« 抗IL6受容体薬が視神経脊髄炎の症状を改善 | トップページ | 抗がん剤が効かなくなるがん細胞の新たなメカニズムを発見 治療効果の改善に期待 »

2014年3月19日 (水)

統計が暴いた10年前の談合天国・日本

2014年03月18日
サイエンスポータル科学ニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 摘発された入札談合は氷山の一角に
すぎなかったのか。
 
 膨大な入札データを統計的に詳しく分析
して、公共工事の入札談合が10年前、
広範に横行していたことを、ニューヨーク
大学スターンビジネススクールの
川合慶(かわい けい)助教授と東北大学
国際教育院の中林純(なかばやし じゅん)
准教授が報告している。
 
 2003 ~06年の公共工事の入札データを
分析した結果、この間に談合を
繰り返した可能性の高い業者は約1000社
に達するとみた。
 
 状況証拠だが、公正取引委員会など
による談合捜査の活性化を促す研究として
注目される。
 
 入札は通常、最も安い金額を提示した
適正な業者が落札する。
 
 本来は業者の競争の機会である。
 
 研究グループはまず、公共工事の入札で
全員が予定価格を超過した場合に行われる
「再度入札」に着目した。
 
 国土交通省の旧建設省部局が03~06年に
全国で発注した工事すべての入札結果
4万件のうち、再度入札になった2割弱
について分析した。
 
 初回の入札で1位と2位の差が小さいほど
逆転の可能性が高いはずなのに、初回1位
の業者が再度入札でも、再び1位になる
割合は97.5%にも上っていた。
 
 さらに、初回の入札に1位、2位だった
業者が再度入札の際に出した入札価格の差
について分析した。
 
 再度入札での1位と2位の差をグラフに
すると、ゼロから右側に集中して僅差が
維持され、逆にゼロから左側に移って逆転
するケースはごく少ないという異様な分布
となっていた。
 
 つまり、初回2位の業者は再度入札でも
ほぼ確実に僅差で負けており、公正な競争
が行われているとはとても思えない
「1位不動」の不自然な実態が浮かび
上がった。
 
 初回2位と3位の業者の間では逆転が
ほぼ50%の確率で起きているのと対照的
だった。
 
 研究グループは「初回2位業者は、
初回1位業者が再度入札で入札する予定の
価格を知っており、業者間で談合が
行われていたことをうかがわせる状況証拠」
としている。
 
 調査期間中に入札に参加した業者3万社
について、再度入札でどう入札したかを
調査して、談合を繰り返した可能性が
95%あると判明した業者約1000社を
リストアップした。
 
 それらの業者が落札した工事は
約7600件、予算規模は計約8600億円に
上ると推定した。
 
 川合ニューヨーク大学助教授らは
「この研究が競争入札における談合の抑止
につながり、日本の社会資本の充実、
産業の健全な発展につながることを望む」
と締めくくっている。
 
 共同研究者の中林東北大学准教授は
「データがそろっている約10年前の
競争入札を分析した。
 
 予定価格をわずかに下回る価格で落札
されたケースが多いことから、談合の疑い
はこれまでも指摘されていたが、
今回のように統計的に談合の実態を証明
したのは初めてだ。
 
 2006年以降、法規制が次第に強化され、
業界でも自粛する機運が高まっており、
10年前とは違う。
 
 しかし、談合の摘発はいたちごっこの
側面をぬぐえない。
 
 入札のデータがもっと公開され、
統計的手法も使って全体像を監視していく
必要はあるだろう」と話している。
 
 外部関連リンク
---------------------------------------
 
 全く情けない話しです。
 
>統計的に談合の実態を証明したのは
>初めてだ。
 というのは驚きですね。
 
>入札のデータがもっと公開され、
>統計的手法も使って全体像を監視して
>いく必要はあるだろう」と話している。
 
 必要があるだろう。
 
 などと生ぬるいことでは駄目だと
思います。
 
 こういうたぐいのものは性善説では駄目
で、監視が必要だと思う。
 
 税金の無駄遣いに対してもっと厳しく
あるべきです。

|

« 抗IL6受容体薬が視神経脊髄炎の症状を改善 | トップページ | 抗がん剤が効かなくなるがん細胞の新たなメカニズムを発見 治療効果の改善に期待 »

社会関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/210730/59318595

この記事へのトラックバック一覧です: 統計が暴いた10年前の談合天国・日本:

« 抗IL6受容体薬が視神経脊髄炎の症状を改善 | トップページ | 抗がん剤が効かなくなるがん細胞の新たなメカニズムを発見 治療効果の改善に期待 »