京大、炭素の結合を簡単に分離
2014/1/20 日本経済新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
---------------------------------------
京都大学の村上正浩教授らは、化学物質
中で強く結び付いた2つの炭素原子を簡単
に引き離す手法を開発した。
これまで炭素同士の結合を切る化学反応
は実用化されていなかった。
医薬品や化成品を少ない消費エネルギー
で安価に合成できると期待されている。
研究チームは「オルトシクロファン」
と呼ぶ有機化合物に紫外線を当てた後、
貴金属のロジウムの触媒に作用させると
炭素同士の結合が切れ、別の有機化合物
に変化することを見つけた。
紫外線と触媒の相乗効果で結合が切れた
と分析している。
炭素同士を簡単に切り離す今回の手法
を使えば、従来は多数の反応を経て合成
していた高価な医薬品や化成品を、
少ない反応で安く作れる可能性がある。
---------------------------------------
素晴らしいですね。
>従来は多数の反応を経て合成
>していた高価な医薬品や化成品を、
>少ない反応で安く作れる可能性がある。
と言う所に期待しましょう。
具体的にはどんな医薬品、化成品
が対象になるのでしょうか?
| 固定リンク
「科学関連ニュース」カテゴリの記事
- 世界初、100:1の減速比でも逆駆動可能なギヤを開発―ロボットの関節やEVの変速機などへの展開に期待―(2019.12.04)
- 全ての光を吸収する究極の暗黒シート-世界初!高い光吸収率と耐久性を併せ持つ黒色素材-(2019.09.03)
- バイオプラスチック原料を大量合成する技術を開発 ~環境調和型触媒反応プロセスによる,再生可能資源を活用したバイオ化学品製造技術~(2019.07.24)
- 「亀裂」と「光」で世界最小サイズの絵画の作製に成功 -インクを使わずに超高精細な印刷が可能に-(2019.06.25)
- 福島原発事故によって飛散した放射性微粒子の溶解挙動を解明(2019.05.16)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント