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2014年2月 7日 (金)

「体温恒常性維持のメカニズムの解明」に成功

2014年2月4日 京都大学 研究 お知らせ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 私たちヒトを含む哺乳動物の体温は、
外気温によらずほぼ一定
(体温のセットポイント)に保たれます。
 
 内部環境を一定に保持しようとする傾向
を恒常性といいますが、体温恒常性は
美しくデザインされた調節系の代表と
言えます。
 
 例えば皮膚が寒さを感知すると、それが
脳にある体温中枢(視索前野)に伝わり、
中枢から末梢へ寒さへの対抗措置が指示
されます。
 
 一つは、熱産生を専門に司る褐色脂肪
組織(BAT)での非ふるえ熱産生の指示、
もう一つは皮膚血管を収縮して熱が放散
しないようにする指示です。
 
 これらの指示は交感神経を介して行われ
ます。
 
 それでも足りない場合は、運動神経を
介して骨格筋でのふるえ熱産生が誘導
され、体温は維持されます。
 
 本研究グループは、ナルディライジンが
欠損したマウス(Nrd1-/-マウス)を用いた
研究を行った結果、ナルディライジンが
体温セットポイント(中枢神経)、
熱放散(皮膚血管)、熱産生(BAT)の
いずれの制御にも深く関わっており、
体温恒常性維持に必須であることを
明らかにしました。
 
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 体温恒常性維持にはナルディライジン
という蛋白が必須なのだそうです。
 
 通常正常状態ならプラス、マイナス1度
位の精度で温度を保っている。
 
 すごいことですね。

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