透明な形状記憶ゲル開発…山形大特任助教ら
2014年4月11日 読売新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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山形大大学院理工学研究科の宮瑾
(グンジン)特任助教(36)らの
研究グループが、世界初とされる透明な
形状記憶ゲルの開発に成功した。
白内障手術などで使う眼内レンズへの
活用を目指して研究を進めており、宮氏は
有望な女性研究者を対象とした
「資生堂 女性研究者サイエンスグラント」
に選ばれた。
宮氏は「白内障などに悩む人を減らせる
よう、できるだけ早く実用化したい」と
意気込んでいる。
ゲルは液体と固体の中間の物質で、寒天
やゼリーのように粘性がある。
形状記憶ゲルは1990年代に開発され
ていたが、これまでのものはゲルの結晶が
大きく不透明だった。
宮氏が同科の古川英光教授らとともに
開発したゲルは、結晶が従来よりも細かく、
高い透明性を備えている。
宮氏らは現在、このゲルを眼内レンズへ
応用する研究を行っている。
眼内レンズは、白内障手術などで水晶体
を摘出した時、代わりに入れる人工の
水晶体。
現在は主に硬いアクリル樹脂製が使われて
おり、手術中に視神経などを傷付ける危険が
あるうえ、術後は焦点の調整ができない。
一方、形状記憶ゲルは、折りたたんで挿入
した後、温度を上げると自動的に広がる
ため、目に負担がかからない施術が可能に
なる。
レンズ自体を伸縮させ、焦点位置を変え
られるレンズの開発も可能という。
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素晴らしい。
いい話ですね。
早く実用化できることを祈ります。
>女性研究者サイエンスグラント選出の
>知らせは、3月に届いた。
>宮氏は「日本に残って研究を続けてきて
>良かった。
>自分一人で成し遂げたものではないが、
>このような形で認められてとても
>うれしい。
>これを励みに研究を進めていきたい」と
>喜びを語った。
>表彰式は6月、横浜市で行われる。
おめでとうございます。
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