慢性的な睡眠不足による脳へのダメージ、寝だめは効果なし?
2014年03月22日 slashdot
詳細は、リンクを参照して下さい。
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慢性的な睡眠不足は脳神経を損傷し、
「寝だめ」をしても回復しないことが
マウスによる実験でわかったそうだ。
米ペンシルバニア大学と中国・北京大学
などの研究チームはマウスを使い、
シフト勤務者の睡眠パターンをモデル
とした睡眠不足による青斑核ニューロン
(LCニューロン)への影響を調べたそうだ。
その結果、短期間の睡眠不足では
LCニューロンがサーチュイン3(SirT3)
タンパク質の発現量を増加させて代謝を
維持するのに対し、長期間の睡眠不足では
SirT3の反応が失われるという。
シフト勤務者の睡眠パターンを数日
続けると、SirT3が減少し、死滅する
脳神経細胞が増加。
長時間の睡眠をとっても回復せず、
マウスは最終的にLCニューロンの25%を
失ったとのこと。
ヒトでも同じような現象がみられるか
どうか、どの程度の期間の睡眠不足で
脳神経の損傷が発生するかなどを確認する
には、さらなる研究が必要とのことだ。
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睡眠不足恐ろしいです。
短期の睡眠不足では問題ないらしいが、
>シフト勤務者の睡眠パターンを数日
>続けると、SirT3が減少し、死滅する
>脳神経細胞が増加。
するそうです。
個人差はあるとは思いますが、
多分人間でも同じでしょう。
気をつけた方が良いと思います。
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