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2014年2月17日 (月)

小児患者の心筋機能再生 岡山大病院の最新研究

2014/2/9 岡山新聞 岡山医療ガイド
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 岡山の地から世界中の患者を救う治療法
を―。
 
 先天性心疾患の小児患者の心筋機能を
再生し、ポンプ機能を強化する治療など、
実を結びつつある最新の研究に迫った。
 
 
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 「以前は歩いてもすぐに『だっこ』
『だっこ』でしたが、今は階段も上れる
ように。本当に良かった」
 
 血液を全身に送り出す心臓の心室が一つ
しかない「単心室症」を患う女児(2)の
母親=20代、岡山市南区=の声は、想像
以上に明るい。
 
 顔色が悪い、体重が増えない、しんどい
様子を見せる…。
 
 これらの症状が改善に向かったのは、
昨年8月下旬に受けた治療がきっかけ
だった。
 
 その治療法は自らの心臓にある幹細胞を
採取して培養、カテーテルで心臓に移植
してポンプ機能を強化する「再生医療」。
 
 岡山大病院が世界をリードする分野だ。
 
 具体的な方法はこうだ。
 
 血流改善の手術時に採取した心臓組織
100ミリグラムから心筋の基になる
幹細胞を抽出。
 
 10日間の培養で幹細胞を増やし、体重
1キロ当たり30万個の幹細胞(2~3CC)
をカテーテルで心臓付近の冠動脈に注入
する。
 
 組織採取を担当するのは、単心室症の
一つで、左心室が異常に小さい左心低形成
症候群の患者に対する血流改善手術を考案
し、世界的にも名が通る佐野俊二
・心臓血管外科教授。
 
 培養は王英正・新医療研究開発センター
教授、注入は大月審一・小児循環器科教授
が行っている。
 
 王教授らは2011年3月、世界に先駆
けて安全性を確認する1回目の臨床研究に
着手。
 
 患者7人の心筋機能は最大で22%
アップした。
 
 昨年5月からは有効性を確かめる2回目
の臨床研究(対象患者34人)に
取り組んでいる。
 
 3カ月後の評価を終えたのは6人
(治療群3人、非治療群3人)。
 
 非治療群は外科手術直後とポンプ機能は
ほとんど変わらなかったが、治療群では
ポンプ機能が9~17%アップした。
 
 「拒絶反応などの副作用もなく、
治療効果がはっきり現れている。
 
 有効性は高い」と王教授は分析する。
 
 重度の先天性心疾患の場合、最終的には
「心臓移植」しか治療法がなくなる場合も
少なくないが、国内では親の心情面など
から小児の脳死ドナー(臓器提供者)は
ほとんど現れない。
 
 今回の治療法で心機能をアップさせ、
成長して体が大きくなれば心臓移植を
受けられる可能性が増し、患者に新たな
選択肢をもたらすと期待されている。
 
 現在は研究として実施している治療法
だが、チームの最終目標は「保険適用」だ。
 
 計画では岡山大と国内2カ所の子ども
病院で患者100人を対象に実施。
 
 王教授は「治験では心臓組織の採取を
血流改善の外科手術時に加え、心機能の
状況を把握するカテーテル検査時にも
広げ、幹細胞移植を複数回受けられる体制
にする。
 
 有効性を一段と高め、一刻も早く
臨床現場に届けたい」と意気込む。
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 再生医療進歩してきました。
 
 いろいろなものが出てきましたが、今回の
ものは、根治治療ではなく、
 
>今回の治療法で心機能をアップさせ、
>成長して体が大きくなれば心臓移植を
>受けられる可能性が増し、患者に新たな
>選択肢をもたらす。
 と言うものですね。
 
 新たな選択肢をもたらした。
 と言う意味で素晴らしい研究だと
思います。
 
 心筋シートの適用はどうなのかな?
 
 とにかく選択肢が増えたのは素晴らしい。
 
 今後に期待したい。

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