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2014年3月29日 (土)

大村智さんにガードナー国際保健賞

2014年03月28日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 大村智(おおむら さとし)北里大学特別
栄誉教授(78)が、医学への顕著な業績に
与えられるガードナー国際保健賞に
選ばれた。
 
 カナダのガードナー財団が3月26日発表
した。
 
 授賞理由は「抗寄生虫活性の非常にある
物質を産生する細菌を発見し、米メルクと
共同で多くの寄生虫病に有効な治療薬
イベルメクチンを開発。
 
 この薬による熱帯の風土病の
オンコセルカ(河川盲目症)の撲滅活動
への寄与」。
 
 大村さんは山梨県生まれ。
 
 日本学士院会員、文化功労者、女子美術
大学理事長でもある。
 
 長く北里研究所で細菌からの生理活性
物質の新薬開発に携わってきた。
 
 特に1970年代半ばに静岡県伊東市の
川奈の土壌から採取した細菌は、優れた
抗寄生虫活性物質エバーメクチンを産生
した。
 
 その分子構造を少しだけ変えて、
米メルクが大村さんと共同で
イベルメクチンを開発、1980年代から
世界で最も売れる動物薬に育てた。
 
 ヒトの寄生虫病への薬としても有効で、
熱帯の風土病として多くの人々を
苦しめているオンコセルカや
フィラリア症などの予防に役立つことが
わかり、メルクは無償でこの薬を大量に
提供、撲滅運動が世界保健機関(WHO)の
主導で進み、途上国の衛生環境の改善に
著しく寄与し、約2億人を救っている。
 
 ガードナー国際賞は1959年に創設され、
受賞者からは多くのノーベル賞受賞者が
出ている。
 
 日本人はこれまで利根川進さんや
山中伸弥さんら9人が受賞したが、
2009年から始まったガードナー国際保健賞
は大村さんが日本人として初めて。
 
 授賞式は10月30日、トロントで行われ、
賞金10万カナダドルが(約930万円)が
贈られる。
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 素晴らしいです。
 
 大村智さん、おめでとうございます。
 
 米メルクは素晴らしいですね。
 
>米メルクが大村さんと共同で
>イベルメクチンを開発
 
 と言うのが気になりますね~
 
 日本の製薬会社はどうも腰が
引けているような気がする。
 
 日本の制度の問題なのかな?

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