九州大
教授らと共同で、アンモニア合成の鍵を握る
中間物質を単離して、モリブデンと窒素の間
に3重結合を持つ単核錯体であることを
突き止めた。
 
 また、窒素分子で連結された触媒中の
2個のモリブデン間で電子の受け渡しが
起きて、アンモニア合成が進んでいた。
 
 こうして、水素を使わずに、電子や
プロトンの授受を6回ずつ繰り返す新しい
アンモニア合成の触媒機能の全体像を
詳しく解明した。
 
 西林東京大准教授は「われわれの
アンモニア合成法の触媒の仕組みがわかった
ことで、この触媒をどのように修飾して
いけば、飛躍的に触媒活性を高めることが
できるか、方向性を明確にすることが
できた。
 
 今回解明された反応は、従来の金属錯体
系の触媒と比べると、かなり珍しい仕組み
で進行していることも興味深い。
 
 より実用的な触媒を開発して、原料として
水素を使わずに、窒素と水から光エネルギー
でアンモニアを合成する究極の目標に
向かって、次世代型の窒素固定法に成長
させたい」と意欲を示している。
 
 外部関連リンク
---------------------------------------
 
 素晴らしいですね。
 
>より実用的な触媒を開発して、
>原料として水素を使わずに、窒素と
>水から光エネルギーでアンモニアを
>合成する究極の目標に向かって、
>次世代型の窒素固定法に成長させたい
 
 実現出来ると素晴らしい。
 
 常温常圧でアンモニアが合成出来る
ことは実現済み。
 大幅な効率化が達成できます。
 
 工業化までにはまだまだ時間がかかる
と思われますが、今後に大いに期待したい。

|

« 津波の高さ、防波堤で9分の1以下に 民間団体が動画公開 | トップページ | 薄膜系太陽電池で世界最高変換効率20.9%を達成 »

科学関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

こんばんは、あまり関係のない質問になってしまいますが、去年の末頃からKPS-0373の治験を群馬大学病院で行つているみたいですが、事実かどうか知っている範囲で教えてほしいのですが?

投稿: こし | 2014年5月 4日 (日) 21時22分

スミマセン、正確な話しが出来ません。 が、多分実施していると思います。

根拠は、平成25年10月23日開催の群馬大学医学部附属病院臨床試験審査委員会の審議で、
脊髄小脳変性症患者を対象としたKPS-0373の第Ⅲ相臨床試験と同長期継続投与試験が承認されています。

これ以外の病院でも、有名大学病院ではどこでも実施しているのではないでしょうか?

ちなみに私の近辺では福島県立医科大学でも、実施しているようです。

実際に自分が対象になるのかどうか等、詳細は病院に直接問い合わせてみるのが良いと思います。

もっとも対象になったとしてもプラセボ群になったりするかも知れないので、自分の治療として考えるのなら治験終了後まで待つのが良いかも知れません。

第Ⅲ相段階なので、あと何年かすれば治験承認となると思われますので、

投稿: haredasu | 2014年5月 5日 (月) 11時49分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/59581692

この記事へのトラックバック一覧です: 常温常圧で窒素固定触媒の機能を解明:

« 津波の高さ、防波堤で9分の1以下に 民間団体が動画公開 | トップページ | 薄膜系太陽電池で世界最高変換効率20.9%を達成 »