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2014年3月18日 (火)

抗IL6受容体薬が視神経脊髄炎の症状を改善

2014年03月17日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 神経難病の視神経脊髄炎(NMO)の症状改善
に、炎症性サイトカインの
インターロイキン(IL)6の機能を阻害する薬
が極めて有効なことを、
国立神経・精神医療研究センター免疫研究部
の山村隆部長と荒木学医師らが臨床研究で
実証した。
 
 3月15日の米神経学会誌ニューロロジーの
オンライン版で論文を発表した。
 
 山村部長は「神経内科の病気で、
これほど効く薬は珍しい」と指摘して
いる。
 
 視神経脊髄炎は視神経と脊髄に炎症が
起きる自己免疫性の中枢神経難病。
 
 多くの患者は再発を繰り返しながら、
視力低下や歩行障害になり、慢性疼痛を
伴う。
 
 患者の血液中にアクアポリン4(水分子を
通す膜タンパク質の1種)に対する抗体が
検出されることが2005年に見つかり、似た
症状の神経難病の多発性硬化症(MS)と区別
されるようになった。
 
 治療法は十分に確立されていない。
 
 患者は全国に約4000人いると推定
されている。
 
 山村部長らは、抗アクアポリン4抗体産生
にIL6が必要なことを研究で発見した。
 
 IL6の働きを抑える抗IL6受容体抗体の薬、
トシリズマブ(商品名アクテムラ)を使えば、
効くのではないかとみて、臨床研究に
乗り出した。
 
 近畿大学医学部神経内科(楠進教授、
宮本勝一講師)と共同で、通常の治療で
コントロールできない視神経脊髄炎の
重症患者7人(女性6人、男性1人)に対し、
1年間にわたり月1回の点滴をした。
 
 トシリズマブの投与開始後、平均の
年間再発回数は2.9回から0.4回へ激減した。
 
 7人全員の症状が和らぎ、うち5人は再発
しなかった。
 
 全身の慢性疼痛や疲労も大幅に改善した。
 
 視神経脊髄炎の指標となっている
抗アクアポリン4抗体の血中濃度は
この治療で低下した。
 
 トシリズマブは、IL6を発見した
岸本忠三大阪大学名誉教授と共同で
中外製薬が創薬して、関節リウマチなど
の薬として世界中で販売している。
 
 山村部長は「私たちのアイデアで臨床研究
がドイツでも実施されたが、同様に極めて
効果が高く、国際的に反響がある。
 
 治療が難しい慢性疼痛にも効くので、
各国の神経内科医が注目している。
 
 この病気は日本に多い。
 
 数年後には重症の患者の治療法になる
だろう。
 
 新しい治療法が日本から早く生まれる
のを期待したい」と語っている。
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 素晴らしい。
 
>山村部長は「神経内科の病気で、これほど
>効く薬は珍しい」と指摘している。
 
>中外製薬は改良したトシリズマブの
>後継薬を使い、視神経脊髄炎の
>国際的な臨床試験(治験)を開始して
>いる。
 
 大いに期待したい。
 
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