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2014年3月31日 (月)

(48年目の「無実」 袴田事件再審決定:下)冤罪発掘、遅れる日本 米、官民で検証も

2014年3月30日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 「とんでもないことが起きた」。
 
 袴田巌(いわお)さん(78)の再審
開始決定を知り、東京都内に住む元裁判員
の50代女性はそら恐ろしくなった。
 
 3年前、東京地裁の裁判員裁判の
死刑判決に関わった。
 
 静岡地裁の決定は、袴田さんの死刑判決
の根拠となっていた証拠は「警察による
捏造(ねつぞう)の疑いがある」と明確に
指摘していた。
 
 *
 
 確定した死刑判決が、次々と覆されて
いる国がある。米国だ。
 
 無実の人を救う活動を展開している
米国の民間団体
「イノセンス・プロジェクト」(IP)
によると、89年以降にDNA型鑑定
によって有罪が覆った事件は314件。
 
 このうち死刑事件は18件あるという。
 
 冤罪(えんざい)を掘り起こす、官民
共同の大規模な取り組みも進みつつある。
 
 IPは昨年7月、米司法省や連邦捜査局
(FBI)と共同で、過去に毛髪鑑定が
有罪に結びついた2千以上の事件で検証を
始める、と発表した。
 
 一方、日本では、死刑確定事件で、
再審無罪となったのは4事件しかない。
 
 米国との違いはなにか。
 
 日本の刑事司法の研究を続ける
米ハワイ大のデビッド・ジョンソン教授
(社会学)は指摘する。
 
 「日本の検察が比較的慎重に起訴して
いることもあるが、それだけではない。
 
 冤罪を探し出す努力が欠けている」
 
 米国と比べて刑事弁護に携わる弁護士が
少ない。
 
 IPのような民間団体がない。
 
 冤罪が疑われる事件を掘り下げた報道も
目立たない――。
 
 そうした事情も影響しているとみる。
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>冤罪を探し出す努力が欠けている
 全く同感です。
 
 人が作った制度で人が判断している
かぎり間違いは、どんなに慎重に判断
したとしても必ず紛れ込む。
 
 冤罪は想像以上に多く存在するはず。
 
 証拠のねつ造なども十分あり得る。
 
 人は間違いを犯すものだという謙虚さ
が見えない。
 
 冤罪はあってはならないはずなのに、
 何度も繰り返しているのに、
 司法制度改革は全くと言って良いほど
進まない。
 
 関わった警察、検察、裁判官たちは
なんの反省もないのだろうか?
 
 日本の警察、検察がそんなに優秀だとは
思えません。
 
 こんなに冤罪が少ないはずはないと思う。
 
 本当に残念なことです。
 無実の罪を負わされた人の苦しみを
思うと、なんとも言えない気持ちです。
 
 こんなに冤罪が多いと死刑はあっては
いけないものなのかも知れないと思う。
 
 取り返しがつかない。
 
 せめて、検察の握っている証拠の
全面開示と密室で行われている取り調べ
の全面録画は実施して貰いたい。
 
 検察は自分達に都合の良い証拠しか
開示しない。不都合な真実は隠す。
 
- 追記 -
 今日の新聞に袴田事件に関して
即時抗告のニュースがありました。
 
 理由は
「DNA判定は不可能」とのことでした。
 現在の科学はそんなものなので
しょうか?
 
 私には、悪あがきあるいは、一度
有罪としたものは何が何でも、
押し通すという謙虚さのかけらも
ない人達なのだとしか思えない。
 
 そんなことより、少しでも、冤罪を少なく
するための司法制度改革をお願いしたい。
 
 その方がよほど世の為になる。

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