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2014年2月10日 (月)

カーボンナノチューブが、熱を電気エネルギーに変換する優れた性能を持つことを発見

平成26年1月29日
公立大学法人首都大学東京
学校法人 東京理科大 学
独立行政法人科学技術振興機構
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 首都大学東京理工学研究科 真庭豊 教授、
東京理科大学工学部 山本貴博 講師、
産業技術総合研究所ナノシステム研究部門
片浦弘道 首席研究員の研究チームは、
共同で高純度の半導体型単層カーボンナノ
チューブ(s-SWCNT)フィルムが、熱を
電気エネルギーに変換する優れた性能を
もつことを見いだしました。
 
 尺度となるゼーベック係数は実用レベルの
Bi2Te3系熱電材料に匹敵します。
 
 このフィルムのゼーベック係数は含まれる
s-SWCNT の比率に依存して敏感に変化する
ため、s-SWCNTの配合比率の異なる2種の
SWCNT を用いて容易に熱電変換素子を作る
ことができます。
 
 さらに、この電圧発生には、SWCNT 間の
結合部分が重要な役割を担うことを
理論計算により見いだしました。
 
 今後、SWCNT の耐熱性や柔軟性などの
優れた特徴を活かし、高性能の新規熱電
変換素子の開発につなげていく予定です。
 
 本研究成果は、専門誌
Appl. Phys. Expr.(APEX)に
「Giant Seebeck coefficient in
semiconducting single-wall
carbon nanotube film」のタイトルで
Vol.7 No2に発表される予定です。
 
 本研究の一部は、独立行政法人科学技術
振興機構の戦略的創造研究推進事業
(CREST)、首都大学東京傾斜的研究補助金
および文部科学省の科学研究費補助金の
支援を受けて行われました。
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 良さそうです。
 
>今日、先進国で消費されてい
>るエネルギーの約3分の 2が未利用の
>まま排熱として環境に放出され、
>この廃熱エネルギーを効率よく
>利用可能なエネルギー形態に変換する
>技術の開発が強く望まれています
 
 もったいないですね。
 
 カーボンナノチューブはフレキシブル
エレクトロニクス材料として利用可能
なので、その利点を生かして是非今まで
利用出来なかった所からの廃熱も有効に
利用したいものです。

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