« 光合成によるバイオプラスチックの生産効率で世界最高レベル達成 | トップページ | 人工ロジウムの開発に成功 »

2014年1月27日 (月)

単層カーボンナノチューブと銅の複合材料で微細配線加工に成功

2014年1月23日 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 NEDOのプロジェクト※1において、
単層CNT融合新材料研究開発機構(TASC)と
(独)産業技術総合研究所(産総研)は、
単層カーボンナノチューブ(CNT)※2と
銅の複合材料を用いて、銅の100倍の電流を
流すことが可能な微細配線を基板上に作製
する技術を開発しました。
 
 これにより、複雑な配線パターンの
形成時でも、基板上で1 μm以下の加工が
可能になります。
 
 また、単層CNTと銅の複合材料は
熱による断線が起きづらいため、信頼性に
優れ高機能な車載用電子デバイスや微小な
センサーなどへの応用が期待できます。
 
 本成果は、2014年1月29~31日に
東京ビッグサイトで開催される
「nano tech 2014
第13回国際ナノテクノロジー総合展
・技術会議」に展示します。
 
 
今回の成果を要約すると次の3つに
なります。
 
1.リソグラフィー技術で形状加工した
 CNT配線に銅をめっきすることで、
 CNT銅複合材料の微細配線作製方法を
 確立しました。
 
2.CNTと銅を複合化することで、Siと
 同程度の熱膨張係数を持つ配線材料を
 実現しました。
 
3.高電流容量、低熱膨張係数の
 単層CNT銅複合材料を、電子デバイスや
 MEMSの配線材料として用途展開する道
 を開きました。
---------------------------------------
 
 すごいですね。
 
>複雑な配線パターンの形成時でも、
>基板上で1 μm以下の加工が可能に
>なります。
>また、単層CNTと銅の複合材料は
>熱による断線が起きづらいため、
>信頼性に優れ高機能な車載用
>電子デバイスや微小なセンサーなど
>への応用が期待できます。
 
 大いに期待したい。

|

« 光合成によるバイオプラスチックの生産効率で世界最高レベル達成 | トップページ | 人工ロジウムの開発に成功 »

科学関連ニュース」カテゴリの記事

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 単層カーボンナノチューブと銅の複合材料で微細配線加工に成功:

« 光合成によるバイオプラスチックの生産効率で世界最高レベル達成 | トップページ | 人工ロジウムの開発に成功 »