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2013年12月30日 (月)

CO2だけじゃない 環境破壊招く「窒素循環」の恐怖

2013/12/30 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 地球環境問題というとこれまで
二酸化炭素(CO2)への関心が高かった
が、2014年は新たに「窒素循環」が注目
されるかもしれない。
 
 化学肥料などに広く利用され我々の生活
を支えている窒素だが、20世紀初めに
工業生産が可能になってから使用量が急増。
 
 自然の力でバランスを回復できる限界を
大きく超えてしまっていると考えられて
いる。
 
 14年から本格化する国際的な環境問題
研究の取り組み「フューチャー・アース」
でも窒素循環はテーマの一つで、日本でも
取り組みが本格化する可能性がある。
 
 人間が人工的に作り出している窒素の量
は自然が自力でバランスを回復できる限界
を超えて、限界の3.5倍に達している――。
 
 09年に英科学誌ネイチャーに掲載された
ストックホルム・レジリアンス・センター
(スウェーデン)のヨハン・ロックストロム
教授らの論文では「窒素循環」について
こんな試算を示している。
 
 「生物多様性の喪失」の10倍以上に次ぐ
高さで、注目度の高い「気候変動」の1.5倍
を上回る数字だ。
 
 CO2の排出は気候変動など世界的な規模
で影響を及ぼすが、窒素循環の影響は
大気汚染や沿海部の海洋汚染など局地的に
現れることが多い。
 
 しかし、13年2月に科学技術振興機構
研究開発戦略センター(CRDS)が
まとめた提言書「持続的窒素循環に向けた
統合的研究推進」のメンバーでもある
増田耕一海洋研究開発機構主任研究員は
「同じ問題が世界各地でそれぞれ起こって
いて、CO2同様に重要な環境問題として
とらえるべきだ」と指摘する。
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 いろいろ問題が起こりますね。
 
 今度は「窒素循環」の恐怖です。
 
 そもそも地球は小さくて、多くの人口を
支えることが難しい。
 
で見ても、既に地球は小さすぎる。
 
 人間はもっと賢くならないといけない。
 
 将来を見ない人が多すぎる。
 
 さらに悪いことに過去からも学ばない。
 
 あるいは学ぼうとしない人が多い
ように思う。

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2013年12月29日 (日)

脂肪酸とコレステロール合成の切り替えスイッチの発見に成功 -安全な動脈硬化改善薬の開発に期待-

2013年12月3日
京都大学 研究 お知らせ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 尾野亘 医学研究科講師、堀江貴裕
同助教、西野共達 大学院生らの
研究グループは、脂肪酸と
コレステロール合成の切り替えスイッチの
発見に成功しました。
 
 この研究成果は、英国科学雑誌
「Nature Communications」誌の
オンライン版に掲載されました。
 
 
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背景
 
 マイクロRNA(miRNA、miR)は22塩基程度
の小さなタンパクをコードしないRNAであり、
標的メッセンジャーRNAの翻訳に抑制的に
作用します。
 
 またマイクロRNAは発生や分化の過程
のみならず、心血管疾患の発症や進展にも
深く関与していることが知られています。
 
 今回、本研究グループは、miR-33
欠損マウスが肥満症と脂肪肝を呈する
ことを見出し、その原因として、
miR-33がSREBP-1を抑制する働きがある
ことを明らかにしました。
 
 miR-33はSREBP-2遺伝子のイントロン
にあり、同時に発現されることから、
SREBP-2はmiR-33を介してSREBP-1を抑制
するという、直接の相互作用があること
が示されました。
 
 すなわち、
(1)コレステロール欠乏時にはSREBP-2
  とともにmiR-33が増加してSREBP-1を
  抑制することにより脂肪酸合成を低下
  させ、原料のアセチルCoAを
  コレステロール合成に使う。
 
  また、コレステロール過剰の際には
  SREBP-1の抑制が解除されてアセチル
  CoAから脂肪酸合成が進むことに
  なります。
 
 さらにこの知見は、
(2)miR-33の抑制による動脈硬化治療の
  安全性を高める方法の開発につながる
  と考えられます。
 
 
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成果
 
 今回、miR-33欠損マウスが肥満症と
脂肪肝を呈することを見出し、その原因
として、miR-33がSREBP-1を抑制する働き
があることが判明しました。
 
 miR-33はSREBP-2遺伝子のイントロン
にあることから、SREBP-2はmiR-33を介して
SREBP-1を抑制するという、直接の相互作用
があることが示されました(図3)。
 
 
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波及効果
 
 今回の研究によって、脂肪酸合成と
コレステロール合成の間に、マイクロRNAを
介する直接の制御機構があることが初めて
明らかになりました。
 
 このことにより、脂肪酸と
コレステロールの制御機構の理解が深まる
とともに、安全な動脈硬化治療法の開発に
つながると考えられます。
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 マイクロRNAの働きの解析は重要な
ようですね。
 
>今回の研究によって、脂肪酸合成と
>コレステロール合成の間に、
>マイクロRNAを介する直接の制御機構
>があることが初めて明らかに
>なりました。
 
 思っていたよりいろいろ重要な働きを
しているようです。
 
 マイクロRNA、多種多様にあって解析は
難しそうですが、頑張ってください。

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世界初となる糖鎖マーカーを用いた肝線維化検査技術の実用化に成功

2013年12月26日 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 シスメックス(株)は、(独)産業技術
総合研究所 糖鎖医工学研究センターと
共同で、NEDOプロジェクト※1の成果を
もとに、肝線維化の進行度を糖鎖マーカー
を用いて血液検査により判定する試薬を
開発。
 
 2013年12月10日に薬事承認
(製造販売承認)を得ました。
 
 これにより、進行することで肝臓がんの
原因となる恐れがある慢性肝炎・肝硬変へ
至る、ウイルス性肝炎に起因する疾病
(肝線維化)の進行を、医療機関の
臨床検査室などで、従来技術よりも短時間
に測定することが可能となります。
 
 なお、糖鎖マーカーを用いた肝臓の
線維化検査技術の実用化は、世界初と
なります。
 
 
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背景
 
 肝炎ウイルスの持続感染により進行する
肝臓の線維化の程度を判定することが重要
であり、その検査は肝臓組織を採取して
行う生検(生体組織診断)が主流となって
います。
 
 しかし、生検は患者が入院する必要が
あり、身体的・経済的な側面で患者の負担
が大きいことが課題となっていました。
 
 
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今回の成果
 
 このたび共同開発した糖鎖マーカーを
用いた肝臓の線維化検査用試薬は、肝臓の
線維化の進行の度合いが数値でわかります。
 
 今回、医療機関の臨床検査室で実施する
診断システムとして開発した結果、わずか
17分程度での測定を実現することに成功
しました。
 
 検査技術の実用化により、入院を必要と
せず採血のみで肝臓の線維化の進行度を
迅速に測定することができるため、
ウイルス性慢性肝炎の治療における患者の
負担軽減が期待されます。
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 Good!
 
 検査技術進歩しましたね。。
 
>肝臓の線維化の進行の度合いが数値で
>わかります。
 
>わずか17分程度での測定を実現する
>ことに成功しました。
 
>入院を必要とせず採血のみで検査可能
 
 素晴らしいです。

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2013年12月27日 (金)

100年ぶりに脳の主要な記憶神経回路の定説を書き換え

2013年12月19日
独立行政法人理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
・海馬のCA2領域を多角的かつ正確に同定
 
・海馬で新しいトライシナプス性の
 記憶神経回路を発見、古典的定義を覆す
 
・神経系変性疾患や精神神経疾患
 メカニズムの解明に貢献
 
 
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要旨
 
 理化学研究所(理研)は、マウスを使い、
脳の記憶形成の中枢である海馬[1]の部位
で最も解明が遅れていた領域「CA2[1]」
を多角的な手法を使い正確に同定
しました。
 
 さらに、CA2を介した新しい
トライシナプス性[2]の記憶神経回路を
発見し、逆に、存在すると主張されて
きた回路が、実は存在していないという
ことも証明しました。
 
 これは、理研脳科学総合研究センター
(BSI、利根川進センター長)
RIKEN-MIT神経回路遺伝学研究センター
(CNCG)利根川研究室の
小原圭吾リサーチサイエンティスト、
ミケレ・ピグナテーリ博士研究員、
アレックス・リヴェスト博士研究員、
利根川進センター長
(米国マサチューセッツ工科大学、
CNCGディレクター)などが、
理研バイオリソースセンターの
小幡裕一センター長らと行った共同研究
の成果です。
 
 海馬の神経回路については、1911年に
神経解剖学者のラモニ・カハールら
によって「トライシナプス性の記憶神経
回路」が初めて発見されました。
 
 その後、1934年に神経生理学者の
ロレンテ・デ・ノによって海馬が3つの領域
(CA1[1]、CA2、CA3[1])からなることが
発見され、定義されました。
 
 しかし、CA2は他の領域に比べて狭い
ため、当時の実験技術や装置ではCA2の
正確な領域と記憶神経回路を決定すること
は困難で、その後も生物学的に正しいか
どうかは検証されず、現在の教科書でも
この“古典的”な定義に基づいて解説
されています。
 
 研究グループは、免疫組織染色法、
樹状突起標識法、軸索標識法、および
電気生理学などを用いた多角的かつ詳細な
観察によって、CA2領域を正確に同定する
ことに成功しました。
 
 次に、領域特異的な遺伝子組み換え
マウス、ウイルス標識法、光遺伝学、
海馬急性スライス標本などを複合的に
用いて、海馬の一部位の歯状回[1]が
直接シナプスを介してCA2に入力している
ことを発見しました。
 
 この発見は、これまでの「歯状回はCA2
に入力しない」という定説を覆すものです。
 
 また、CA2はCA1の深い細胞層の興奮性
細胞群に優先的に入力していることも
分かりました。
 
 これらから、カハールらが発見した
トライシナプス性の記憶神経回路に加え、
新しいトライシナプス性の記憶神経回路
があることが分りました。
 
 さらに研究グループは、2010年に他の
研究グループが発表し、海馬の研究に
多大な影響を及ぼした、嗅内皮質3層から
CA2への直接の入力は、実は存在しない
ことも証明しました。
 
 脳の記憶のメカニズムには未解明な部分
が多いのが現実です。
 
 解明を進めるためには、脳の正確な
「地図」が欠かせません。
 
 今回の発見は、新技術と既存技術を
複合的に組み合わせたアプローチによる
成果です。
 
 今後、こうした研究アプローチによって、
正確でより完成度の高い脳の地図が簡単に
作られ、記憶の謎や神経系変性疾患・
精神神経疾患のメカニズム解明が進展して
いくと期待できます。
 
 本研究成果は、英国の科学雑誌
『Nature Neuroscience』のオンライン版
(12月15日付け)に掲載されました。
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 難しいですね。
 
>海馬の一部位の歯状回[1]が
>直接シナプスを介してCA2に入力
>していることを発見しました。
 
>この発見は、これまでの「歯状回はCA2
>に入力しない」という定説を覆す
>ものです。
 
 又、
>カハールらが発見したトライシナプス性
>の記憶神経回路に加え、
>新しいトライシナプス性の記憶神経回路
>があることが分りました。
 
>さらに研究グループは、2010年に
>他の研究グループが発表し、
>海馬の研究に多大な影響を及ぼした、
>嗅内皮質3層からCA2への直接の入力は、
>実は存在しないことも証明しました。
 
 など、いろいろ新しい発見があった
ようです。
 
>脳の記憶のメカニズムには未解明な部分
>が多いのが現実です
 
>解明を進めるためには、脳の正確な
>「地図」が欠かせません。
 
 とのことです。
 
 まだまだ先が長そうです。

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関節リウマチに対するゲノム創薬手法を開発 -ゲノム創薬の新たな可能性を発見-

2013年12月26日
独立行政法人理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 関節リウマチは関節の炎症や破壊を
もたらす自己免疫疾患で、国内には
約70~80万人の患者がいると推定されて
います。
 
 治療法は急速に進歩していますが、
既存の治療法では十分に効果が得られない
ケースや、治療薬の副作用によって治療が
続けられなくなることもあり、個々の患者
の症状に合った新しい治療法や治療薬の
開発が求められています。
 
 関節リウマチの発症には多くの遺伝的
要因があるとされ、個人間における
ゲノム配列の違いである遺伝子多型が
関与していることが知られています。
 
 このため、国内外で
「ゲノムワイド関連解析(GWAS)」が
盛んに行われています。
 
 GWASは、ヒトゲノムを網羅した
数百万~1000万の一塩基多型(SNP)を
対象に、対象サンプル群における疾患との
因果関係を評価する分析手法で、
これまでに関節リウマチに関わる多数の
感受性遺伝子領域が同定されてきました。
 
 理研の研究者を中心に、国内外の
有力研究機関や大学の研究者で構成された
国際共同研究グループは、これまで実施
されたすべての関節リウマチのGWASデータ
を統合し、大規模な遺伝統計解析を行い
ました。
 
 アジア人や欧米人集団を含む10万人以上
のサンプルと、約1,000万の一塩基多型で
構成されたデータを対象とした
ビッグデータを解析した結果、101個の
遺伝子領域に含まれる一塩基多型が
関節リウマチに関与していることが
分りました。
 
 このうち42領域が新規の発見でした。
 
 次に関節リウマチの感受性遺伝子領域内
の遺伝子と多様な生物学的データベース
との網羅的な照合を行い、関節リウマチの
感受性遺伝子の一部が原発性免疫不全
症候群や白血病の感受性遺伝子と共通して
いることを発見しました。
 
 また、関節リウマチの病態が、
制御性T細胞や細胞間の情報交換を行う
サイトカインシグナルによって制御されて
いることも明らかになりました。
 
 さらに、GWASで同定した疾患の
感受性遺伝子領域内の遺伝子の情報と、
創薬データベース上に登録された
ターゲット遺伝子とのつながりを調べ、
候補となる治療薬を探すという
新しいゲノム創薬手法を見いだしました。
 
 その結果、関節リウマチの感受性遺伝子
がタンパク質間相互作用ネットワークを
介して、関節リウマチの治療薬のターゲット
となる遺伝子とつながっていることが
分りました。
 
 また、他の病気に対する既存の治療薬
の中にも関節リウマチの感受性遺伝子を
ターゲットとしているものが見つかり、
既存の治療薬を使って関節リウマチの
治療ができる可能性が示されました。
 
 この創薬手法を関節リウマチ以外の
疾患にも適用することで、さまざまな
疾患に対する新薬開発が進む可能性が
あります。
 
 
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 ゲノムワイド関連解析(GWAS)
良いですね。
 
 ビッグデータを活用する。素晴らしい。
 
 いろいろな関連がわかって来た
ようです。
 
>他の病気に対する既存の治療薬
>の中にも関節リウマチの感受性遺伝子を
>ターゲットとしているものが見つかり、
>既存の治療薬を使って関節リウマチの
>治療ができる可能性が示されました。
 想定外だったのではないでしょうか?
 
>この創薬手法を関節リウマチ以外の
>疾患にも適用することで、さまざまな
>疾患に対する新薬開発が進む可能性が
>あります。
 
 期待したい。
 
関節リウマチに関しての他の報告です。
東京大学
 
>関節リウマチの炎症と骨破壊を強力に
>促進する新たな T 細胞を同定しました。
 と言っています。
 
 理化学研究所の研究でも、T 細胞が
絡んでいると言う話しは出ていますが、

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2013年12月26日 (木)

岡山大、ウイルス使い食道がん治療

2013/12/23 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 岡山大学の藤原俊義教授らは、がん細胞
だけを狙い撃ちして破壊する特殊な
ウイルスを使い、食道がんを治療する
臨床研究を始めた。
 
 5年間に12人の患者に投与し、
放射線治療も併用しながら、効果を
確かめる計画。
 
 国内で新しい治療法の承認に必要な
臨床試験(治験)につなげる。
 
 すでに、岡山大発バイオベンチャーの
オンコリスバイオファーマが米国での治験
で安全性を確かめている。
 
 ウイルスは内視鏡で患者の腫瘍部分に
注入する。
 
 風邪などの原因となるアデノウイルスを
遺伝子操作し、がん細胞だけで活発に
働いている酵素によって増殖するよう
工夫した。
 
 正常な細胞にもウイルスは感染するが、
増殖しないため、副作用などは起こり
にくいと考えられる。
 
 ウイルスを使う治療法は従来の手術や
抗がん剤などに比べて患者の負担が
少なく、効果が長続きする利点がある
といわれる。
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 素晴らしい治療法です。
 
 いよいよ東大だけでなく、岡山大学でも
臨床研究が始まるようです。
 早く臨床試験(治験)に繋げたい。
 
 以前の関連投稿は、
2013年9月13日
 
 効果は画期的なようです。
 
 この記事では、
>10年後にはウイルス治療はごく
>当たり前の治療法になっていると
>確信しています
 と言っています。
 
 大いに期待したい。

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2013年12月25日 (水)

海外技術/加大、多発性硬化症の兆候を検知できるMRI技術を開発

2013年12月23日 日刊工業新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 カナダのブリティッシュ・コロンビア
大学医学部の研究チームは、従来の
磁気共鳴断層撮影装置(MRI)より詳細
に多発性硬化症(MS)の兆候を検知
できるMRI技術を開発した。
 
 MRIスキャナーで収集した電磁波の
大きさではなく、その周波数を分析する
のが特徴。
 
 新しいMS治療法の判定などにも有効性
の高い技術という。
 
 MSは脳、脊髄、視神経などに病変を
起こす神経疾患。
 
 自身の免疫細胞が神経線維を囲む
ミエリン鞘(しょう)(髄鞘)を破壊する
と、ニューロン(神経細胞)間での
電気信号の伝達が妨げられ、神経・感覚・
視力・運動障害などが引き起こされる。
 
 日本でも特定疾患に認定されている。
 
 研究チームは20人のMS患者に対し
6か月間、月1回の割合で従来の
MRI検査と、新しいMRI検査とで
比較実験を行った。
 
 その結果、新技術だとMSの機能障害
の進行を詳しく検知できることが
分かった。
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 良さそうですね。
 
 診断は客観的に出来るのが理想。
 
 その意味で大きな前進です。

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筑波大、希少金属なしで高速充放電できるケイ素ラジカル2次電池を開発

2013/12/20 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 筑波大学は12月19日、豊田中央研究所と
共同で、ケイ素ラジカルを2次電池の
負極活物質として利用した蓄電デバイスの
技術開発に成功し、安定な高周期典型元素
ラジカルが電極活物質として有望であると
発表した。
 
 同成果は、筑波大 数理物質系の関口章
教授らによるもの。
 
 詳細は、ドイツ化学会誌
「Angewandte Chemie International
Edition」 オンライン速報版に掲載
された。
 
 電池は、多くの素材を組み合わせて構成
されているが、その特性において、
重要なのは電極素材だといって過言では
ない。
 
 電極の設計の選択肢が多くなるほど、
発現する特性の可能性も広がる。
 
 この点で有機素材を使うことのメリット
 が発揮される。
 
 有機素材は分子設計によって、組成を
さまざまにチューニングすることが可能
だからである。
 
 特に、ラジカルは不対電子を有する
開殻系の分子であり、電子移動反応が非常
に高速で進行するという特徴を持っている。
 
 この特性を電極活物質に利用すると、
高速充放電が可能になる。
 
 例えば、従来の電池では充電に1時間以上
必要だったものが、1分以内に完了する
ことも不可能ではない。
 
 今回の研究では、ケイ素ラジカルを
2次電池の負極活物質にした電池を作製し、
電池特性の評価を行った。
 
 ケイ素ラジカル(50wt%)と導電助剤
カーボンブラックからなる合材を負極に、
グラファイトを正極に、イオン性液体を
電解液に用いた全て有機材料で構成された
2次電池が作製された。
 
 同電池は、リチウムイオンを使うこと
なく高速に作動し、70℃の高温条件でも、
100回程度の充放電を劣化することなく
行えることが判明。
 
 また、従来のデュアルカーボンセル
に比べて出力密度を保持したまま、
大きなエネルギー密度(30mAh/g)を得る
ことができたという。
 
 これは、エネルギー密度の高い
リチウムイオン電池と、パワー密度の高い
スーパーキャパシタの、両方の特性を
併せ持ったバランスの良い蓄電デバイス
と言えるとしている。
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 良さそうですね。
 
>今後、有機材料を活用したスマート
>バッテリの開発は加速度的に進展する
>ことが期待できる
 と言っています。
 
 期待しましょう。

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気孔の開口を大きくして、植物の生産量の増加に成功

平成25年12月24日
科学技術振興機構(JST)
名古屋大学
トランスフォーマティブ生命分研究所
(WPI-ITbM)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
〇二酸化炭素(CO2)削減に大きく貢献
 する植物の創成が求められている。
 
〇気孔開口制御技術を開発し、植物の
 CO2吸収量と生産量が向上。
 
〇農作物やバイオ燃料用植物の収量増加
 や、植物を利用したCO2削減への
 応用が期待される
 
 
-----
 JST課題達成型基礎研究の一環として、
名古屋大学 トランスフォーマティブ生命
分子研究所(WPI-ITbM)の
木下 俊則 教授とワン・イン 研究員ら
は、気孔注1)の開口を大きくすることで
光合成と植物の生産量を増加させる技術を
開発しました。
 
 気孔は、植物におけるCO2の唯一の
取り込み口です。
 
 植物が盛んに光合成注2)を行っている
とき、CO2を気孔から取り込みますが、
気孔において生じる抵抗(気孔抵抗注3))
がCO2の取り込み量を制限していました。
 
 もし、気孔をより大きく開かせることが
できれば、植物の生産量の向上が期待され
ます。
 
 しかし、これまでに気孔開口を制御する
技術は報告されていませんでした。
 
 本研究グループは、気孔を開かせる
原動力となる細胞膜プロトンポンプ注4)
をシロイヌナズナ注5)の気孔でのみ
増加させたところ、気孔の開口が25%
ほど大きくなることを発見しました。
 
 その結果、植物のCO2吸収量
(光合成量)が約15%向上し、生産量が
1.4~1.6倍増加することを明らかに
しました。
 
 今後、この技術を用いることにより、
農作物やバイオ燃料用植物の生産量増加や、
植物を利用したCO2削減への応用が期待
されます。
 
 本研究は、東京大学 大学院理学系研究科
の寺島 一郎 教授と野口 航 准教授の
協力を得て行いました。
 
 本研究成果は、2013年12月23日
(米国時間)の週に米国科学誌
「米国科学アカデミー紀要(PNAS)」
のオンライン速報版で公開されます。
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 なかなか興味深い。
 
>農作物やバイオ燃料用植物の収量増加や、
>植物を利用したCO2削減への応用が
>期待される
 とのことで
 期待したい。
 
 同類の研究に関する投稿として
2011年11月 1日
 
 というのがありました。
 こちらは、気孔の数を増やす分子に
着目しての研究ですね。
ただ、実現までには時間がかなり
かかりそうです。
 
 その意味では今回の研究成果の方が
早く実現しそう。
 
 期待したい。

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2013年12月24日 (火)

脊髄小脳変性症治療薬KPS-0373の治験情報 その後の、その後

遅れに遅れて、もう2013年も終わりです。
 
では治験のフェーズは
第Ⅱ相 → 第Ⅲ相になりました。
 
 進んでいることは進んでいます。
= 中止ではないということです。
 
 当初の予定からするとものすごく
心許ない。
 
 ヒルトニン、セレレジストと同類の薬
『甲状腺刺激ホルモン放出ホルモン
(TRH)が主成分」 = 対処療法の薬』
 なんです。
 
 治験を継続する意味があるので
しょうか?
 
 すごく疑問です。時間がかかりすぎ。
 
 効果が十分認められるのなら、もっと
早く進んでも良いはずだと思う。
 
 SCD・MSA友の会ニュースNO.205を
見ていたらKPS-0373の話しが出ていて
 
「これまで新潟大学を中心に治験が
行われた結果、この次はより多くの
施設を導入して治験を行うことに
なったので、成果を期待したい」
 とのこと、
 
 東京医科歯科大学大学院
神経内科分野 
水沢 英洋 教授の話しです。
 
 セレジストよりはまし、ということ
かな?
 
 う~ん。あきらめが悪いね。
 
 もっと画期的な治療法があるはず。
 
 そちらにお金を投入するという
訳にはいかないのかな?
 
 キッセイ薬品工業としては今さら
止められないということになるので
しょうが、、
 
  もう一つ話しが出ていた、
リファンピシンの方が有望かも?
 
 動物実験レベルだけれど、溜まった
α-シヌクレインを減らす効果がある
らしい。
 
 しかもすでに結核の薬として認可済み。
 
 米国では治験を実施中らしいので
そちらの結果を期待したい。

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免疫履歴がその場で分かるマイクロアレイ診断システムを開発

2013年12月19日
独立行政法人理化学研究所
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 自分がどんな免疫を獲得しているかは
意外に分っていないものです。
 
 乳児や幼児のときに受けた接種は何なのか
は覚えていないし、大人になって受けた
インフルエンザのワクチンの種類もAなのか
BなのかCなのか?
 
 さらには亜型というのもあるらしく、
どうもはっきりしない。
 
 できるだけ簡単に分かる方法があれば…
と思っておられる方も多いはずです。
 
 ヒトの血液中にある多くの感染症ウイルス
に対する種類や量のことを抗体価といい、
これを調べることによって個人個人が
獲得した免疫履歴が分ります。
 
 免疫履歴を調べるには、通常、採取した
血液を検査センターに送り、はしか、風疹
などの免疫項目ごとに獲得免疫の確認依頼
をします。
 
 ところが、この結果を得るまでに、
通常5日間ほどを要していました。
 
 そこで、理研の研究者らを中心とした
研究チームは、医療の現場で短時間かつ
簡単に抗体価を調べることができ、個人の
免疫履歴がその場で分る診断システムの
開発に取り組みました。
 
 研究チームは、DNAチップにも使われて
いる「マイクロアレイ技術」を応用する
ことにしました。
 
 この技術は、ごく微量の水溶液を基板上
の一定の場所に固定化する技術ですが、
DNAより化学的に複雑なタンパク質や
ウイルスを基板に固定化することは難しく、
実用化されていませんでした。
 
 研究チームはこれまでに、生体由来の
物質など、有機化合物なら何でも基板に
固定化できる手法を開発しています。
 
 これは、光(紫外光)に反応する物質
(ポリマー)を有機物と混ぜ、基板に
載せて光を当て固定化する手法ですが、
ウイルスを基板に安定的に固定化するには
ポリマーの光反応性をさらに高めることが
必要でした。
 
 このため、フッ素化アジドフェニルという
化合物を加えた新しいポリマーを開発
しました。
 
 基板上にこのポリマーの薄膜をつくり、
ウイルスを含む試料液をスポットして
紫外光で照射した結果、ウイルスの固定化
に成功しました。
 
 作成したマイクロアレイチップを使い、
完全自動で免疫獲得の履歴を測定できる
「ウイルス・マイクロアレイ診断システム」
を開発しました。
 
 スイッチを押すだけで、反応、洗浄、
検出、分析という一連の行程を自動で
行えます。
 
 血液中に抗体があれば結合して発光し、
発光像をCCDカメラで撮影免疫の有無を
判定します。
 
 このシステムにより、数滴の血液を用い、
わずか15分という短時間で獲得免疫の測定
が可能になりました。
 
 
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>このシステムにより、数滴の血液を
>用い、わずか15分という短時間で
>獲得免疫の測定が可能になりました。
 
 素晴らしい。
 
 ワクチン予防接種の必要性の判断などに
役立ちますね。
 
 既に抗体を持っていれば、予防接種の
必要はないわけですから、

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抗がん剤、病巣到達の観察技術 国立がん研・島津

2013/12/18 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立がん研究センターと島津製作所は
18日、患者の体内で抗がん剤が病巣に届く
様子を観察できる技術を開発したと発表
した。
 
 ノーベル化学賞を受賞した田中耕一
シニアフェローの分析技術を活用した。
 
 抗がん剤の開発期間を短縮できる可能性
があるという。
 
 がんの病巣は正常な細胞とがん細胞が
混在している。
 
 悪い細胞に抗がん剤が届いていることが
わかれば、治療効果があると判断できる。
 
 開発した技術は患者のがん組織を凍結
して処理したうえで、特殊な顕微鏡で
観察する。
 
 約15分間で抗がん剤がどのがん細胞に
到達したのかがわかるほか、届いた量も
測定できる。
 
 動物実験だけでなく、人間を使って
安全性などを確かめる試験の期間も
半分以下に短縮できるという。
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 素晴らしいです。
 
 田中耕一さん頑張ってますね。
 素晴らしい開発をされています。
 
>動物実験だけでなく、人間を使って
>安全性などを確かめる試験の期間も
>半分以下に短縮できる
 
 すごいことです。

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第11回高校生科学技術チャレンジ(JSEC2013)受賞者決定

2013/12/24 主催朝日新聞社 テレビ朝日
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 こんなチャレンジがあるんですね。
 受賞結果一覧があります。
 
 興味深い。
 
 受賞した人達の将来にとって意味の
あるものとなって欲しいと思います。
 
 私が興味を持った記事は、
2013年12月24日
 です。
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 世界で通用する科学者・技術者を目指す
高校生のコンテスト「第11回高校生
科学技術チャレンジ(JSEC)」の
最終審査会が7、8の両日、日本科学
未来館であった。
 
 文部科学大臣賞などの優秀賞を受賞した
研究の内容や受賞者の横顔を紹介する。
 
■文部科学大臣賞/林靖人さん(2年)
 富山県立高岡高 ダンゴムシの定説疑う
 
 ◆ダンゴムシの左右交互に曲がる行動が
どのように起こるか
~触角の役割からそのメカニズムに迫る~
 
 ある時、裏庭で採取した大量のダンゴムシ
を水槽に入れ観察していると、障害物に
ぶつかるたびに左右交互に曲がることに
気がついた。
 
 調べてみると、「交替性転向反応」と
呼ばれる、節足動物などで多く見られる
性質だった。
 
 曲がる際の左右の足の負荷を均一にする
ために起こるとする「BALM仮説」で
説明されていた。
 
 自身の研究では、ダンゴムシは障害物に
接触した触角と逆向きに曲がることを観察
していた。
 
 定説であるBALM仮説に疑問を持った。
 
 アクリル材で迷路を自作し、2本ある
触角の片方を切ったダンゴムシを何匹も
放って動く様子をビデオ撮影した。
 
 そして、壁に接触した触角と曲がる方向
の関係を調べた。
 
 その結果、ダンゴムシは障害物と接触
した触角とは反対の方向に曲がることが
分かった。
 
 指導してきた同大生命環境科学研究科の
戒能洋一教授は「自身の観察結果から
定説に疑いを持ち、実験を続けて出した
すばらしい成果だ」と話す。
---------------------------------------
 
 素晴らしいですね。
 
 定説にとらわれず、真実を追求する。
 まさに研究者ですよね。
 
 将来の夢は生物学者だそうです。
 素晴らしい研究者になって欲しい。
 
 生活することとの障壁はあるだろう
けれど是非そうなって貰いたいと思う。

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2013年12月23日 (月)

細胞移植を効率化するナノカーペットを開発-低侵襲かつ高い生着率での網膜下細胞移植の実現へ前進-

2013年12月 5日
東北大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学原子分子材料科学高等研究機構
(AIMR)の藤枝助手(現 早稲田大学理工
学術院助教)、カデムホッセイニ主任研究者
らのグループは、医学系研究科の阿部俊明
教授、工学研究科の梶弘和准教授らの
研究グループと共同で、眼の裏側のような
狭い疾患部位(例:網膜)に細胞を大量に
効率よく送り届けることが可能な移植基材
(ナノカーペット)を開発しました。
 
 厚さ170ナノメートル(1ナノメートルは
100万分の1ミリメートル)のナノカーペット
は非常に薄く柔らかいため、注射針内に収納
し射出することが可能です。
 
 このナノカーペット上に「空飛ぶ絨毯」
のように細胞を載せれば、注射針を介して
移植細胞を網膜下に送ることができるため、
眼球に大きな切開を伴わずに移植できる
だけでなく、高い生着率を保ったままの移植
が期待でき、細胞移植療法の進展に大きく
貢献すると考えられます。
 
 
---------------------------------------
 
 良さそうですね。
 
>細胞移植療法の進展に大きく貢献する
 と思われます。
 
 大いに期待したい。

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細胞から細菌を排除するための鍵分子を発見

平成 25 年 11 月 15 日
報道機関各位
東北大学大学院生命科学研究科
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 東北大学大学院生命科学研究科の
有本博一教授は、東京医科歯科大学大学院
医歯学総合研究科の中川一路教授、
東北大学大学院医学系研究科の赤池孝章
教授と協力し、シグナル伝達分子 1):
8-ニトロサイクリック GMP2)が、細胞内
からの細菌排除を促進する鍵分子である
ことを見出しました。
 
 私達の身体は、細胞内に侵入した異物
を選んで取り除く仕組みを持っています
(選択的オートファジー3))。
 
 異物だけを取り除くための 「目印」は、
何らかの分子が担うと考えられていました
が、その詳細は分かっていませんでした。
 
 今回研究グループは、8-ニトロ
サイクリック GMP という分子が細菌の
表面に結合し、選択的オートファジーで
分解するための目印として働いていること
を発見しました。
 
 さらに、この分子を細胞外から補う
ことによって細菌の排除が促進されること
も分かりました。
 
 つまり、直接細菌を殺す抗菌薬を用いず
とも、細菌に「目印をつける」過程を補助
することで、私達が本来有している
免疫機能を利用して細菌を排除できる
のです。
 
 今回の成果は、細菌感染症の新たな
治療法の可能性を拓くもので、さらに
「異物」の蓄積が引き金となる他の疾患
の治療にも役立つと期待されます。
 
 本研究成果は、米国の科学雑誌
「Molecular Cell(モレキュラーセル)」
の11月21日(米国東部時間)付
オンライン版に掲載されます。
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 素晴らしい成果だと思います。
 
>直接細菌を殺す抗菌薬を用いずとも、
>細菌に「目印をつける」過程を補助
>することで、私達が本来有している
>免疫機能を利用して細菌を排除できる
>のです。
 
 身体の持っている仕組みを補助する。
 良い方法ですね。
 
 多分副作用も殆ど無いだろうし、
期待したいですね。

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2013年12月22日 (日)

アトピー性皮膚炎、根治へ向けた研究を解説

2013年12月21日 読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 京都大の椛島かばしま健治准教授が
20日、BS日テレの「深層NEWS」
に出演し、アトピー性皮膚炎について
解説した。
 
 アトピー性皮膚炎は、子供だけでなく、
大人でも多く発症し、国内の患者数は
約40万人。
 
 患者では、肌のバリア機能の維持に
重要なたんぱく質が減っている。
 
 椛島准教授は、このたんぱく質を増やす
化合物を発見、アトピー性皮膚炎の根本的
な治療につながると期待されている。
---------------------------------------
 
>アトピー性皮膚炎の根本的な治療に
>つながる
 
 大いに期待したい。

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再生医療の世界的インパクト

2013.12.20 JBPress
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 2013年2月23日の英エコノミスト
(The Economist)誌においても、
「The best market in the world
right now」、つまり日本は世界で
もっとも有望なマーケットであり、
再生医療のフィールドは、それを象徴
するものとして大きく取り上げられて
いる。
 
-------
改正薬事法のインパクトとは?
 
 薬事法とは、医薬品や医療機器等の
安全性、有効性等を担保する法律である。
 
 この改正薬事法のどこが
世界的インパクトであるのだろうか?
 
 通常、1つの医薬品を世に出すためには、
薬事法に則った承認のプロセスが必要と
なる。
 
 承認を得るためには、多くの臨床試験
(治験)が行われ、10年以上の年月が
かかることは珍しくない。
 
 改正薬事法では、新たに
「再生医療等製品」というカテゴリーが
創設され、再生医療等製品に特化した
新しい承認制度が確立される。
 
 なお、「等」には遺伝子治療製品や
細胞を用いたがん免疫療法製品が
含まれる。
 
 今回の薬事法改正により、必要とする
再生医療への患者のアクセスをより早く
することが可能となり、有効性の判断
については一定数の限られた症例から
従来より短期間で有効性を推定する
こととし、安全性については急性期の
副作用等は短期間で評価を行うことが
可能とされ、これらにより、
よりスピーディーな実用化が可能になる
とされているため、世界の注目を集めて
いるのである。
---------------------------------------
 
 今までの薬事法下での進捗状況を
考えると、そんなに認可が早くなる
とは思えませんが、
 
 改正薬事法が上記記事のような
インパクトを日本の再生医療に
与えられたら素晴らしいことです。
 
 期待したい。
 
 そんなに簡単に認可を早められる
のなら従来の医療の現状などすぐ改善
出来るはずだと思うのだが、、
 
 再生医療だからと言って、従来の医療
とそれほど変わるわけでも無い。
 
 安全性の担保は十分にとれて
いなければならないはずです。
 
 とにかく見守るしかありません。
 うまく進むように、

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2013年12月21日 (土)

「京」を使い世界最高速の固有値計算に成功-超巨大行列の固有値を1時間で計算-

平成25年12月5日
独立行政法人 理化学研究所
独立行政法人 科学技術振興機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
〇「京」の全計算プロセッサを利用した
 世界最大規模の固有値計算に成功
 
〇半導体や新材料の開発などの
 シミュレーションがより
 大規模化・高速計算が可能に
 
〇大規模シミュレーションを実現する
 ソフトウエア「EigenExa」
 を公開
 
 
-----
 理化学研究所は、大規模コンピュータ
シミュレーションや、ビッグデータにおける
データ相関関係の解析などに必要な
行列注1)の固有値を高速で計算できる
ソフトウエア「EigenExa
(アイゲンエクサ)」を開発しました。
 
 EigenExaを用い、スーパー
コンピュータ「京」注2)で
100万×100万の行列での固有値計算
を行った結果、これまで1週間程度必要
だと考えられていた計算を、わずか1時間
で計算することに成功しました。
 
 これは、理研計算科学研究機構
(平尾 公彦 機構長)大規模並列数値計算
技術研究チーム
(今村 俊幸 チームリーダー)を中心
とする研究チームによる成果です。
 
 複雑な方程式を数値的に解く計算科学
分野では大きなサイズの行列の固有値を
求める(行列の対角化注3))ことを頻繁
に行います。
 
 この手法は、半導体デバイス設計や
新材料開発、新薬の探索などを行うための
大規模コンピュータシミュレーションや、
バイオインフォマティクスや社会科学など
で用いられるデータ相関関係の解析など
によく使われます。
 
 しかし、行列の固有値計算は、その計算量
が行列の次元(1行当たりの要素の個数)の
3乗に比例して増加するため、これまでの
コンピュータでは能力不足でした。
 
 「京」の登場によりコンピュータの
能力不足の面は大幅に改善されましたが、
「京」の能力を生かし切る固有値計算用の
数学ソフトウエアは存在しませんでした。
 
 そのため、大規模な固有値問題は非常に
難しい問題の1つでした。
 
 行列の固有値計算では、いったん行列を
固有値計算が行いやすい形に変換し、
それを中間形式として取り扱います。
 
 通常、中間形式としては帯行列注4)
(ゼロでない要素が対角線上に帯状に分布
する行列)が採用されます。
 
 本研究チームはこれまでの
変換アルゴリズムとは全く異なる新しい
計算アルゴリズムを考案し、それを基に
EigenExaを開発しました。
 
 今回、「京」の全663,552
プロセッサ(理論ピーク性能10.6ペタ
FLOPS)とEigenExaを用いて
計算し、世界最大規模の100万×100万
の密行列注5)(行列を構成する要素が
ゼロでない行列)の固有値を求める計算が
1時間以内で可能なことを確認しました。
 
 この時の「京」での実効速度は1.7ペタ
FLOPS
(理論ピーク性能比16%に相当)という
極めて高い数値を記録しました。
 
 EigenExaは2013年8月1日
より、オープンソースソフトウエアとして
一般に公開されています。
 
 本研究の一部は、科学技術振興機構
(JST) 戦略的創造研究推進事業
CRESTの一環として行われました。
---------------------------------------
 
 これも素晴らしい成果です。
 
 せっかくスーパーコンピュータがあっても
有効なソフトがないと単なる箱です。
 
>今回の研究開発により、「京」において
>は、数万×数万から100万×100万
>の行列の固有値計算はごく普通の計算の
>範疇に入ることが立証されました。
 
>つまり、シミュレーションの中でより
>大規模な問題に対して固有値計算を
>実行できます。
 
>また、これまでの計算手法を比べて、
>同じ規模の行列であれば、より高い
>計算精度で求めることができるように
>なります。
 
 素晴らしいです。
 
 いろいろな分野で有効に使えるように
なりそうです。
 
 当然新薬などのスクリーニングにも
利用しやすくなると思われます。
 
 期待したいですね。

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半導体デバイス性能予測シミュレーターの超高速化に成功~計算量を従来の1,000分の1以下に削減~

平成25年12月10日
科学技術振興機構(JST)
大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
ポイント
 
〇極微細な半導体ナノデバイスの電気的な
 特性を予測するには、量子力学的な効果
 を取り入れた複雑な計算に多くの時間が
 かかるため、回路設計に応用することは
 困難であった。
 
〇新方式のシミュレーターでは、計算量を
 従来の1,000分の1以下に削減し、
 従来1年以上かかるような量子論的効果
 を含んだ計算を、通常のパソコン1台
 により数日でできるようになった。
 
〇ナノワイヤーやナノピラーなど新しい
 デバイスの回路設計に応用できると
 期待される。
 
 
-----
 JST課題達成型基礎研究の一環として、
大阪大学 大学院工学研究科 森 伸也 
准教授とミリニコフ・ゲナディ 
特任研究員らは、半導体デバイスの特性
を原子レベルから計算できる新しい
デバイスシミュレーターを開発しました。
 
 現在の半導体集積回路の技術的・経済的
な限界を打破するため、世界中で新しい
構造、新しい材料のデバイスが数多く提案
されています。
 
 その中から、実用に適した構造や材料を
効率的に見つけ出すには、性能を予測する
シミュレーターが必要です。
 
 ナノメートル(ナノは10億分の1)の
サイズでは、量子論的な効果が性能に大きく
影響するため、その効果を取り入れた
シミュレーション技術の開発が盛んに
行われています。
 
 しかし、現在提案されているいずれの
方法も複雑な計算に多くの時間がかかる
ため、回路設計に応用することは困難
でした。
 
 今回研究グループは、ある特定の
エネルギーの電子についてのみ計算し、
さらに原子配置が乱れる部分は乱れの
大きさを表すパラメーター1個のみを
ばらつき計算に使用することで高速化する
新しい計算モデルを開発しました。
 
 その結果、従来1年以上かかるような
原子論に基づく半導体集積回路の性能予測
が、通常のパソコン1台の能力で数日
あれば計算可能になりました。
 
 必要な計算量は従来の1,000分の1
以下に削減されています。
 
 この成果は、将来のナノワイヤー
(電気を通すナノレベルの細線)や
ナノピラー(柱上のナノ構造)などの
新しい構造のナノデバイスから構成される
集積回路の設計に応用できると期待される
ほか、さまざまなシミュレーション結果は
さらに微細化して行く次世代の
半導体集積回路の新たな設計指針の構築に
貢献するものと期待されます。
 
 今回の研究成果は、アメリカのワシントン
で12月9日~11日(現地時間)に
開催される「国際電子デバイス会議
(IEEE International
 Electron Devices
 Meeting;IEDM)」で
発表されます。
---------------------------------------
 
>計算量を従来の1,000分の1以下に
>削減
 とは素晴らしい。
 
 新薬のスクリーニングもそうですが、
余りに実施しなくてはいけない項目が
多すぎて計算機シミュレーションが
実施出来るならそうしたい所でしょう。
 
 その意味で
>今回の研究成果はさらに
>微細化して行く次世代の半導体集積
>デバイスの新たな設計指針の構築に
>貢献するものと期待されます。
 
 期待したい。

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IPv4アドレス枯渇問題を解決する技術の大規模実証実験に成功

2013年12月11日 情報通信研究機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 富士通株式会社(以下、富士通)、
株式会社富士通コンピュータテクノロジーズ
(以下富士通コンピュータテクノロジーズ)、
独立行政法人 情報通信研究機構
(以下、NICT)、北陸先端科学技術大学院
大学(以下、JAIST)は、このほど、
IPv6ネットワークで構成される
データセンターにて、同じIPv4アドレスを
異なる機器に割り当てる(共有)ことを
可能とするソリューション技術の大規模
実証実験に成功しました。
 
 本実証実験は、2012年6月12日に発表済み
の富士通が開発したIPv6ネットワーク上で
IPv4アドレスの共有を可能とする技術
「SA46T-AS」(注1)を、NICTの
大規模ネットワークテストベッド
「StarBED」(注2)上にて動作させることに
成功したものです。
 
 また今回は、新たに、「StarBED」上で
「SA46T-AS」を組み込んだ仮想サーバ
においても、手動による操作および個別の
設定をなくし、自動的に大規模展開された
ことを確認しました。
 
 今回の大規模ネットワーク上での
実証実験の成功を通じ、「SA46T-AS」の
実用性を実証することができました。
 
 これにより、枯渇しつつもいまだ多方面
で利用されているIPv4アドレスについて、
従来は機器ごとに一つずつ割り当てられて
いたIPv4アドレスを複数機器で共有する
ことができ、IPv4の継続利用と増設が可能
になります。
 
 なお、本内容については、
「情報処理学会第6回インターネットと
運用技術シンポジウム(IOTS2013)」
(広島大学にて12月12日から13日で開催)
にて発表いたします。
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 IPv4アドレスの枯渇問題、
どうなることやら?
 
 とずっと思っていたのですが、
なんとかなりそうです。
 
 いづれは完全にIPv6ネットワークに
なるのでしょうが、その移行方法は?
 
 とずっと気になってました。
 
 やれやれというところです。

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2013年12月20日 (金)

エイズ治療につながる? 熊本大教授らの研究

2013年12月17日 読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 熊本大大学院生命科学研究部の阪口薫雄
(のぶお)教授と前田和彦助教らの
研究グループは16日、同グループが
2000年に発見したたんぱく質
「GANP(ギャンプ)分子」が、
エイズウイルスの感染能力を失わせる酵素
「A(ア)PO(ポ)BEC(ベック)3G」を
エイズウイルスの中に運び込むことを確認
したと発表した。
 
 同日発行されたアメリカの免疫学会誌に
掲載された。
 
 阪口教授らは、エイズウイルスに感染
した白血球の一種「Tリンパ細胞」で、
ギャンプ分子がどのように働いているか
を研究。
 
 ギャンプ分子と結合したアポベック3G
がエイズウイルス内に入り、ウイルスの
遺伝子を変異させて感染能力を抑制した
ことを確認した。
 
 このことは、エイズに感染しても、
感染能力を失ったウイルスを生体内で作る
ことができることを示しており、新たな
治療法の開発につながる可能性がある
という。
 
 前田助教は「今後、ギャンプ分子が
アポベック3Gをどのように運ぶかを
解明したい」と話している。
---------------------------------------
 
>このことは、エイズに感染しても、
>感染能力を失ったウイルスを生体内で
>作ることができることを示しており、
>新たな治療法の開発につながる可能性
>がある
 
 素晴らしいです。
 
 全く新しいエイズ治療につながるかも
しれませんね。

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無線で力触覚を伝える「フォース トランシーバー」の開発に、世界で初めて成功

2013/12/17  慶應義塾大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 慶應義塾大学理工学部システムデザイン
工学科の大西公平教授の研究グループは、
フォース トランシーバー(無線による
携帯型力触覚通信機)の開発に世界で
初めて成功しました。
 
 このフォース トランシーバーを用いる
と、送受信者による二者間の力触覚通信が
可能になるばかりではなく、力を感じる
遠隔操作も可能になってきます。
 
 フォース トランシーバーは
コンピューター、モーター、バッテリー、
無線送受信機を完全内蔵しており、
高い利便性と携帯性とを兼ね備えて
います。
 
 高機能コンピューター制御により、
動きの情報や力の情報をそのまま相手に
伝えるばかりでなく、それらを増減して
伝達することも可能です。
 
 例えば、遠隔操作において人間の動きを
縮小して伝達し、触れた力を拡大して
人間に伝達すれば、人間以上の繊細な
動作が可能になります。
 
 また、送受信された力触覚情報は内蔵
された記憶媒体(SDカード)に保存が
可能です。
 
 このような力触覚通信は、ラジオ、
テレビ、携帯電話等の視・聴覚通信に続く
第三のマルチメディアとして、幅広い分野
への活用が可能であり、その開発が長い間
待たれておりましたが、今回、世界で
初めて実機の試作に成功したものです。
 
 本研究の記者発表を下記の通り開催し、
開発したフォース トランシーバーの
公開ならびにデモンストレーションを
行いますので、ご取材くださいますよう
お願い申し上げます。
 
 プレスリリース全文は、以下をご覧
ください。
 
---------------------------------------
 
 面白そうです。
 
 実演見て見たいな。
 
 第三のマルチメディアだそうです。
 
 「力を感じる遠隔操作」っていろいろ
応用が出てきそうで、素晴らしいと思う。

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次世代のバイオ燃料開発で注目されている多量のオイルを生産する微細藻ボトリオコッカスの炭化水素細胞外蓄積過程を解明

2013年12月11日
奈良女子大学 NEWS RELESE
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 国立大学法人奈良女子大学の研究院
自然科学系 野口哲子教授らのグループを
中心とする研究により、脂質生産において
アブラナやアブラヤシなどの陸上植物の
10~100 倍以上もの生産効率があるため
注目されている微細藻類のうち、特に多量
の炭化水素を生産し、唯一生産した
炭化水素を体外(細胞外)に蓄積する
緑藻Botryococcus(ボトリオコッカス)に
おける脂質の細胞内輸送・細胞外蓄積過程
が電子顕微鏡観察により世界で初めて
明らかになった。
 
 本研究成果は、2013 年12月5日に
オープンアクセス誌PLoS ONE にて
発表された。
---------------------------------------
 
 これでさらに研究が進むかな?
 
 関連投稿です。
2011年3月4日
 
 この記事では2020年にはバイオ燃料
の商業化を実現させたいと、言って
いましたが、こちらの進捗はどうなって
いるのかな?
 
 かなり商業化が近そうで、期待して
いるのですが、

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2013年12月18日 (水)

薬物の標的たんぱく質を選択的に光らせる方法を開発

平成25年12月16日
科学技術振興機構(JST)
理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
---------------------------------------
 JST 課題達成型基礎研究の一環
として、理化学研究所の袖岡 幹子 
主任研究員らは、生きた細胞の中で薬物の
標的たんぱく質注1)を選択的に光らせて
探し出すラベル化法を開発しました。
 
 医薬品開発などでは、薬物と結合する
標的たんぱく質を探し出すことは、副作用
の軽減やさらなる効果を発揮する薬剤開発
につながるため極めて重要です。
 
 細胞内に存在する数多くの生体物質の
中から、標的たんぱく質を見つけ出すこと
は容易ではありません。
 
 有効な手段の1つとして、標的たんぱく質
に目印をつけることができる
「アフィニティーラベル化法注2)」が
あります。
 
 しかし、この方法ではその目印となる分子
(反応基注3)と蛍光基注4))が大きい
ため、標的たんぱく質との相互作用を損なう
ことがしばしばあり、狙った通りに探し出す
ことが困難でした。
 
 このため、新しいラベル化法の開発が
望まれていました。
 
 今回研究グループは、標的たんぱく質
との相互作用を損なわないように反応基と
蛍光基をできるだけ小さくすることを目指
し、分子サイズの小さな
ニトロベンゾオキサジアゾール(NBD)
という物質に着目しました。
 
 この物質は通常無蛍光ですが、
たんぱく質中に存在するアミノ基と反応
して蛍光を発します。
 
 そこで、このNBDを反応基と蛍光基の
2つの機能を併せ持つ目印分子として利用
することを考案しました。
 
 この分子の特徴は、そのもの自体が小さい
だけではなく、標的たんぱく質と結合すると
同時に蛍光体に変化することです。
 
 結合しない場合は蛍光を発しないため、
背景ノイズを抑え高感度に検出することが
できます。
 
 このラベル化法を、ミトコンドリア外膜
の膜たんぱく質であるトランスロケーター
たんぱく質(TSPO)に適用したところ、
その実用性を生きた細胞で確認することに
成功しました。
 
 今回開発したラベル化法では、
標的たんぱく質との相互作用を損なわない
ため、いまだ作用メカニズムが分からない
薬物の標的たんぱく質の発見に
貢献できます。
 
 また、生きた細胞内でたんぱく質の動き
の追跡などが可能となり、医薬品開発の
推進やたんぱく質の機能解明に有力な手段
となることが期待されます。
 
 本研究成果は、英国王立科学会誌
「Chemical Science」
のオンライン速報版で
近日中に公開されます。
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>この分子の特徴は、そのもの自体が
>小さいだけではなく、標的たんぱく質
>と結合すると同時に蛍光体に変化する
>ことです。
 
 良さそうですね。
 
>いまだ作用メカニズムが分からない薬物
>の標的たんぱく質の発見に貢献できます。
>また、生きた細胞内でたんぱく質の動き
>の追跡などが可能となり、医薬品開発の
>推進やたんぱく質の機能解明に有力な
>手段となることが期待されます。
 
 大いに期待したい。

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ペットボトルのプラスチックが治療薬に IBMが開発

2013年12月11日 ITmediaニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 米IBMとシンガポールのバイオ工学・
ナノテクノロジー研究所は12月9日
(米国時間)、飲料ボトル由来の
廃プラスチックを真菌感染症の治療薬に
変える技術を開発したと発表した。
 
 成果は「Nature communication」に
掲載された。
 
 飲料ボトルなどで一般的に用いられて
いるポリエチレン・テレフタレート(PET)
を「真菌感染症を特異的に攻撃するように
分子設計した非毒性生体適合性材料に変換
する」という技術。
 
 実験によると、作成したナノファイバー
抗菌剤に血液感染症を引き起こす真菌
「カンジタ・アルビカンス」を1時間培養
させた結果、「99.9%以上が除去され、
11回の反復試験後も薬剤耐性の発現は
見られなかった」という。
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>真菌感染症を特異的に攻撃するように
>分子設計した非毒性生体適合性材料に
>変換する
 
 素晴らしい。
 
 ペットボトルのプラスチックが治療薬に
なるなんて考えもつかなかったです。

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LB81乳酸菌の摂取で腸管内の免疫細胞の老化を防止できる!? - 明治など

2013/12/12 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 明治と仏パスツール研究所は12月11日、
LB81乳酸菌の摂取により、腸管内に分布
する免疫細胞に働きかけ、その細胞の老化
を防ぐとともに、腸の炎症を抑え、
腸管バリア機能を向上させることを確認
したと発表した。
 
 これまで乳酸菌は、主に腸内細菌に
直接作用して、善玉菌の増殖を促進し、
悪玉菌の増殖を防ぐことで、腸内細菌叢
のバランス、すなわち「腸内フローラ」
を改善し、便秘や下痢の解消などの
健康作用が得られると考えられていた。
 
 今回の成果では、腸内フローラの
バランスを腸管内の免疫細胞の老化や
腸管バリア機能の低下が崩すことで、
腸の老化を引き起こし、さまざまな疾病
の原因となることが示されたこととなる。
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 またまた乳酸菌に関するニュースです。
 
 参考情報です。
 
 いろいろいあって困ってしまいますが、
ゆっくり各企業の研究報告などを見て
判断して行きましょう。
 
 R-1ヨーグルトは明治でしたね。
 明治は乳酸菌の働きについての
研究に熱心なようです。
 
 積極的に研究発表しているメーカー
に注目かな?
 
 なんにしても過剰摂取はいけませんが、

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2013年12月17日 (火)

鉄触媒が環境に優しい触媒として復活

06 December 2013
RIKEN Research Highlights
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 高分子樹脂で保護された鉄ナノ粒子触媒
が実用化されれば、工業的に重要な
化学反応において、高価で毒性も懸念される
金属触媒が不要になる
 
 水素化化学の泣きどころは、いまだに高価
な白金族触媒に依存していることである。
 
 白金族金属は供給量が限られている上、
価格変動が激しく、近年では環境毒性の
可能性に対する懸念も高まっていること
から、不飽和化学結合に水素を付加する
代替法が集中的に探索されていた。
 
 このたび、理研環境資源科学研究センター
の魚住泰広チームリーダー(TL)と
山田陽一副チームリーダー(副TL)は、
マギル大学(カナダ)および分子科学研究所
の研究者らと共同で高効率鉄系触媒を開発
した1。
 
 この新しい触媒は、工業的水素化プロセス
を一変させることが期待される。
 
 鉄(Fe)は、水素化反応も触媒できるが、
そのためには適切な条件を満たす必要が
ある。「鉄触媒は、従来の金属触媒よりも
はるかに高いガス圧力を必要とする上、
純粋な金属Fe(0)状態を維持させなければ
ならないのです」と魚住TLは説明する。
 
 実際、水素化中に鉄触媒が水や空気と
接触すると、酸化されて酸化鉄となり、
触媒としての働きを失ってしまう。
 
 そうした状況は、大規模食品製造業を
含む各種業界の要求に反しているため、
鉄は水素化触媒から除外されることが
多かった。
 
 魚住TL と山田副TLは、金属粒子を
高分子樹脂コーティングすることで,
水中で触媒として機能させる独自手法を
開発してきた専門家である。
 
 2人は、2012年の理研-マギル大学
合同サイエンスワークショップで
ナノスケール触媒の専門家である
Chao-Jun Li教授とAudrey Moores教授に
会い、互いが持つ専門知識を結集して、
高分子を利用した鉄ナノ粒子の安定化
という課題に取り組むことを決意した。
 
 魚住TLによると、金属ナノ粒子を水中で
機能させるために至適な高分子は両親媒性
でなければならない。
 
 つまり、鉄を保護すると同時に水性混合物
との相性を良くするために、高分子に水を
はじく成分と水を引き寄せる成分の両方が
含まれているようにしなければならない
のだ。
 
 この条件をかなえるため、彼らは、直径
わずか100 μmのポリエチレングリコールと
ポリスチレンの複合高分子ビーズを用いる
合成プロセスを開発した。
 
 このビーズの存在下で鉄前駆体を加熱する
と熱分解が起こり、高分子でコーティング
された鉄ナノ粒子が形成され(図2)高分子
で保護された丈夫でリサイクル可能な触媒
となる。
 
 研究チームは、新しい触媒の性能を
「フローケミストリー」という反応条件下
でテストした。
 
 ステンレスチューブで繋いだ
カートリッジ型リアクターの中で、
反応物質が鉄ナノ粒子のすぐそばを
流れるよう連続的にポンプで送られる
仕組みである。
 
 このシステムの主なメリットは、水素化
に必要な高圧水素ガスが、高分子担持
鉄ナノ粒子触媒を充填した高温の小区画
だけにとどまることである。
 
 これにより、高圧反応に伴うリスクが
大幅に低くなる。
 
 また、不飽和分子(炭素二重結合を有する
アルケン類)が高濃度触媒環境に置かれる
ため、水素化反応の質も向上する。
 
 研究者らは、このフローリアクターを
用いてモデル有機水素化反応を研究する
ことによって、鉄-高分子触媒が水系溶媒
に対して並外れた耐性を示すことを発見
した。
 
 他の鉄ナノ粒子がエタノール-水混合溶媒
(50:50)中で著しい活性低下を示すのに
対し、今回の鉄-高分子複合材料は、
純度99%の水中において理想的な効率で
水素化を実現した。
 
 水は、最も環境に優しい化学変換用溶媒
であるだけでなく、爆発事故の恐れを低く
して鉄ナノ粒子触媒の安全性を高める
重要な役割を果たす、と魚住TLは説明する。
 
 このフローケミストリーシステム
によって、様々な基質の有機水素化プロセス
の検討が容易となり,その結果、
この新触媒が他のタイプの
不飽和化学ユニットよりも炭素結合を
優先的に水素化することが明らかに
なった。
 
 こうした選択的水素化は工業に役立つ
ことが期待されるので、大型反応器で
よく見られるマルチグラム反応物条件
まで反応をスケールアップして、
さらにテストを行った。
 
 高分子で保護されたナノ粒子は、見事に
機能を発揮し、何時間も使用した後でも
ほんのわずかな活性低下しか示さなかった。
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 素晴らしいですね。
 
>工業的に重要な化学反応において、
>高価で毒性も懸念される金属触媒が
>不要になる
 時代も近いのかも知れません。
 
 大いに期待したい。

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20 nm幅の高性能なグラフェン微細配線を開発

2013年12月11日 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 独立行政法人 産業技術総合研究所
(以下「産総研」という)
ナノエレクトロニクス研究部門連携研究体
グリーン・ナノエレクトロニクスセンター
(以下「GNC」という)近藤 大雄 特定集中
研究専門員、中野 美尚 特定集中研究
専門員、佐藤 信太郎 特定集中研究専門員
らは、二次元ナノカーボン材料である
多層グラフェンを利用した20nm幅の微細配線
を作製し、低抵抗、高信頼性を実証した。
 
 現在の大規模集積回路(LSI)では銅配線
が用いられているが、配線の微細化を
進めると、実効抵抗率が上昇したり、
信頼性が低下したりすることが知られて
いる。
 
 グラフェン配線は低い抵抗率と高い信頼性
をもち、銅配線の代替として注目を集めて
いる。
 
 しかし、グラフェン配線を数十nm幅にまで
微細化しても、抵抗率などの性質を維持して
いるかどうかはこれまで不明であった。
 
 今回、化学気相合成(CVD)法により形成
した多層グラフェンの層間に塩化鉄を入れる
プロセス(インターカレーション)の最適化
によりマイクロメートル幅のグラフェン配線
として4.1 μΩcmという低い抵抗率を達成
した。
 
 さらに配線を電子線リソグラフィーにより
幅20 nmに細線化した。
 
 この微細配線の抵抗値は、細線化前の
数マイクロメートル幅の配線とほとんど
変わらず、また、真空中250 ℃で
107 A/cm2の電流を100時間以上流しても
断線せず、銅よりも高い信頼性を持つこと
が分かった。
 
 低消費電力化のためのLSI微細配線への
応用が期待される。
 
 この技術の詳細は、2013年12月11~13日
に米国メリーランド州ベセズダ市で開催
される2013 International Semiconductor
Device Research Symposium
(ISDRS 2013)で発表される。
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 良さそうですね。
 
 今後は大規模集積回路(LSI)ではこういう
ものに置き換わって行くのでしょう。
 
 見守って行きましょう。

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結核、アフリカ睡眠病の100円診断キットを開発

平成25年12月12日
北海道大学
科学技術振興機構(JST)
国際協力機構(JICA)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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研究成果のポイント
 
〇安価な遺伝子診断キットを開発。
〇結核やアフリカ睡眠病の早期診断が可能。
〇開発途上国に実装可能。
 
 
-----
概要
 
 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)
と独立行政法人 国際協力機構(JICA)
が連携して実施する地球規模課題対応
国際科学技術協力プログラム
(SATREPS)注1)の一環として、
北海道大学 人獣共通感染症リサーチ
センターの鈴木 定彦 教授らは、
開発途上国に実装可能な安価で操作が簡便
な結核注2)ならびにアフリカ睡眠病注3)
の迅速診断法を開発し、ザンビア共和国の
研究・検査従事者が自国で独自に実施できる
ように技術導入を行いました。
 
 従来からの結核確定検査は喀痰
(かくたん)中の結核菌の培養によるもの
でしたが、操作が煩雑であること、
実験室感染のリスクが伴うこと、
結果の判定までに約1ヵ月と長時間を要する
ことから簡便、安価で迅速な確定診断法の
開発が望まれていました。
 
 一方、アフリカ睡眠病の従来検査は、
血液中のトリパノソーマ原虫を顕微鏡下で
見つけることでしたが、感度が低く
早期発見ができないことから、高感度で
迅速な診断法の開発が望まれていました。
 
 本研究グループは、試験管内等温遺伝子
増幅法であるLAMP法注4)を応用する
ことにより、1検体あたり約100円で
迅速に臨床検体中の結核菌あるいは
トリパノソーマ原虫の遺伝子を検出する
技術の開発に成功しました。
 
 本技術により、結核ならびに
アフリカ睡眠病の安価な早期診断が可能
となり、適切な治療が発病早期から開始
されるようになります。
 
 これにより、治療率が向上し、
当該感染症による死亡者数の低減に
つながるとともに患者数の大幅な低減
にも貢献します。
 
 本研究は、ザンビア共和国 保健省
大学研究教育病院ならびにザンビア大学
獣医学部とのSATREPS
共同プロジェクトとして、北海道大学
人獣共通感染症リサーチセンターの
梶野 喜一 准教授ならびに鳥取大学の
松葉 隆司 講師らをメンバーとする
グループにより実施したものです。
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 素晴らしい成果ですね。
 
>安価な遺伝子診断キットを開発。
>結核やアフリカ睡眠病の早期診断が可能。
>開発途上国に実装可能。
 
 幾ら良くても、
使えなくては駄目だし、
高価でも駄目です。
しかも、早期診断が可能とは
 言うこと無しです。

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2013年12月16日 (月)

毎日コーヒー、肝機能改善 ドリップのみ 大阪市立大が研究

2013/12/12 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 肝炎や肝硬変といったC型慢性肝疾患の
患者で毎日1杯以上のドリップコーヒーを
飲む人は肝臓の機能が改善するとの
研究結果を大阪市立大のチームがまとめ、
11日付の米オンライン科学誌プロスワンに
発表した。
 
 大阪市立大病院を受診した20~80代の
患者376人で、肝細胞が壊れると上昇する
アラニン・アミノトランスフェラーゼ
(ALT)という酵素量の変化と、
コーヒーを飲む頻度の関係を調べた。
 
 ドリップコーヒーを1杯以上飲んでいた
人は飲んでいない人に比べ、1年後の
ALT値が正常値を維持していたり
低下したりした人が多かった。
 
 量を飲めば飲むほど、効果が上がって
いた。
 
 理由は不明だが、缶コーヒーや
インスタントコーヒー、カフェインが
入っていないコーヒーを飲んでいた人
では効果があまりなかった。
 
 これまでに、同じチームの大藤さとこ
講師(公衆衛生学)がコーヒーに肝がんの
発生を抑える効果があるとの研究成果を
発表していた。〔共同〕
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 どうなんでしょう?
 
 参考情報です。
 
 コーヒーに絡む話しはいろいろ
ありますね。

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高い細胞接着性を持つ生体に優しいプラスチックの開発に成功

平成25年12月12日
独立行政法人日本原子力研究開発機構
学校法人早稲田大学
国立大学法人大阪大学
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 独立行政法人日本原子力研究開発機構
量子ビーム応用研究部門環境材料
プロセシング研究グループの大山智子
任期付研究員は、学校法人早稲田大学
理工学術院の大島明博客員准教授、
鷲尾方一教授、国立大学法人大阪大学
産業科学研究所の田川精一招聘教授らと
共同で、集束イオンビーム1)を使う
ことにより、局所的に細胞接着性の高い
部分を持つ生体に優しいプラスチックの
開発に成功しました。
 
 医療や医療応用に向けたバイオ研究の
先端技術である医療マイクロマシン2)や
lab-on-a-chip(ラボチップ)3)の開発
では、細胞接着性をはじめとする特定の
機能を自由に制御した生体親和性材料の
創製がカギとなります。
 
 生体親和材料は熱に弱いものが多く、
微細な加工を精密に行うことは困難でした。
 
 この課題を解決するために
集束イオンビームを使った微細加工4)
技術の最適化を行い、熱に弱いプラスチック
でも、60 nm幅の溝などの超微細構造を
±10 nm以下の精度で加工することに成功
しました。
 
 さらに、加工と同時に
ダイヤモンド・ライク・カーボン5)様の
表面状態を作ることで、局所的に
細胞接着性の強弱を制御することが可能
になりました。
 
 今後も材料表面の微細加工技術
(形状パターニング)と局所的な機能化
(機能パターニング)という2つの技術
の融合による材料創製技術の高度化を進め、
医療材料の実用化を進めていきます。
 
 本研究成果は、米国の応用物理学専門誌
『Applied Physics Letters』オンライン版
に10月15日に掲載されました。
 
 
 本研究では、生体適合性と生分解性を
併せ持つポリ乳酸6)を試料として選択
しました。
 
 ポリ乳酸は、治癒後に体内で
分解・吸収される縫合糸やインプラント
などに使われている代表的な
医用プラスチックです。
 
 ポリ乳酸フィルムに直径50 nm 以下に
絞った加速電圧30 kVのガリウムFIBを
照射し、照射条件が加工精度に及ぼす影響
を調べました。
 
 その結果、照射線量や線量率の増加に
伴い加工できる深さは増すものの、
徐々に表面が荒れたりエッジが丸く
なったりと、加工精度が劣化しました。
 
 ポリ乳酸はガラス転移7)温度(約60℃)
以上で容易に熱変形を起こすため、
より加熱される加工条件
(高線量・高線量率・大面積照射)や熱が
拡散しにくい試料条件(厚い試料)では
精密な加工が困難であることが分かり
ました。
 
 こうした加工条件の検討をもとに、
線量率や試料の作製方法など最適化する
ことによって熱の効果を抑制し、
直径80 nmの穴(図1A)や幅60 nmの溝
(図1B)を作ることに成功しました。
 
 この方法を使うと任意形状を精密に加工
でき、図1Cのような突起構造を作ったり、
図1Dのような文字列を書いたりすること
もできます。
 
 さらに、照射により掘削した溝の底面の
化学結合変化を、X線光電子分光法(XPS)8)
を用いて分析した結果、図2に示すように、
照射によって炭素の二重結合(C=C)が増加
したことが分かりました。
 
 このことは、物理スパッタと放射線分解
反応による分解物の脱離によって酸素と
水素が減少し、試料表面がDLC様の表面状態
に変化したことを示しています。
 
 DLC様の表面はC=Cの割合によって
細胞接着性の強弱が変わることが報告
されており、FIBを用いた微細加工技術
によって、局所的に高い細胞接着性を
付与した生体に優しいプラスチックが
開発できました。
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>局所的に高い細胞接着性を
>付与した生体に優しいプラスチックが
>開発できました。
 
 素晴らしいですね。
 
>本成果は、量子ビームを用いた微細加工
>技術と材料改質技術の融合によって実現
>した新奇材料創製の一例であり、医療や
>医療応用に向けたバイオ研究における
>先端技術である医療マイクロマシンや
>lab-on-a-chip(ラボチップ)に用いる
>生体親和性材料の創製技術として
>今後の応用が期待されることから、
>引き続き、イオンビームや電子線、
>γ線といった様々な量子ビームを
>複合的に利用し、医療やバイオ研究
>に幅広く応用できる材料の開発を
>進めていきます。
 
 
 有機物は土に帰りますが、
プラスチックと言うと土に帰らない、
不変物というイメージを持っていた
のですが、体内に分解・吸収される
ものもあったのですね。
知りませんでした。
 
絹糸で編んだ血管は分解・吸収されて
血管そのものになると言う話しは
聞きましたが、こんなプラスチック
もあったのですね。
 
 そのようなプラスチックに高い
細胞接着性を付与するというのは
素晴らしいことだと思います。
 
 大いに期待したい。

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2013年12月15日 (日)

がん細胞働き、がん幹細胞増殖 岡山大教授ら発見

2013年12月14日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 がんを生み出す「がん幹細胞」は、
自身が生み出したがん細胞がいないと
増えにくいことを、岡山大学の
妹尾昌治教授(生物工学)らが発見した。
 
 今後のがん治療に役立つ可能性がある。
 
 研究成果を英文誌に3日発表した。
 
 妹尾教授らは、がん幹細胞を増やす物質
をがん細胞が培養液中に出していると予想。
 
 がん細胞の分泌物を含む培養液と、
含まない培養液のそれぞれでがん幹細胞
を約1週間育てた。
 
 すると、分泌物を含む培養液では、
含まないものに比べて約15倍の
がん幹細胞が細胞分裂をした。
 
 子が親を養うような状況だという。
---------------------------------------
 
 ふ~ん。
 
>子が親を養うような状況
 ね~
 
 とは言いながら、がん細胞を
取り除いてもがん幹細胞が死滅する
わけではない。
 
 こまったものです。

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(ザ・コラム)小泉元首相の変節 「オレたちにウソ言ってきた」 大久保真紀

 大久保真紀 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 小泉さんを変えた一番のものは
何ですか?
 
 「電事連(電気事業連合会)の言ってる
こと、ウソじゃん」。
 
 私の目を見据えて、強い口調でまくし
たてた。
 
 「専門家が『安全で、コストが安い』
『脱石油にはこれしかない』と言えば
信用しますよ。
 
 何年もオレたちにウソを言ってきた。
 
 これですよ。こっちは原子力の知識
なんかないんだから。
 
 3・11前はそんな関心もなかったし。
 
 あれほど制御しがたいものとは知らな
かった」
 
 だまされたと思ったんですか。
 
 あえてそう聞くと、
「そうだよ。思ったよ」。
 
 じぇじぇじぇ。
 
 原発ゼロに背中を押されたのは、官僚や
専門家にだまされたことに気づいた
からなんだ。
 
 まるでオレオレ詐欺の被害者みたい。
 
 同じことを何度も尋ねたが、福島の
被災者への言及はなかった。
 
 じぇじぇじぇ。
 
 5年半も首相を務めた最高権力者が
だまされたと嘆き、怒っているとは。
 
 でも、よくよく考えれば、日本は
とんでもない国だ。
 
 正確な判断材料が一国の命運を左右する
首相に示されず、安全神話を信じさせ
られてしまうのだから。
 
 小泉さんの変節は人間として何となく
納得できるような気がした。
---------------------------------------
 
 本当かな?
 
 なんとなく納得できるような気も
しますが、
 
>「専門家が『安全で、コストが安い』
>『脱石油にはこれしかない』と言えば
>信用しますよ。
 
 専門家が口をそろえて言えばそうかも
知れません。
 
 とはいえ、専門家と言ってもいろいろ
いるはずです。
 その人達の意見は届かなかったので
しょうか?
 
 本当の所はわかりませんね~
 
 余りに単純。
 こんなものなのでしょうか?
 
 何はともあれ、間違いに気づけば
改めるのが当然だと思います。
 
 3・11前ならともかく、その後の
状況を見てなお、改めようとしない
今の政府は何を考えているのかと思う。
 
 いろんな意見がある。
 国会も聴取したはず、
それなのに前と変わらないとは?
 
 その意味で、小泉元首相の変節は
十分納得できるものだと思う。
 
 国の言って来たことは間違いだらけ
だったのだから、

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2013年12月14日 (土)

3科学誌は商業主義…ノーベル受賞者が「絶縁」

2013年12月13日  読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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【ワシントン=中島達雄】
 今年のノーベル生理学・医学賞を受賞
した米カリフォルニア大バークレー校の
ランディ・シェックマン教授(64)が、
世界的に有名な3大科学誌は商業主義的な
体質で科学研究の現場をゆがめている
として、今後、3誌に論文を投稿しない
との考えを明らかにした。
 
 教授は9日、英ガーディアン紙に寄稿し、
英ネイチャー、米サイエンス、米セルの
3誌を批判した。
 
 研究者の多くは、評価が高まるとして、
3誌への掲載を競うが、教授は「3誌は
科学研究を奨励するよりも、ブランド力
を高めて販売部数を増やすことに必死だ」
と指摘した。
 
 その上で「人目を引いたり、物議を
醸したりする論文を載せる傾向がある」
との見方を示し、3誌が注目されやすい
流行の研究分野を作り出すことで
「その他の重要な分野がおろそかになる」
と問題を提起した。
---------------------------------------
 
 難しい問題ですね。
 
 英ネイチャー、米サイエンス、米セル
 三つとも有名な学術誌です。
 
 世界の人達に自分の業績を発表したい
とすれば、最も読者の多いであろう学術誌
に掲載したいと思うのが当然です。
 
 だから有名学術誌に掲載依頼が殺到する。
 
 そうすると、教授の言っているような面
も出てくると思います。
 
>「その他の重要な分野がおろそかになる」
 ことのないような気配りを望みます。
 
 
 以前、以下の投稿をしました。
2013年3月17日
 
 この問題も重要です。
 考えさせられます。
 
 そもそも、論文を見るのも、掲載する
のにもお金がかかることがおかしい
のではないでしょうか?
 
 論文の正統性、価値などを査定する
必要は当然あるのでしょうが、ネットが
発達している現在です。
 
 何かもっと良い方法がありそうな気が
します。

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一酸化炭素を高効率に分離・回収する新材料を開発 -排ガスを有効利用する新材料-

2013年12月13日
京都大学 研究 お知らせ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 北川進 物質-細胞統合システム拠点
(iCeMS=アイセムス)拠点長・教授、
松田亮太郎 同特定准教授、佐藤弘志
同助教らの研究グループは、混合ガスの中
から一酸化炭素(CO)を高選択的に
分離・回収できる多孔性材料の開発に成功
しました。
 
 COは一般的には毒性のガスとして
知られており、炭素を含む物質が
不完全燃焼する際やメタンから水素を
取り出すプロセスの際に発生します。
 
 一方、産業界においては樹脂等、
有用な化成品を得るために必要な非常に
重要な原料です。
 
 COを含む混合ガスから効率よくCOを
分離・回収できれば、これまで利用
できなかった排ガスを新たな資源として
利用できるだけでなく、二酸化炭素
排出量削減につながる可能性があります。
 
 今回の研究では、COを捕捉可能な
ナノ細孔物質を開発し、混合ガスからCOを
効率よく分離し、簡単に回収することに
成功しました。
 
 またその仕組みを大型放射光施設
SPring-8の高輝度放射光を用いて、詳細に
検討しました。
 
 その結果、今回開発した物質が
ナノメートルサイズの孔の形・大きさを
変えながら、COを効率的に取り込んでいる
様子を直接観測することに成功しました。
 
 本成果により、これまで不可能であった
工業生産ラインや自動車からの排ガスに
含まれるCOの効率的分離による資源化や、
シェールガス等から発生したCOガスの
精製などを通じて社会に大きなインパクト
を与えることが期待されます。
 
 本成果はアメリカ東部時間
2013年12月12日に米国科学誌
「Science」のオンライン速報版
(Science Express)にて公開されました。
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>どのような比率の混合ガスであっても、
>非常に高い効率でCOを回収できること
>がわかりました。
 素晴らしい。
 
>今回開発した材料を実用化することで
>排ガスからのCOの効率的分離による
>資源化や、シェールガス等から
>水蒸気改質プロセスで発生させた
>COガスの精製などを通じて社会に
>大きなインパクトを与えることが
>期待されます。
 
 いつ頃実用化出来るのでしょうか?
 大いに期待したい。

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農地の汚染土、洗って9割除染 京大など新技術

2013年12月14日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 京都大などの研究チームは13日、除染
が極めて難しい農地土壌から、
放射性セシウムを含む微粒子だけを
効率良く取り除く技術を開発したと
発表した。
 
 福島などで行った実証実験では放射能
濃度を90%程度減らせた。
 
 装置の価格は3億5千万~4億円。
 
 処理能力は1時間あたり
汚染土10トン。
 
 実証実験では、1キロあたり
約1万3800ベクレルの福島県の
田畑表土から92%の放射性セシウムを
除去できた。
 
 放射性廃棄物になる固形物の体積は
元の約15%だった。(鍛治信太郎)
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 新しい技術が開発されるのは良いの
ですが(素晴らしいことなのですが)、
現実に導入できるものなのでしょうか?
 
 このままではあまりにお金と時間が
かかり過ぎて現実的ではないように
思えます。
 
 現実に使える装置として成り立つ
のでしょうか?
 
 極めて疑問。
 
 こう言う技術が多すぎるような
気がする。
 
 研究者には申し訳ないけれど残念
としか言いようが無い。
 
 現実問題として除染など出来ないと
思った方が良さそうな気がしてきます。
 
 結局、自然に減少するのを待つのみ。
 
 200年も経てば問題は解消する。
 ということになりそう。
 
 所詮、放射能の制御は出来ないという
ことです。
 
 問題の大きさに比べて出来ることは
極めて小さい。
 
 事故は起こせない=原発は作っては
いけない。 と思う。
 
 事故で発生したものであったとしても
自分で制御出来ないものを作るのは
無責任。
 
 事故が起こらなくても、原発で発生した
汚染物資の処分は極めて不透明
=無責任
 
 無責任この上ない。
 なんとも言いがたい。
 
 結局、責任をとらされるのは国民
なのだと思う。
 
 国民はもっと利口にならないと
いけない。

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2013年12月13日 (金)

光合成による水分解メカニズム解明に向かって大きく前進

2013年12月11日
独立行政法人理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
〇植物体内を忠実に再現した約120万原子
 の分子動力学シミュレーションを実行
 
〇酸素発生中心(OEC)を取り囲む
 タンパク場の効果(ダイナミクス)を
 明示
 
〇天然光合成メカニズムの解明と
 人工光合成デバイス開発の加速
 に期待
 
 
-----
要旨
 
 理化学研究所は、
分子動力学シミュレーション[1]を使い、
光合成膜タンパク質への水の供給経路と
酸素、水素イオンの排出経路を明らかに
しました。
 
 これにより、光合成による
水分解メカニズムの解明に向かって大きく
前進しました。
 
 これは、理研イノベーション推進センター
(藤田明博センター長)中村特別研究室の
中村振一郎特別招聘研究員、
緒方浩二研究員、
畠山允リサーチアソシエイトらの
研究チームによる成果です。
 
 光合成の初期過程を担う膜タンパク質
「PhotosystemⅡ(PSⅡ)」[2]は、
太陽光エネルギーを利用して水を酸素と
電子、水素イオンに分解する反応
(酸化反応)を行っています。
 
 その立体構造はX線結晶構造解析で決定
され、酸素発生中心(OEC)などの詳細な
構造も明らかになっています。
 
 OECでは、Mn4O5Ca錯体と周りの残基
(重合体の主鎖以外の部分)が協調する
ことにより、周期的な5つの状態を経て
水の酸化反応が行われていますが、
その動的メカニズムの詳細は不明なまま
です。
 
 PSⅡタンパク質はチラコイド膜[3]と
呼ばれる植物特有の生体膜上に存在して
います。
 
 研究チームは、この膜を忠実に再現し、
膜内にPSⅡタンパク質を埋め込んだモデル
を作成しました。
 
 また、シミュレーションに用いる全ての
脂質やリガンド(特定タンパク質と結合
する化合物)の力場パラメータ[4]を
量子化学計算によって作成し、モデルに
組み込みました。
 
 原子数約120万個のモデルの分子動力学
シミュレーションの結果を解析したところ、
PSⅡタンパク質内部から外に排出される水
と、外からPSⅡタンパク質内部に
取り込まれる水の動きが観察されました。
 
 さらに詳しく調べるとアミノ酸の
水素結合ネットワークの中にあまり動かない
水分子がある経路が存在していました。
 
 これらの結果から、水の供給経路と
酸素、水素イオンの排出経路が明らかに
なりました。
 
 この成果は、天然光合成のメカニズムの
全容解明や人工光合成デバイスの開発に
つながると期待できます。
 
 本研究成果は、米国の科学雑誌
『Journal of the American Chemical
Society』(2013年135号)に
掲載されました。
---------------------------------------
 
 光合成研究はパナソニックが精力的に
実施しているようですが、理研も一定の
成果をあげたようです。
 
>今回、光合成膜タンパク質への水の
>供給経路と酸素、水素イオンの
>排出経路が明らかになりました。
>これは、天然光合成のメカニズムの
>全容解明への第一歩といえます。
 
 まだ第一歩なんですね。
 まだまだ先は長そうです。
 
 こちらは、太陽光エネルギーを利用して
水を酸素と電子、水素イオンに分解する
反応(酸化反応)
 の解明のようです。
 
 パナソニックは同じ光合成といっても
光合成で有機物を合成するというもの
です。
 
 2013年12月 9日
 
 どちらにしても、これから期待したい
技術です。

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かぐやの道案内で月面旅行 探査機のデータ、立体地図に

 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 日本の月探査機が観測した地形データ
をもとにした、新しい立体地図ができた。
 
 クレーターの同心円状の構造や、平地の
線状の地形などがはっきり確認できる。
 
 国土地理院が13日にホームページで
公開する。
 
 この地図は、地形の凹凸を赤色の濃淡で
強調することで立体構造を表現した
赤色立体地図。
 
 宇宙航空研究開発機構が2007年に
打ち上げた「かぐや」が観測した
地形データを活用し、国土地理院と、
赤色立体地図を開発したアジア航測が
協力して作成、国立天文台が解析した。
 
 クレーターの縁にある岩石が溶けた
痕跡や、クレーターが重なった状態などが
はっきりわかる。
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 「かぐや」の残したデータは
素晴らしいですね。
 
 良い時代になったものだと思います。
 
 情報は広く公開してこそ意味が出てくる
もの。
 
 
 国土地理院ホームページは下記
自然科学研究機構 国立天文台
国土交通省 国土地理院
宇宙航空研究開発機構
 
 興味のある方は見てください。
 見慣れた月の地形も違って見えます。

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2013年12月12日 (木)

スポンジのような弾力性があり、メスでも切れる人工骨の開発に成功

平成25年12月11日
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
〇骨折などで欠損した骨組織を修復する
 治療では、自分の骨に近い人工骨の
 ニーズが高い。
 
〇骨と同じ成分・組成からなる人工骨で
 弾力性があり、手術時の操作性が向上。
 
〇臨床試験により、術後早期に人工骨に
 置換されることを確認。
 
〇医療機器の製造販売承認、保険適用を
 受け、今後普及が期待される。
 
 
-----
 JSTは、独創的シーズ展開事業・委託
開発の開発課題「生体置換型有機無機複合
人工骨の製造技術」の開発結果を成功と
認定しました。
 
 この開発課題は、東京工業大学 大学院
理工学研究科 田中 順三 教授らの
研究成果を基に、平成15年3月から
平成24年3月にかけてHOYA株式会社
に委託して、同社ニューセラミックス事業部
(会社分割により現在はHOYA
Technosurgical株式会社)
にて企業化開発(開発費 約4.2億円)
を進めていたものです。
 
 これまで市販されている人工骨注1)は、
移植後に元の骨と一体化する吸収置換性が
低く、もろくて操作性が良くないなどの
理由により、骨移植治療で使用される割合
は40%にとどまっています。
 
 このため、骨移植治療の60%は自家骨
(患者本人の骨)や同種骨(患者以外の
人から提供された骨)が使用されています。
 
 人口の高齢化に伴う骨折、骨腫瘍などの
骨移植を必要とする症例の増加を見据えて、
自家骨と同等の性能を持つ人工骨のニーズ
が高まってきています。
 
 今回開発した人工骨は、骨と類似した
成分組成(水酸アパタイト注2)と
コラーゲン注3))で作製したスポンジ状
の多孔質体です。
 
 この人工骨は弾力性を持つため、材料自身
が変形し、複雑な形状の骨欠損部に対して
補てん不良を生じずに補てんできます。
 
 さらに、メスなどで簡単に切断・加工
できることから、従来製品と比較して
手術時の操作性を大幅に向上させることに
成功しました。
 
 また、ヒトの骨と極めて類似している
構造と組成を持つため、骨の新陳代謝の
働きで次第に自分の骨と馴染んでいき、
最終的には人工骨が新たに形成された骨と
置き換わります。
 
 臨床試験では、従来製品と比較して
術後早期に自家骨に置換することが確認
されました。
 
 本品は販売名「リフィット」として
平成24年6月に医療機器製造販売承認を
取得し、平成25年1月に保険適用を
受けました。
 
 現在、骨移植治療で使用される人工骨の
国内市場は約100億円とされていますが、
本品が広く普及することで自家骨の代替
として人工骨の使用率が拡大し、市場の
成長が加速するものと期待されます。
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 素晴らしい。
 
 以下3つの目標を達成できた。
1.弾力性を持たせることで手術時の
  操作性を向上させる
2.生体骨と同じ成分・組成を持つ
3.生体内で自家骨への吸収置換性を持つ
 
 広く普及すると良いですね。
 

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監視強化、また模索 政権、共謀罪創設を検討 「五輪テロ対策」

2013年12月12日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 重大な犯罪の謀議に加わっただけで
処罰対象となる「共謀罪」の創設案が、
政権内で改めて浮上した。
 
 歴代内閣が取り組んできた懸案で、
2020年の東京五輪に向けた
テロ対策強化につなげる狙いから再び検討
のテーブルに載った。
 
 ただ、世論の反発が強いテーマだけに、
安倍政権は来年の通常国会には提出せず、
慎重に検討を進める構えだ。
 
 国連で採択された国際組織犯罪防止条約
締結に必要な国内法と位置づけている。
---------------------------------------
 
 多分以下のように進むでしょう。
 
>海渡雄一弁護士は「特定秘密保護法、
>共謀罪、通信傍受法は『三位一体』だ。
 
>共謀罪を創設した後、それを取り締まる
>ための通信傍受法の範囲拡大に突き進む
>だろう」と指摘。
 
>大出良知・東京経済大教授(刑事訴訟法)
>は「犯罪行為に至る前に罪に問われる
>のは、捜査機関に都合のよいやり方で
>冤罪(えんざい)が作り出される危険性
>が高い犯罪類型だ」と語る。
 
 そう思います。
 
 どうやって明快に有罪を証明できる
のか?
 盗聴ですか?
 それともたれ込みですか?
 たれ込みは冤罪に繋がりやすい。
 
 日本にはおとり捜査は無い。
 凶暴罪を明確に証明するのは難しい。
 
 どう考えているのか?
 
 凶暴罪があればテロが防げる
のか?
 
 米国には既にあるが防げなかった。
 
 テロをなくす方策は別にある。
 
 厳罰があれば無くなるほど甘くは
ない。
 
 テロはテロを起こさなければならない
必然性があるから起こる。
 
 そこに命はあまり意味をなさない。

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(どうする 秘密法)「なし崩し」現実に起きた 永井愛さん

2013年12月12日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 国旗・国歌法が成立したとき、当時の
総理大臣は「義務づけを行うことはない。
 
 国民の生活に影響や変化が生ずること
にはならない」と国会で言明しました。
 
 文部大臣も教育現場で強制することは
ない、とはっきり言いました。
 
 しかし、現実には正反対のことが
起きました。
 
 法律ができた4年後の2003年、
東京都教委は、学校行事で
「国旗掲揚・国歌斉唱」の完全実施を
求める通達を出し、従わない教職員を
処分しました。
 
 国は黙認し、最高裁も処分を「違憲」
とはしていません。
 
 君が代を歌っているか確かめるため、
教師の口元を監視する学校も出始めた。
 
 民主主義国家でやることでは
ありません。
 
 日の丸・君が代問題は憲法を盾に
争えます。
 
 しかし、秘密保護法では、何の秘密に
触れたかがわからないまま、罪に問われ
かねません。
 
 国旗・国歌法以上に暴走するおそれが
あると思っています。
---------------------------------------
 
 同感です。
 
 総理大臣の答弁であろうと、なんで
あろうと、なんの保証にもなりません。
 
 法律は作られた法律の条文によって
のみ規定されるものです。
 
 暴走するでしょう。
 
 大臣は、既に情報公開法があると
言っているようですが、有名無実。
 
 時間はかかる、苦労したおまけに
出てくるのは黒塗りの文書のみ。
 
 これが現状です。
 
 特定秘密保護法が成立したのですから
秘密にあたるものは永久に出てきません。
 
 これで民主主義の国なのでしょうか?
 
 60年とかいう話しが出ていますが、
これでは責任は問えない。
 
 どう決めようと官僚の思うがまま。
 無責任この上ない。
 
 そんな法律を強行採決するとは
あきれてものも言えない。

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2013年12月11日 (水)

味の素、がんによる血液中のアミノ酸濃度バランスの変化の仕組みを解明

2013/12/06 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 味の素は12月4日、がん細胞から分泌
される HMGB1と呼ばれるタンパク質の作用
により、正常な細胞内のタンパク質が
アミノ酸に分解され、その一部が血液中に
漏れ出ることで血液中のアミノ酸濃度
バランスが変動することを明らかにしたと
発表した。
 
 同成果は、同社ならびに奈良県立医科
大学の國安弘基 教授らによるもの。
 
 詳細は米国がん学会 学会誌
「Cancer Research」に掲載された。
 
 今回の研究は、動物モデルを用いて
"なぜがんになると血液中のアミノ酸濃度
のバランスが変化するのか"の解明に
挑んだもの。
 
 原因の1つとして考えられたのが、
多くのがん細胞が分泌するタンパク質
「HMGB1」の存在。
 
 そこで、HMGB1を詳細に調査したところ、
HMGB1が血流に乗って筋肉に到達し、筋肉
を構成する骨格筋細胞に働きかけ、糖の
分解を阻害することでエネルギー不足の
状態を引き起こし、エネルギー不足に
陥った骨格筋細胞は自らのタンパク質を
分解してアミノ酸を作り出し、アミノ酸を
エネルギー源として活用することとなるが、
この際にアミノ酸の一部が血液中に
漏れ出し、がん細胞に取り込まれて
エネルギー源として利用されることが判明
したという。
---------------------------------------
 
 がんってすごい仕組みを持って
いますね。
 
 なんとしても生き残るのだという
執念みたいなものを感じます。
 
 血管はつくるし、免疫からは逃れるし、
まったくあきれる存在。
 
 がん幹細胞として冬眠もする。
 だからなかなか駆逐できない。

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ビフィズス菌M-16Vが米国・食品医薬品局よりGRAS認証を取得/森永乳業

2013年12月5日 健康美容EXPOニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 森永乳業は、このたび米国において、
ビフィズス菌M-16V
(ビフィドバクテリウム・ブレーベ M-16V)
が、食品の安全性に関する審査制度である
GRASを取得したことをお知らせいたします。
 
 健康な赤ちゃんのおなかの中はほとんど
がビフィズス菌で占められており、特に
ビフィドバクテリウム・ブレーベ
(Bifidobacterium breve)が多くすんで
いることが知られています。
 
 ビフィズス菌 M-16Vは健康な乳児から
分離したビフィドバクテリウム・ブレーベ
の一種で、当社において
プロバイオティクスとして開発されて
います。
 
 今回、ビフィズス菌M-16Vは、一般食品
と育児粉乳の2つの用途で個別に認証を
取得し(GRAS Notice No. GRN453, GRN454)、
非常に安全な菌であることが証明され
ました。
 
 ビフィズス菌 M-16Vについては、
これまでに低出生体重児において、
腸内細菌叢の形成促進、感染症発症の抑制、
経腸栄養の早期確立、入院期間の短縮など
の作用が示されております。
 
 また、アトピー性皮膚炎患児において
腸内細菌叢が正常化し、アトピー性皮膚炎
症状が改善されるなど抗アレルギー作用も
示唆されています。
 
 これらの研究成果は、低体重出生児等の
臨床試験を含めて合計約30報以上の
科学論文において発表されています。
 
 今回の承認によって、初めて育児粉乳へ
の利用が可能になりましたので、それら
分野を含め広範な一般食品分野への採用が
期待されます
---------------------------------------
 
 乳酸菌に関する発表がいろいろ出て
きます。
 
 ビフィズス菌というのは昔からよく
知られた菌ですね。
 
 各社、プロバイオティクスとして活発に
研究しているようです。

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2013年12月10日 (火)

極薄絶縁の超伝導ワイヤ

29 November 2013
RIKEN Research Highlights
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 理研ライフサイエンス技術基盤研究
センター構造・合成生物学部門NMR施設の
前田秀明施設長が率いる研究チームは、
このたび、従来の超伝導体よりも高い温度
で使用ができる有望な高温超伝導化合物
REBCO(希土類・バリウム・銅酸化物)系の
磁場発生用コイルの効率を向上させる
極薄絶縁技術を開発した1。
 
 REBCOワイヤで作られたコイルは強靭で、
通電時に生じる強い電磁力にも耐えられる
ため、従来の超伝導ワイヤよりも強い磁場
を発生させることができる。
 
 しかし、REBCOワイヤでコイルを作る
には、ワイヤに施す分厚い電気絶縁層が
必要であり、ワイヤの持つ潜在能力を発揮
することができなかった。
 
 ワイヤに分厚い絶縁層を施してしまうと、
磁場発生用コイルにおける電流密度が低く
なってしまうからだ。
 
 「REBCOワイヤ自体は非常に薄く、厚さは
わずか100~150μmです。
 
 しかし、従来の絶縁方法では、電気絶縁層
もワイヤそのものと同程度の厚さになって
しまうため、磁場発生用コイルにおける
超伝導ワイヤの量が実質的に少なく
なります。
 
 小さいコイルで高い電流密度、すなわち
強い磁場を実現するためには、絶縁層を
大幅に薄くする必要があるのです」と
前田施設長は説明する。
 
 前田施設長らの研究チームは、電着法
という手法を用いて、REBCOワイヤを薄く
均一なポリイミド絶縁層で被覆した。
 
 この手法では、ワイヤをポリイミド
コロイドの溶液槽に浸し、溶液槽中の
ワイヤと電極の間に電場をかける。
 
 すると、ポリイミド粒子がワイヤまで
移動してワイヤ表面を被覆するのだ。
 
 このワイヤを炉内で数分間加熱すると
ポリイミド被膜が硬化して、従来の
10分の1以下の厚さの極薄絶縁層で均一に
被覆された絶縁ワイヤが得られた(図1)。
 
 「この新しいREBCOワイヤを使えば、
従来法で絶縁した場合のREBCOコイルの
2倍の電流密度を達成できます。
 
 さらに、コイルの体積を従来の5分の1
に小型化することが可能です。
 
 つまり、より小さい装置で、
より高い磁場を発生できるのです。
 
 今回の手法は、超伝導コイルの新たな
応用の道を開くものとなるでしょう」
と前田施設長は説明する。
 
 研究者らは、新しいREBCOコイルを
利用すれば、従来型超伝導ワイヤの
磁場限界(23.5テスラ)よりも強い磁場
を発生する核磁気共鳴分光計を製作できる
ようになると考えている。
---------------------------------------
 
>従来型超伝導ワイヤの磁場限界
>(23.5テスラ)よりも強い磁場
>を発生する核磁気共鳴分光計を
>製作できるようになる
 すごいですね。
 
 これでMRIももっと小型で強力なものが
製品化されるようになりますね。

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人工のクモ糸素材「QMONOSR」の量産技術を確立へ

2013年11月28日
独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
スパイバー株式会社
小島プレス工業株式会社
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 NEDOの事業の支援を受け、脱石油の
次世代素材として注目を集める、クモの糸
の主成分(フィブロイン(*1))をベース
とするバイオ素材QMONOSR(*2)の
量産技術確立に取り組むスパイバー(株)と
小島プレス工業(株)の試作研究設備が完成、
稼働を開始しました。
 
 設計、生産、評価までを一貫して行える
世界で唯一の試作研究設備で、月産100kg
のQMONOS生産能力を有し、これまでの
研究成果を実際の量産プロセスの中で実証
します。
 
 クモ糸素材は、石油に頼らない次世代
素材として、世界規模で研究が行われて
いますが、コストや培養速度などの課題
から実際の量産化には至っていません。
 
 スパイバーと小島プレス工業は、同設備
においてフィブロインの構造タンパク質の
分子設計から、微生物を用いたタンパク質
原料生産、繊維化・樹脂複合化、部品や
製品の試作評価、そして評価結果の
分子設計へのフィードバックを一貫して
行うことで、QMONOSRのさらなる量産と、
安定した供給を目指します。
 
 
-----
背景
 
 クモの糸は、世界で最もタフな繊維です。
 
 また、エネルギー問題、環境問題などが
人類社会の大きな課題となるなか、
その性能だけではなく、原料を石油に依存
しない環境負荷の極めて少ない次世代素材
として注目されており、工業化が期待
されています。
 
 しかしながら、人工的なクモ糸を
工業部材や製品を試作できる規模で
生産可能とする技術は確立されて
おりませんでした。
 
 クモの糸を人工的につくりだすため
には、多くの技術革新が必要でした。
 
 研究チームでは約350種類もの遺伝子を
合成し、菌株の改変、培養条件の最適化を
はかることで、研究開始時から比べて
約3,000倍の生産効率を達成しました。
 
 さらに、環境負荷や人体への毒性が高く、
価格も高いフッ素系溶媒を一切用いること
なく、既に工業分野において実績のある
他の溶媒を用いてクモ糸の成分の
タンパク質を溶解し、安定的に紡糸する
新技術の開発に成功。
 
 量産化可能な基本製造プロセスを、世界
で初めて確立いたしました。
 
 これは、近い将来、高機能且つ、脱石油
で低エネルギー生産が可能でサステイナブル
な「タンパク質」を、人類が「素材」として
使いこなせる時代を切り拓くための大きな
一歩となります。
 
 
-----
QMONOSR量産に向けて
 
 QMONOSRの量産に向け、スパイバー
株式会社と小島プレス工業株式会社は、
本日付けで次世代バイオ素材の包括的
共同事業化契約を締結し、来年度中に
ジョイントベンチャーを設立。
 
 ジョイントベンチャーの設立以降は、
QMONOSRの事業化にかかる全ての機能は
このジョイントベンチャーが担うことに
なります。
 
 同ベンチャーでは、PROTOTYPING STUDIO
内に年産10トン規模の生産能力を持つ
QMONOSRパイロットラインを2015年中に
増設・稼働させ、国内のみならず世界に
向けたQMONOS R供給実現を目指します。
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 本当に素晴らしい。
 
 実現に大いに期待したい。
 
 この技術も日本が世界に誇る技術です。
 
 以前の関連投稿です。
 この続編ということですね。
2013年5月28日

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2013年12月 9日 (月)

がんを引き起こす膜たんぱく質の立体構造と働きを解明 ~がんを抑制する薬剤の設計へ~

2013年12月2日
京都大学 研究 お知らせ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 岩田想 医学研究科教授、小笠原諭
同研究員(現 東北大学医学系研究科助教)
らは、がんを引き起こすプロセスの鍵
となるRce1(アールシーイーワン)という
膜たんぱく質の立体構造を、抗体を用いた
独自技術により解明することに成功
しました。
 
 本研究は、デビッド・バーフォード
英国がん研究所教授らと共同で行ったもの
で、本研究成果は、2013年12月1日
(英国時間)に英国科学誌「Nature」の
オンライン速報版で公開されました。
 
 
-----
概要
 
 細胞制御に関わる重要な分子である
Ras(ラス)たんぱく質は、常に活性化
(スイッチオンの状態)されるような
突然変異により、高頻度でがんを
引き起こすことが知られています。
 
 Rasたんぱく質の活性化には、この
たんぱく質の特定の部分がRce1という
たんぱく質分解酵素によって切断される
ことが重要です。
 
 Rasたんぱく質が突然変異を持って
いても、Rce1による切断が起こらないと、
Rasたんぱく質の細胞膜への移行が妨げ
られ、がんを引き起こす働きが抑制される
ことが分かっています。
 
 バーフォード教授は、Rce1によるRas
たんぱく質活性化の仕組みを調べるために、
ヒトのRce1とよく似ている古細菌由来Rce1
たんぱく質を結晶化し、X線構造解析を
試みました。
 
 しかし、Rce1は良好な結晶を得ることが
難しく、実験が難航していました。
 
 そこで本研究グループは、抗体を用いて
膜たんぱく質の結晶化を促進する独自技術
をRce1に適用しました。
 
 この抗体とRce1との複合体を作った
ところ、良好な結晶を得ることができ、
その立体構造を原子レベルで解明すること
ができました。
 
 さらに、Rce1の構造中に見いだされた
「くぼみ」に
コンピューターシミュレーションを用いて
Rasたんぱく質をドッキングさせること
により、Rce1によるRas活性化の詳細な
分子機構が分かりました。
 
 この立体構造情報から、Rce1の
活性阻害薬物の設計が可能となり、
Rasたんぱく質の突然変異による
発がんを抑制する薬剤の開発に役立つこと
が期待されます。
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>最近では、がんの約15%の原因は、
>Rasたんぱく質の異常に関係している
>とも言われています。
 
 Rasたんぱく質の異常はがんの発生に
強く関連しているようです。
 
 今回の研究はかなりの種類の発がんを
抑制する薬剤の開発に大きく貢献しそう
ですね。
 
 大いに期待したい。

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パナソニック、人工光合成でメタン 燃料電池に

2013/12/6 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 パナソニックは水と二酸化炭素を原料に、
太陽光を利用してメタンを合成する
人工光合成システムを開発した。
 
 これまでは植物並みの効率で有機物
(ギ酸)の合成には成功していたが、
直接燃料として使える成分を作ったのは
初めて。
 
 燃料電池に応用を見込む。
 
 無尽蔵にある原料から有用な資源を
直接生み出す究極の再生可能エネルギー
である人工光合成の実現に向けた一歩と
なりそうだ。
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 パナソニックは人口光合成研究に熱心
です。
 うまくいくこと良いですね。
 
 以前こんな投稿をしました。
2013年1月14日
 
 これはパナソニックの先端技術研究所
の成果です。
 もう一歩の所まで来ているようです。
 
 頑張ってください。
 これも夢の技術です。期待しています。

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インフルエンザ防御、「乳酸菌と水分」の補給が効果

2013/12/8 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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■インフルエンザ予防ワクチンでは
100%防衛できない
 
 現在のインフルエンザワクチンは、流行
が予測される3つの型のワクチンを
ミックスしたもので、的中率は高いが
「インフルエンザウイルスは変異しやすい
ため、ワクチンが流行ウイルスに適合
しないことも可能性としてありうる。
 
 また、ワクチン接種から抗体ができる
までに2~3週間ほどかかるので、
その間に感染し、発症することもある」
 
■乳酸菌がウイルスへの抵抗力を高める
 
 早めに始めておきたいのが乳酸菌の
摂取。ヨーグルトや乳酸菌が
「免疫力を高める」
「インフルエンザ予防に効く」という話
を耳にした人も少なくないだろう。
 
 実際に、市販のヨーグルトや乳酸菌飲料
に使われている1073R-1乳酸菌や
ラブレ菌、FK-23乳酸菌といった菌を
とることで、病原体の侵入があったときに
最初に働く免疫細胞のひとつ、
「NK(ナチュラルキラーの略)細胞」の
働きが高まったり、感染後の重症化が
抑えられたりすることが確認されている。
 
 「菌の種類によって効果は異なるよう
だが、基本的には乳酸菌をとることで
免疫を活性化する刺激が入り、防御機能
が働くのでは」と山本室長は語る。
 
 最近の研究で、NK細胞だけでなく
免疫細胞全般の働きを高める乳酸菌が
あることもわかってきた。
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 インフルエンザの季節になりました。
 気をつけましょう。
 
>インフルエンザ予防ワクチンでは
>100%防衛できない
 そうですから、
 
 乳酸菌をとることも良いかも
しれません。
 
 この記事はいろいろ具体的に有効
そうな乳酸菌が含まれる製品を紹介して
います。参考にしてください。
 
 ご参考です。
 
これ以外にも、いろいろ乳酸菌に関する
記事を投稿しています。
 
 参考にしてください。

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2013年12月 8日 (日)

「がん」をもとから絶つ!新療法の開発に成功で再発防止に期待!!

スゴモリ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 がんは、抗がん剤治療で完治したように
見えても、『がん細胞』のもとになる
『がん幹細胞』がわずかに残っていると
再発、転移することがある。
 
 通常『がん幹細胞』は冬眠状態にあって
ほとんど増えないが、目覚めると
『がん細胞』になり細胞分裂を繰り返し
ながら急速に増殖する。
 
 ならば、「目覚める前に撃退して
しまえ!」と思ってしまうが、抗がん剤や
放射線治療は分裂中の細胞つまり
『がん細胞』を標的にしているそうだ。
 
 ほとんど増殖しないとされている
『がん幹細胞』には抗がん剤が効き
にくい。
 
 そんな中、九州大学生体防御医学研究所
の中山敬一教授らの研究チー ムは
、そんな抗がん剤が効きにくい
『がん幹細胞』を標的にした治療法を開発、
マウスで効果を実証した。
 
 教授らは、冬眠状態にさせるタンパク質
『Fbxw7』を発見。
 
 血液のがんである白血病を発症させた
マウスで、このタンパク質をつくれない
ように遺伝子を操作し、『Fbxw7』の働き
を抑えると『がん幹細胞』が増殖を始める
ことを確認した。
 
 つまりは、『Fbxw7』の働きを抑え、
抗がん剤が効ない状態の『がん幹細胞』を
無理矢理たたき起こして冬眠から目覚め
させ、増殖を始めたところで、抗がん剤で
死滅させるという方法だ。
 
 2か月後の生存率は『Fbxw7』の働きを
抑えない場合の8倍に増したという。
 
 中山主幹教授は「ほかのがんにも応用
できる可能性がある。
 
 5年から10年で患者に届くよう薬の開発
を進めたい」と話す。
 
 現在、研究グループでは、
このたんぱく質『Fbxw7』を無力化する薬
を開発中で、がんの根本治療につながる
可能性が期待されている。
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 素晴らしい。良さそうな治療法ですね。
 
 期待したいが、がんはくせ者なので
これからの成果を見守りたい。
 
 新しい発見があるとわくわくします。

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実用化見えたiPS細胞!網膜、パーキンソン病、ミニ肝臓…ネックは高すぎる移植コスト

2013/12/ 6 JCAST テレビウォッチ
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 京都大学の山中伸弥教授がノーベル賞を
受賞して1年になる。
 
 iPS細胞の最大の期待は、夢の医療と
いわれる再生医療への応用だ。
 
 実用化にどこまで近づいたか。
 
 山中教授が所長を務める京大iPS細胞
研究所は、基礎研究で作り出したiPS細胞
を国内外の研究所に供給している。
 
 これまでに602件、この1年で急増した。
 
 病気発症の仕組みや原因の究明、新たな
治療法の発見、新薬の開発につながる。
 
 山中教授は「人のiPS細胞の発表から
6年経って、日本発の成果は予想を
はるかに上回った。
 
 再生医療では日本が世界をリードして
いるのです」という。
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 参考情報です。
 
 最近iPS細胞関連のニュースが多い
ですね。
 
 最近の進捗の整理になりそうな情報
です。
 
 興味のある方はリンクをどうぞ、
 
 臨床の場で活躍するための一番のネック
はコストのようです。

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2013年12月 7日 (土)

男女で脳内の情報処理経路は異なる、という研究結果

2013年12月05日 slashdot
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 University of Philadelphiaによる研究
において、男女間では脳内の神経回路の
構成に大きな違いが存在することが
分かったという(本家/.)。
 
 具体的には、男性は脳の前面から後面
に、女性は側面から側面に神経回路が接続
されているという。
 
 これにより、男性は脳の左脳/右脳
それぞれ単体内部での情報処理に優れ、
いっぽう女性は左脳/右脳の相互通信を
使った情報処理に優れているそうだ。
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 以前から男女の脳の構造が少し違う
と言う話しはありましたが、さらに
詳細に違いがわかって来たということ
でしょうか?
 
 これは一般的な話しなのでしょうか?
 どの国の人にも共通することなので
しょうか?
 
 もう少し、大きな単位での研究も
進めて貰いたいと思います。
 
 言っていることは、今まで言われて
いたことと矛盾は無いようです。
 
 男女平等は平等として、どういうことが
適しているのかを正確に知ることは
お互いを生かすという意味で価値のある
ことだと思います。

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京大、iPSから赤血球を量産 血液の難病治療に道

2013/12/6 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 京都大学iPS細胞研究所の
江藤浩之教授らは、血液中で酸素を運ぶ
赤血球をiPS細胞から大量に作り出す
技術を開発した。
 
 赤血球のもとになる細胞を作って増殖
させる。
 
 輸血に使う血液の確保のほか、白血病
など血液の難病の治療に役立つ成果
という。
 
 米科学誌ステムセル・リポーツ
(電子版)に6日掲載される。
 
 iPS細胞に「c―MYC」と
「BCL―XL」という2種類の遺伝子を
組み込んだところ「不死化赤血球前駆細胞」
と呼ぶ特殊な細胞ができた。
 
 この細胞はほぼ無限に増殖し、80日ほど
で細胞の数が100億~1000億倍に増える。
 
 その後、2つの遺伝子の働きを止めると、
増殖した細胞は赤血球のもとになる細胞
に育った。
 
 酸素を運ぶ能力もあった。
 
 マウスの血管に注入すると体内を循環
して赤血球に育つことを確かめた。
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 これも素晴らしい成果です。
 
 iPS細胞研究頑張ってます。
 
 うまくいくと良いですね。
 今後に期待したい。

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京大、iPS細胞備蓄計画を始動 14年末にも配布 まず日本人の2割カバー

2013/12/4 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 京都大学iPS細胞研究所
(山中伸弥所長)は4日、治療に使う
iPS細胞をあらかじめ作って備蓄する
計画を始めたと発表した。
 
 健康な人の血液からiPS細胞を作る
作業に着手しており、安全性を確認して
凍結保存する。
 
 2014年末にも、治療研究を計画している
研究機関に提供する。
 
 再生医療の実用化研究を支援する
狙いで、安全性確保などリスク回避策も
確立したい考えだ。
 
 作ったiPS細胞はがんにならないか
など安全性を中心に評価している。
 
 来年末の配布時には、少なくとも日本人
の2割に対応できるタイプのiPS細胞
を用意。
 
 大阪大学や京大、慶応義塾大学など、
再生医療への応用を目指す研究機関に提供
する。
 
 5年以内に3~5割、10年内に
8~9割をカバーするのが目標だ。
 
 多くの人をカバーできるタイプの
iPS細胞から作製を進める。
 
 ただ、日本人の9割をカバーできる
iPS細胞を備蓄するには、数十万から
数百万人の血液を調べる必要があると
される。
 
 日赤の協力に加え、臍帯血などを使う
ことで対応は可能とみている。
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 素晴らしいです。
 
 iPS細胞は日本発の万能細胞です。
 
 iPS細胞の備蓄。
 
 時間はかかりそうですが、
再生医療のみならず、遺伝子治療
にも大いに貢献出来ると思います。
 
 頑張ってください。
 陰ながら応援しています。

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2013年12月 6日 (金)

高レベル廃液、爆発の恐れ 東海村、430立方メートル処理待ち

2013年12月3日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 原子力規制庁は2日、日本原子力研究
開発機構の東海再処理施設(茨城県東海村)
のプルトニウム溶液と高レベル放射性廃液
の調査報告書をまとめた。
 
 廃液が430立方メートル処理されずに
残っており、安全装置が壊れると沸騰して
放射性物質が飛散したり、水素爆発を
起こしたりする恐れがあるという。
 
 施設内には液体プルトニウム
3・5立方メートル、高レベル廃液は
430立方メートルある。
 
 規制庁の調査によると、事故などで
冷却設備や水素除去設備などの安全装置が
故障すると、高レベル廃液は55時間で
沸騰して放射性物質が飛散、
水の放射線分解で水素が発生して38時間
で爆発する恐れがあるという。
 プルトニウム溶液は23時間で沸騰、
11時間で水素爆発する恐れがある。
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 恐ろしい話しですね。
 
 爆発する恐れがあるのは原発だけでは
なかった。
 
 溶液と高レベル放射性廃液も冷却し続け
ないと爆発する。→ 放射能汚染が発生。
 です。
 
 これは東海再処理施設の話しですが、
青森県の六ヶ所再処理工場はずっと巨大。
 
 これほどの危険を冒してまで再処理を
進める理由がわかりません。
 
 もんじゅ完成の目処はありません。
 世界は諦めました。
 
 その前提での原発の経済性を考慮すると
再処理して再利用するよりウランのみで
稼働せた方が良い。
 
 もっともウランは有限燃料ですので
いずれ再生可能エネルギーに切り替え
ないといけませんが、
 
 国民の安全をどう考えているのか?
 
 特定秘密法案を成立させることが
国民の安全にどの位寄与するのか
きわめて疑問。
 
 国民の為を思うなら、もっと緊急に
やらなければならないことが沢山ある
はず。
 
 本当に残念。

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エコカーの「黒子」、ベアリングに地道な技術革新

2013/11/25 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 素晴らしいです。
 最近、車の燃費がどんどん上がって
います。
 
 どうしてかな?
 と考えていたのですが、こういう
地道な努力の積み重ねだったのですね。
 
 ハイブリッド車ならわかるのですが、
軽自動車の燃費の良さは不思議でした。
 
 燃費には車の軽量化がもっとも効く
はずで、このニュースに合点が
いきました。
 
 参考まで、
 
 私には興味深いニュースです。

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アミロイドペプチドを酸化することで凝集性と神経毒性を抑える ~アルツハイマー病の新たな治療戦略につながると期待~

平成25年12月5日
科学技術振興機構(JST)
東京大学 大学院薬学系研究科
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
〇アルツハイマー病の発症に関与すると
 されるアミロイドβペプチド(Aβ)を
 標的とした新たな治療戦略が求められて
 いる。
 
〇ビタミンB2を含む光触媒を利用した
 酸化反応によってAβの凝集性と
 神経毒性を抑えることに成功。
 
〇アルツハイマー病を始めとする
 難治性疾患の克服に貢献するものと
 期待される。
 
 
-----
 JST課題達成型基礎研究の一環として、
東京大学 大学院薬学系研究科
金井 求 教授、相馬 洋平 特任研究員
(グループリーダー)、谷口 敦彦
特任研究員らの研究グループは、
アルツハイマー病の発症に関与すると
されるアミロイドβペプチド(Aβ)
のみを選択的に酸化注1)する光触媒注2)
(ビタミンB2とペプチドの複合体)を
開発し、Aβの凝集注3)性および神経毒性
を抑えることに成功しました。
 
 アルツハイマー病の発症には、Aβの
凝集体による神経毒性が関与していると
考えられています。
 
 そのため、Aβを標的とした治療法の
開発が盛んに進められてきました。
 
 しかし、アルツハイマー病はいまだ根治
に至っておらず、病気の克服には新しい
治療法の開発が望まれています。
 
 本研究グループは、Aβそのものを変化
させることで神経毒性が抑えられるのでは
ないかと考え、光に反応するビタミンB2
とペプチドを結合させた新たな光触媒を
開発しました。
 
 この光触媒によってAβを選択的に酸化
することに成功し、酸化されたAβは
顕著に低い凝集性および神経毒性を示す
ことが明らかになりました。
 
 今後、生体応用に向けて本成果で得られた
触媒をさらに改良できれば、Aβを標的
とするアルツハイマー病の新たな治療戦略
につながることが期待されます。
 
 また、本研究のように、生体において
人工的に触媒反応を起こすことで病気の
治療につなげるというアプローチは、
ほかの難治性疾患の治療にも適用できる
ものと期待されます。
 
 本研究は、東京大学 大学院医学系研究科
の岩坪 威 教授、同薬学系研究科の
富田 泰輔 准教授のグループとの共同で
行ったもので、研究成果はドイツ科学誌
「Angewandte Chemie
 International
 Edition」のオンライン速報版で
近日中に公開されます。
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 良さそうですね。
 
>アルツハイマー病はいまだ根治に
>至っておらず
 ですからね。
 
>今後、より現実的な治療法へと展開する
>ために、実際の動物生体内でAβの凝集
>を阻害できるかを明らかにすることを
>目指します。
 
>具体的には、可視光の中でもより
>エネルギーの小さい光(長波長の光)で
>酸化を起こす光触媒の開発などを進めて
>いきます。
 
>また今回の研究成果のように、触媒反応
>によって生体内の分子の性質を変える
>ことで、疾患原因分子の病態機能を
>変えることができれば、新たな疾患の
>治療法にもつながると期待されます。
 
 良いアプローチのように思えます。
 
 根治と言えるような治療法に
繋がることを期待しています。

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2013年12月 5日 (木)

バナナを食べるとスギ花粉症を改善できる!? - 筑波大がヒトへの効果を確認

2013/11/30 マイナビニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 筑波大学は11月29日に記者発表会を
開催し、バナナを定期的に食べることで
スギ花粉症を部分的に改善できるという
研究結果を発表した。
 
 筑波大学 医学医療系 谷中昭典教授らの
研究チームは、2010年にマウスを使った
実験で、バナナを摂取したマウスは
摂取していないマウスに比べてアレルギー
を引き起こす原因となる「IgE抗体」の値が
低下したことなどを確認。
 
 谷中教授は「バナナにはビタミンB6が
ほかの食材より多く含まれており、
ビタミンB6はセロトニンなどの脳内伝達物質
の合成を促進させる。
 
 セロトニンは脳内の抑うつ気分を改善
させる効果があり、これが花粉症の改善
に影響している」と分析する。
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 意外ですね。
 
 詳細はこちら
筑波大学プレスリリース
 
 特定の条件を満たす集団では、一部改善
されるということのようです。

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細胞内で異物につく分子 東北大・東京医科歯科大が発見

2013年12月5日 朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 【福島慎吾】侵入した細菌などを細胞が
分解して排除する際、細菌を見分ける
「目印」となる分子を、東北大や
東京医科歯科大の研究グループが見つけた。
 
 細菌感染症やアルツハイマー病などの
治療につながると期待される。
 
 11月21日付の米科学誌
「モレキュラーセル」(電子版)に発表した。
 
 東北大の有本博一教授(化学生物学)
らは、異物が侵入すると細胞内で増える
「8―ニトロサイクリックGMP」という
分子に着目。
 
 この分子がとりついて異物であることの
目印が付いた細菌を小器官が分解、
オートファジーが進むことを突き止めた。
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 オートファジー大切な機能ですね。
 
 この発表に近い機能です。
2013年10月10日
 
 こちらは進入した病原細菌が
細胞内小器官のエンドソームから出る
ためにその膜を傷つけると、
オートファジーが働いて最終的に
細菌を排除する。

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2013年12月 4日 (水)

他に治療法ないがん患者、未承認薬も使用可能に

2013年12月3日  読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 厚生労働省は、開発の最終段階にきて
いる未承認薬について、高齢だったり
持病を抱えていたりして治験(臨床試験)
対象外になる患者も使える制度を本格導入
する方針を決めた。
 
 病状が重く治療法のない患者に、
新たな治療の選択肢を迅速に提供できる
ようにするのが狙いで、2015年度から
実施する。
 
 治験薬を使うには製品化を待たな
ければならない場合が少なくない。
 
 企業は明確なデータを出そうと対象患者
の条件を厳しく設定して治験を行うが、
治験薬を使いたいという患者の要望が強く、
厚労省は新制度の導入を決めた。
 
 新制度では、企業の治験と並行して、
医師が別の治験を行い、企業の治験に
加われない患者も薬を使えるようにする。
 
 実施にあたっては、専門性が高い医師
らが協力して治験計画を立て国に提出
する。治験薬は無料で提供される。
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 良いですね。
 
 今までこういう制度がなかったのが
不思議。
 
 これで救われる患者が少しでも増える
なら素晴らしい。

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46億年目の大逆転! 「奇跡の糖」が人類を救う

2013年2月14日 NHK サイエンスZERO
 
 古い話になります。
 
 私、知らなかったので紹介だけ
しておきます。
 
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 「糖」のクセに、食べると血糖値が低下
したり、内臓脂肪が減少したり、
信じられないような効果を次々と発揮する!
「プシコース」と呼ばれるこの糖は今、
「奇跡の糖」として、世界中の研究者から
大注目を集めています。
 
 実はこのプシコース、40億年以上も前に
地球で糖が誕生して以来、まったく日の目
を見ることのなかった、
いわば「落ちこぼれの糖」!
様々な自然の偶然と、研究者の努力
によって、私たちの前に現れたのです。
 
 これまで決して語られることなかった、
糖の壮絶な生存競争の歩みと、46億年目
の大逆転のドラマをお楽しみください!
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 残念ながら見逃してしまいました。
 
 面白そうです。いろいろあるんですね。
 
 関連リンクを紹介しておきます。
 
 出所はここです。
 
 今では製品としていろいろ出回って
いるようです。
 
 なかなか興味深い。

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(異議あり 特定秘密保護法案)世界の主流は権力監視強化 マーティン・ファクラー氏

 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 ■ニューヨーク・タイムズ東京支局長、
マーティン・ファクラーさん
 
 特定秘密保護法案は、世界の言論とは
反対の方向に進んでいると懸念して
います。
 
 米中央情報局(CIA)の
スノーデン元職員による暴露は、秘密主義
が米国家安全保障局(NSA)に電話や
メールの傍受を許してきたことを
示しました。
 
 秘密は大きな権力を与えます。
 
 米国では国内の反発から、秘密を
少なくし、監督を強めるよう見直して
います。
 
 日本は他国の間違いを繰り返すのでは
なく、そこから学ぶべきです。
 
 「米国の要求」というのも、官僚の
言い訳のように聞こえます。
 
 この法案は、秘密を決める官僚に大きな
裁量と権限を与えます。
 
 法案は度を超しています。
 
 国会の役割もあまり見えません。
 
 米国では軍事政策には上下院が大きな
役割を持ちます。
 
 それでも、テロや戦争が官僚組織に力を
与える口実となり、秘密主義の下で
ほとんどチェックも受けませんでした。
---------------------------------------
 
 現状の参議院は良識の府ではないよう
です。
 
 多分採決するでしょう。
 
 全くひどい話しです。
 
 日本の歴史に汚点を残すことになると
思います。
 本当に残念です。
 
>この法案は、秘密を決める官僚に大きな
裁量と権限を与えます。
 
>法案は度を超しています。
 
>国会の役割もあまり見えません。
 
 こんな法律を強行してまで通すどんな
利点があるのでしょうか?
 
 秘密情報はキブ&テイクです。
 今回の法律を成立させたところで
現実は変わらないでしょう。
 
 全く歴史に、世界に起こっている事実に
学ぶことをしない政治家達ではお先真っ暗。

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2013年12月 3日 (火)

風力で動く大型船、CO2半減 政府と商船三井など

2013/12/3 日本経済新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 政府は東京大学や商船三井と連携し、
2016年にも主に風力で動く大型船を開発
する方針だ。
 
 船に取り付けた帆が風向きに応じて動き
動力源を確保する。
 
 外航船での導入を検討し、燃料消費や
二酸化炭素(CO2)の排出量を半減する。
 
 国連は今後CO2の大幅な削減を海運会社
に求める方針。
 
 政府は新技術の開発を後押しすること
で規制への対応を急ぐ。
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 以前投稿しましたが、いよいよ
風力で動く大型船が実現しそうです。
 
>主要な動力は風力で賄いながら、
>風が弱い地点では従来通り重油を使い
>エンジンを稼働させる。
>風速12メートル以上の地点では風力
>のみで動くことができるという。
 
 
 参考までに以前の投稿は、
2012年3月16日
 
 東大の産学共同開発プロジェクトです。

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乳酸菌に特有の抗炎症メカニズム

2013/6/21 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
 少し古いですが、ご参考です。
 興味のある方は見てください。
 
 乳酸菌関連の研究はいろいろ
ありますね。

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失業が老化を加速

2013/11/20 健康美容EXPOニュース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 長期間失業している男性は早く老化する
――こんな研究結果が
英インペリアル・カレッジ・ロンドンの
Jessica Buxton氏らの研究グループによって
報告された。
 
 研究結果は、オンライン医学誌
「PLoS One」に11月20日掲載された。
 
 老化は「テロメア」と呼ばれる遺伝子の
先端部の長さでわかるという。
 
 テロメアの短縮は以前から老化の指標に
なると考えられている。
 
 米ザッカーヒルサイド病院
(ニューヨーク州)のCurtis Reisinger氏
によると、ストレスが長期間続くと
ホルモンが変化し、それがテロメアを短く
する原因になると考えられるという。
 
 同氏は、「ストレスを緩和するには
精神科医の診察を受けるのが有用だが、
前向きな姿勢でいることも重要。
 
 落ち込んで悲観的でいるよりも、
あきらめずに前向きでいるほうが、仕事が
みつかる可能性が高いという信念をもつ
必要がある」と助言している。
 
 なお、今回の研究では失業と老化の早さ
の間に関連が認められたが、因果関係は
明らかにされていない。
(HealthDay News 11月20日)
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 面白い研究ですね。
 
 要するにストレスは身体に良くないと、
 
>落ち込んで悲観的でいるよりも、
>あきらめずに前向きでいるほうが
 
 良いと言うことのようです。
 
 当たり前と言えば、当たり前ですが、
科学的に調べるというのが根拠を与える
訳だから良いことですよね。

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2013年12月 2日 (月)

人為的に設計・開発した生物発光酵素(ALuc)

2013年11月26日 産業技術総合研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
〇自然界の生物がもつ酵素ではなく、
 人為的に設計した遺伝子配列から作製
 
〇従来より約100倍も明るく、発光の
 持続性にも優れる
 
〇高感度のバイオアッセイや
 環境計測に利用可能
 
 
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 独立行政法人 産業技術総合研究所
(以下「産総研」という)環境管理技術研究
部門 計測技術研究グループ 鳥村 政基
研究グループ長、金 誠培 主任研究員は、
極めて高輝度で発光持続性に優れた
生物発光酵素を人為的に設計・開発する
ことに成功した。
 
 産総研では、以前から発光プランクトン
(カイアシ類)の発光酵素が、分子量が
小さくて強い発光強度を示す点に着目して
研究を進めてきた。
 
 今回、カイアシ類の多数の発光酵素の
アミノ酸配列を比較することによって
頻度の高いアミノ酸を特定し、これらを
独自の考え(多重整列規則)に基づいて
再配列することで、これまでの天然の
発光酵素とは異なる発光酵素群を作製した。
 
 自然界の生物がもつ天然の発光酵素とは
異なることから、これを「人工生物発光
酵素(Artificial luciferase; ALuc)」と
名付けた。
 
 ALucは既知の発光酵素より最大で100倍
も高輝度であり、優れた発光持続性
(半減期:20分)をもっている。
 
 既存の生物発光酵素が使用されている
さまざまなアッセイ系
(レポータージーンアッセイ、
ツーハイブリットアッセイ、
生体イメージングなど)において、
ALucを用いる試験を行った結果、既存の
ものに比べて、感度の向上、測定時間の
短縮、生体組織の光透過性などに関して
極めて高い優位性があることが分かった。
 
 今回発光酵素としてALucを開発したこと
により、生命科学分野における基礎研究に
貢献することはもちろん、病院での
診断マーカーの高速スクリーニングや
家庭での健康状態の自己管理などの
医療診断分野ならびに水や食品中の
内分泌撹乱化学物質などの高感度分析など
の環境診断分野において、これまで感度や
迅速性などの問題から適用が諦められて
いたさまざまな診断への応用範囲の拡大が
期待される。
 
 なお、今回の研究開発の一部は、
産総研所内プロジェクト
「アジア戦略・水プロジェクト」
(平成24~25年度)において行った。
 
 この技術の詳細は、米国科学雑誌
Bioconjugate Chemistryに近日中に
オンライン掲載される。
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 素晴らしい。。
 
>今回の生物発光酵素の開発は、これまでの
>ように天然酵素を発見するだけではなく、
>今後必要な高性能酵素が創製できることを
>期待させる。
 これは素晴らしいことです。
 
 製品化までには、まだまだ課題は残って
いるようですが、今後に期待したい。

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乳酸菌で風邪に勝つ…免疫力アップ

2013年11月30日 読売新聞
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
ご参考です。
 
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 ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌は、
おなかの調子を整えるだけではなく、
免疫力を上げ、感染症の予防にも役立つ
ことがわかってきている。
 
 風邪やインフルエンザが気になる
この季節、乳酸菌を手軽に摂取できる食品
を試してはどうだろう。
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 乳酸菌飲料沢山種類があるので選択
するのが難しい。
 
 明治のR-1ヨーグルトは有名ですね。
 
 最近は腸内細菌が注目されています。
 
 以下念のため、ご参考リンク
 

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2013年12月 1日 (日)

「民主主義を愚弄」石破氏ブログに憤り 「テロ」言及でデモ参加者ら 秘密保護法案

2013年12月1日  朝日新聞デジタル
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
有料記事です。
 
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 特定秘密保護法案を大きな声で批判する
デモは「テロ行為」なのか――。
 
 自民党の石破茂幹事長のブログに、
デモ参加者や識者から怒りの声があがった。
 
 29日のデモに参加した東京都世田谷区
の中山照章さん(60)はツイッターで
ブログを知り、驚いた。
 
 「『法案は民主主義を壊す』と訴えて
いる矢先に反対意見を狙い撃ちにしたい
政権の本音が出た。
 
 反対運動の盛り上がりに焦ったのか」
と話す。
 
 「デモとは何か」の著書がある
五野井郁夫・高千穂大准教授(国際政治学)
は「意に沿わないので否定するのだろう。
 
 議会の外にも民主主義はある。
 
 (デモを)『絶叫戦術』というが、
やむにやまれず声を出すのであり、
『テロ』と評するのは民主主義を愚弄
(ぐろう)している」。
 
 ジャーナリストの大谷昭宏さんは
「国民の知る権利が奪われる重要な問題
なのに、異論を唱える人たちを切り捨てて
いる。
 
 そういう発想の人たちが法案を通そうと
する恐ろしさを感じる」と話した。
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>「国民の知る権利が奪われる重要な
>問題なのに、異論を唱える人たちを
>切り捨てている。
>そういう発想の人たちが法案を
>通そうとする恐ろしさを感じる」
 
 同感です。
 
>単なる絶叫戦術は
>テロ行為とその本質において
>あまり変わらないように思われます。
 
 本当ですか? 言い過ぎでは?
 テロの本質は国家転覆では?
 
 今回の主張が、たとえ絶叫であった
としても民主主義を守ろうとする
ものであって、およそテロとは正反対
のものだと思うのですが、
 
 民主主義国家であることを守ろうと
心から思う人達であれば声を出さざる
を得ないと思う。
 
 その心をくみ取れない人が法案を
強行採決する。恐ろしいことだと思う。

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