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2013年12月 6日 (金)

アミロイドペプチドを酸化することで凝集性と神経毒性を抑える ~アルツハイマー病の新たな治療戦略につながると期待~

平成25年12月5日
科学技術振興機構(JST)
東京大学 大学院薬学系研究科
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
〇アルツハイマー病の発症に関与すると
 されるアミロイドβペプチド(Aβ)を
 標的とした新たな治療戦略が求められて
 いる。
 
〇ビタミンB2を含む光触媒を利用した
 酸化反応によってAβの凝集性と
 神経毒性を抑えることに成功。
 
〇アルツハイマー病を始めとする
 難治性疾患の克服に貢献するものと
 期待される。
 
 
-----
 JST課題達成型基礎研究の一環として、
東京大学 大学院薬学系研究科
金井 求 教授、相馬 洋平 特任研究員
(グループリーダー)、谷口 敦彦
特任研究員らの研究グループは、
アルツハイマー病の発症に関与すると
されるアミロイドβペプチド(Aβ)
のみを選択的に酸化注1)する光触媒注2)
(ビタミンB2とペプチドの複合体)を
開発し、Aβの凝集注3)性および神経毒性
を抑えることに成功しました。
 
 アルツハイマー病の発症には、Aβの
凝集体による神経毒性が関与していると
考えられています。
 
 そのため、Aβを標的とした治療法の
開発が盛んに進められてきました。
 
 しかし、アルツハイマー病はいまだ根治
に至っておらず、病気の克服には新しい
治療法の開発が望まれています。
 
 本研究グループは、Aβそのものを変化
させることで神経毒性が抑えられるのでは
ないかと考え、光に反応するビタミンB2
とペプチドを結合させた新たな光触媒を
開発しました。
 
 この光触媒によってAβを選択的に酸化
することに成功し、酸化されたAβは
顕著に低い凝集性および神経毒性を示す
ことが明らかになりました。
 
 今後、生体応用に向けて本成果で得られた
触媒をさらに改良できれば、Aβを標的
とするアルツハイマー病の新たな治療戦略
につながることが期待されます。
 
 また、本研究のように、生体において
人工的に触媒反応を起こすことで病気の
治療につなげるというアプローチは、
ほかの難治性疾患の治療にも適用できる
ものと期待されます。
 
 本研究は、東京大学 大学院医学系研究科
の岩坪 威 教授、同薬学系研究科の
富田 泰輔 准教授のグループとの共同で
行ったもので、研究成果はドイツ科学誌
「Angewandte Chemie
 International
 Edition」のオンライン速報版で
近日中に公開されます。
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 良さそうですね。
 
>アルツハイマー病はいまだ根治に
>至っておらず
 ですからね。
 
>今後、より現実的な治療法へと展開する
>ために、実際の動物生体内でAβの凝集
>を阻害できるかを明らかにすることを
>目指します。
 
>具体的には、可視光の中でもより
>エネルギーの小さい光(長波長の光)で
>酸化を起こす光触媒の開発などを進めて
>いきます。
 
>また今回の研究成果のように、触媒反応
>によって生体内の分子の性質を変える
>ことで、疾患原因分子の病態機能を
>変えることができれば、新たな疾患の
>治療法にもつながると期待されます。
 
 良いアプローチのように思えます。
 
 根治と言えるような治療法に
繋がることを期待しています。

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