県立医大/脊髄疾患を精密に診断 MRIで新技術
2014年02月14日 わかやま新報
詳細は、リンクを参照して下さい。
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県立医科大学(和歌山市紀三井寺)は
13日、MRI(磁気共鳴画像)の新しい
画像処理技術により、脊髄疾患をより精密
に診断できる方法を開発したと発表した。
頚椎症性脊髄症や神経難病の多発性
硬化症などの診断に有力な方法として
注目される。
発表によると、脊髄は細長く、周囲を
骨に囲まれているため、MRI以外での
検査は難しいが、現状では、画像から
重症度の判定ができない、病状の見通しが
予測できないなどの課題がある。
MRI検査では、画像で強調されて写る
部分が異なる「T1強調画像」
「T2強調画像」の2種類を撮影するのが
一般的。
今回開発した方法は、2種類の画像の比
をコンピューター処理することで、画像の
コントラスト(明暗比)が約2倍に向上し、
病変部分をより精密に判断できるという。
さらに、通常の画像ではMRIの信号値
に個人差が大きく、加齢による変化は
分からないが、今回の処理技術で得られる
画像では個人差が軽減され、各年齢の
正常値が分かることから、治療計画や
病状の見通し予測につながる客観的な
数値解析が可能になるとしている。
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素晴らしいですね。
MRIの画像診断技術少しずつですが、
進歩してきているようです。
客観的な診断が出来ることが重要です。
>金桶教授は「従来からある画像を利用
>するので、患者への負担がなく、
>すぐに臨床応用もできる」と
>話している。
期待したい。
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