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2014年3月21日 (金)

善玉ビフィズス菌を利用したC型肝炎の経口治療ワクチン候補の開発に成功

平成26年3月20日
神戸大学
科学技術振興機構(JST)
国際協力機構(JICA)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
〇免疫力を強化し、標準治療法と併用し
 治癒効果を向上できるワクチン候補を
 開発。
〇遺伝子組換えをした善玉ビフィズス菌を
 加熱殺菌して使う。
〇経口内服で簡便で、常温保存性が高く、
 開発途上国を含めて世界中どこでも
 使用可能。
〇安く生産でき、治癒効果の向上により
 医療費全体の削減が期待される。
 
 
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 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)
と独立行政法人 国際協力機構(JICA)が
連携して実施する地球規模課題対応国際
科学技術協力(SATREPS)注1)の一環
として、神戸大学大学院医学研究科の
堀田 博 教授、白川 利朗 准教授らは、
C型肝炎の標準治療法の治癒率を向上させる
ことが期待できる新しい経口内服タイプの
治療ワクチン注2)候補の開発に成功
しました。
 
 慢性C型肝炎症例では、標準治療法注3)
でも30%程度が何らかの理由で効果が
得られず、より有効な治療法の開発が
望まれています。
 
 現在も新しい治療薬が開発中ですが、
いずれもウイルス増殖を標的にした方法
で、患者さん自身のC型肝炎ウイルスに
対する特異的な免疫力を高めて治癒率の
向上を図る治療法の開発はほとんど
ありませんでした。
 
 本研究グループは、ヨーグルトなどに
含まれる善玉ビフィズス菌を利用した
経口内服という簡便な投与方法で、
C型肝炎ウイルスに対する免疫力を高める
経口治療ワクチン候補を開発しました。
 
 実際にマウスに経口投与すると、
ウイルスに対する免疫力が高まることを
確認しました。
 
 本治療ワクチン候補は、ビフィズス菌が
本来持つプロバイオティクス注4)効果も
同時に期待できます。
 
 また大量生産も可能で、常温保存性が
高いなどの特長もあります。
 
 今後、必要な動物実験やヒトでの
臨床試験を経て、安全・安心で、確実に
治癒率の向上をもたらす併用治療薬として
実証されれば、C型肝炎の治療に役立つこと
が期待されます。
 
 また、安価に生産が可能なことに加えて、
治癒率の向上による全体の医療費削減に
つながれば医療経済上のメリットは大きく、
高価な薬剤の普及が困難な開発途上国でも
大きな恩恵が得られることが期待されます。
 
 本研究は、インドネシア共和国を相手国
としたSATREPSプロジェクトにおける
研究項目の一つ「HCVワクチンの開発」で
見出した技術を応用し、石川県立大学の
片山 高嶺 教授と共同で行ったものです。
 
 本研究成果の一部は、ワクチン専門
科学誌「Vaccine」のオンライン速報版
で近く公開されます。
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 Good Newsですね。
 
 特に、
>安価に生産が可能なことに加えて、
>治癒率の向上による全体の医療費削減に
>つながれば医療経済上のメリットは
>大きく、高価な薬剤の普及が困難な
>開発途上国でも大きな恩恵が得られる
>ことが期待されます。
 が素晴らしい。
 
 広く等しく医療の恩恵が世界に広がる
ことが大切なのだと思っています。

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