(社説)閣議の議事録 何のための公開なのか
2014年4月23日 朝日新聞デジタル
詳細は、リンクを参照して下さい。
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これが、安倍首相が胸を張る「歴史的な
一歩」か。
これが、公明党の山口那津男代表が言う
「画期的」な試みなのか。
公開された4月1日の閣議では、
「武器輸出三原則」に変わる
「防衛装備移転三原則」が決定された。
憲法の理念に基づく、戦後日本の
平和主義のひとつの重要な転換点である。
ところが議事録によると、閣議では関係
閣僚が、新原則の適切な運用に関して
「決意表明」するにとどまっている。
所要時間12分。
A4判で実質4枚。
内閣の最高かつ最終的な意思決定の場
である閣議の現実がこれなのか。
にわかには信じがたい空疎さである。
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政治とはこんなにも酷い状態なのか、
にわかには信じがたい。
何も議論されていないに等しい。
これでは、何の検証も出来ない。
おまけに、公開されるのは議事録と
いっても陪席した官房副長官らが発言要旨を
記録したメモである。
録音もなければ速記録もない。
こんなものを公開したところで、何の
意味がある?
政治家の議論は、研究者のつける
研究ノートより遙かに重要なもののはず。
大げさに言えば、国民全体の運命が
かかっている。
結論に向けて何が議論され、どう言う
過程を経たものなのか検証できなければ
意味がない。
こんないい加減なものを公開したところで
どういう意味を持つ?
>これが、安倍首相が胸を張る
>「歴史的な一歩」か。
>これが、公明党の山口那津男代表が
>言う「画期的」な試みなのか。
? ? ? ? ? ? ?
政治家の頭の中を見てみたい。
>議事録の作成と公開は「サービス」では
>ない。
>公文書管理法第1条は、公文書を「健全
>な民主主義の根幹を支える国民共有の
>知的資源」と位置づける。
>誰が、なぜそのような意思決定をした
>のか、過程を記録し後世の検証に堪え
>られるようにする。
ことのはず。
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