発話に脳の両側の関与が判明
2014/1/15 健康美容EXPOニュース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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発話には脳の両側が使われる――
こんな研究結果が「Nature」1月15日号に
掲載された。
発話には脳の片側しか使われないという
広く支持されている信仰が覆されることに
なるかもしれない。
米ニューヨーク大学神経科学センター
准教授のBijan Pesaran氏らは、被験者の
脳の内側と表面に専用の電極を直接埋め
込んだ。
発話中に使われる部位に着目し、
被験者に「kig」「pob」という無意味な
語を繰り返してもらった。
無意味な語を使って脳の活動を誘発した
結果、被験者は発話に際し、脳の両側を
使っていたことが判明した。
Pesaran氏は、「脳と発話のつながりに
関する洞察が深まったことで、脳卒中や
外傷によって脳障害が生じた後に発話能力
を取り戻す新しい方法を生み出す足がかり
ができた。
発話過程の理解が深まれば、言語と
切り離して、発話の回復のみを目的とした
リハビリ方法の開発につながる」と
述べている。
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これで又、今までの医学における常識が
覆されることになるかもしれませんね。
言語とは関連の無い箇所の脳卒中だから
言語障害の心配はないと言ったはずの症例
で実際は言語障害が発生したという話しは
聞いたことがあります。
この記事通りだとすれば十分考えられる
ことです。
医学の、特に脳の働きとか免疫に関する
知識は、まだまだ不十分だと思う。
>発話過程の理解が深まれば、言語と
>切り離して、発話の回復のみを
>目的としたリハビリ方法の開発に
>つながる
苦しんでいる人達は沢山いるはず。
期待したい。
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