自己免疫疾患の皮膚病を引き起こす分子の同定と 低分子阻害剤による治療
2013/12/18
北海道大学プレスリリース
詳細は、リンクを参照して下さい。
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自己免疫性皮膚疾患である乾癬
(かんせん)にかかると,皮膚が赤く
なって,盛り上がり,皮膚表面が銀白色の
かさぶた(鱗屑)となり,それがはがれ
落ちる(落屑)という症状が起こります。
乾癬によるかゆみには個人差があります
が,症状が進むと病変部の数が増え,
互いに合わさり大きくなり,患者の
生活レベルに及ぼす障害は極めて大きい
ものがあります。
今回,私たちは乾癬の進展に関与する
細胞内蛋白「Tyk2」を同定しました。
Tyk2 を欠損したマウスでは乾癬の進展
が観察されません。
また,Tyk2 活性を抑制する低分子阻害剤
は乾癬の進展を抑制することも
わかりました。
Tyk2 を標的とする自己免疫性皮膚病,
乾癬の新しい薬の開発が期待できます。
本研究は免疫分野の専門雑誌
International Immunologyの
Advance Access で 12 月 12 日に
公表されました。
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期待出来そうな発見です。
自己免疫疾患いろいろあるんですね。
我が国では男性に多いようですが、
約10万人もいるそうです。
>症状が進むと生活レベルに及ぼす障害は
>極めて大きいものがあります。
とのこと。
Tyk2蛋白は非常に重要な標的分子となり
そうです。
早く新薬が開発されると良いですね。
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