認知症:患者の機能改善に「Pls」 九大など臨床成果
2014年02月04 毎日新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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九州大や福岡大で作る研究グループは
4日、リン脂質の一種「プロズマローゲン
(Pls)」を摂取した認知症患者の
認知機能が、摂取しなかった患者に比べ
改善したと発表した。
Plsに関する臨床研究は初めて。
近くPlsを含んだドリンク剤を
機能性食品として販売する予定で、
藤野武彦・九大名誉教授は「医薬品への
応用に向けさらに有効性を調べたい」
としている。
臨床試験は昨年2~9月、福大病院など
に通う60歳以上の軽度~中等度の
アルツハイマー型認知症患者40人を
対象に実施した。
濃度の違うPls入りのドリンク剤
(Pls摂取量は1日10~100
ミリグラム)を毎日飲む三つのグループ
と、Plsを含まないドリンク剤を飲む
グループに分けて6カ月間観察した。
結果、認知症の診断にも使われる
認知機能テスト「MMSE」の点数が、
最もPlsの濃度が低いドリンク剤を
摂取したグループで改善。
藤野名誉教授は「今回の試験で低濃度で
有効性があることが示された。
今後は軽症や重症など、どの段階の
患者に効果があるのか大規模な臨床研究を
実施したい」と話した。
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>最もPlsの濃度が低いドリンク剤を
>摂取したグループで改善。
というのは以外ですね。
>機能性食品として販売する予定
とのことですが、早く医薬品開発に
向けた大規模な臨床研究を実施して
薬の開発に繋げて貰いたい。
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