DNAのスイッチ、人工化合物でON 京大グループ成功
2014年1月25日 朝日新聞デジタル
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
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京都大のグループは人工の化合物を
使い、遺伝子DNAのスイッチを直接
入れることに成功した。
iPS細胞(人工多能性幹細胞)に
類似した細胞をつくることもできた。
ウイルスなどを使わず、人工の化合物
だけでDNAの働きを促したのは初という。
英科学誌サイエンティフィックリポーツ
で24日発表した。
約2万個の遺伝情報が書き込まれている
DNAはトイレットペーパーの芯のような
形のたんぱく質に固く巻き付けられ、
その内容が読めないようになっている。
特定の場所だけがゆるむことによって
必要な遺伝子だけスイッチが入る。
DNAをゆるませる化学物質が
見つかっているが、手当たり次第に
ゆるめてしまうため、遺伝子が
でたらめに働き、細胞が死んでしまう。
京大の杉山弘教授(生物化学)らは
この化学物質に、DNAに書かれている
文字の特定の組み合わせにだけ結合する
物質をくっつけた人工の化合物を
つくった。
この化合物を、人の皮膚細胞に
ふりかけると、特定の遺伝子群のスイッチ
が入った。
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>人工の化合物だけでDNAの働きを
>促したのは初。
だそうです。
科学の進歩はすごいですね。
人工物だけで遺伝子を制御出来る
とは、
今後の研究の進展に期待します。
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