がん細胞攻撃する免疫療法薬 初の医療保険対象
2014年2月23日 財経新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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これまでにないタイプの新しいがんの
治療薬が年内に販売される予定だ。
厚生労働省は昨年末に小野薬品工業
<4528>からの医薬品「ニボルマブ」の承認
の申請を受けており、年内に申請する
見通し。
これまでの研究により、がん細胞は、
リンパ球がもつ免疫作用を抑制する
システムを利用することで、免疫からの
攻撃を免れて体内で増殖していくことが
分かっていたが、ニボルマブはこの
システムに関与し、免疫の抑制を解除
させることで免疫機能にがん細胞を認識
させ排除させる反応を増強させる、
免疫抑制解除という役割を体内で果たす。
これまでにない発想に基づいている
ため、今後がんの有効な治療法になる
のではないかと期待されている。
今回、ニボルマブは皮膚がんの一つ
である悪性黒色腫の治療薬として製造販売
承認を申請されている。
悪性黒色腫は悪性度が非常に高いがん。
自己免疫を強化させることでがん細胞と
戦わせる免疫療法薬は副作用の心配が
少ない反面、これまで保険対象とならず、
高額な自費となる点がネックであった。
ニボルマブは、認可されれば公的な
医療保険が使える初の免疫療法薬となる。
がん患者にとって有効な選択肢の一つ
となることを期待したい。
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Good Newsです。
この前投稿した
2014年2月17日
に係わる薬ですね。
早く認可されると良いですね。
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