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2013年11月 5日 (火)

ステロイドが効かない重症ぜんそくのメカニズムをマウスで解明 -Stat5 阻害剤投与で重症ぜんそくが改善-

2013/10/25
独立行政法人理化学研究所
慶應義塾大学医学部
独立行政法人科学技術振興機構
プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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本研究成果のポイント
 
・ステロイドが効かないぜんそくの原因
 は、気道で作られるタンパク質「TSLP」
 
・TSLPによってナチュラルヘルパー細胞
 (NH細胞)がステロイド抵抗性を獲得
 
・ヒトにおけるステロイド抵抗性の
 コントロールに期待
 
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 理化学研究所は、マウスを使い
重症ぜんそくで抗炎症薬剤「ステロイド」
が効かなくなるメカニズムを解明しました。
 
 これは、理研統合生命医科学研究センター
免疫細胞システム研究グループの
小安重夫グループディレクター、茂呂和世
上級研究員(JSTさきがけ研究者)と、
東海大学医学部呼吸器内科学系の浅野浩一郎
教授、慶應義塾大学医学部内科学教室
(呼吸器)の別役智子教授、加畑宏樹助教
らによる共同研究グループの成果です。
 
 ぜんそくの治療には、ステロイドが最も
基本となる薬剤です。
 
 多くの場合、低用量~中用量の
ステロイド吸入によって炎症を抑え、
長期的に症状をコントロールできます。
 
 しかし、ぜんそく患者の5~10%は、
ステロイドに対する耐性
(ステロイド抵抗性)を獲得してしまい、
高用量の吸入投与を必要とする
重症ぜんそくとなり、時には死に至る
ケースもあります。
 
 小安グループディレクターらは2010年、
新しい免疫細胞「ナチュラルヘルパー細胞
(NH細胞)を発見しました。
 
 NH細胞は、インターロイキン(IL)の
1つIL-33の刺激を受けると、炎症を起こす
タンパク質を放出して免疫系を活性化
します。
 
 ぜんそくでは、IL-33の刺激を受けた
NH細胞による免疫系の活性化で、気道の
炎症が悪化します。
 
 本来、NH細胞の細胞死を誘導し炎症を
抑制するステロイドに対して、抵抗性を
獲得するメカニズムは分かっていません
でした。
 
 共同研究グループは、ぜんそくモデル
マウスを用いた実験により、気道で作られる
タンパク質「TSLP」がステロイド抵抗性に
関わることを発見しました。
 
 TSLPがIL-33とともにNH細胞に作用する
と、NH細胞がステロイドに対する抵抗性を
獲得することが分かりました。
 
 さらに、この作用を調べた結果、TSLPが
「Stat5」という転写因子を活性化し、
NH細胞の細胞死を防いでいました。
 
 そこで、Stat5阻害剤をマウスに投与した
ところ、NH細胞のステロイドへの抵抗性が
消失し、重症ぜんそくが改善することが
明らかになりました。
 
 ヒトにおいても、ステロイドが効かない
重症ぜんそくにStat5阻害剤を用いること
で、ステロイド抵抗性をコントロール
できる可能性が示されました。
 
 本研究は、科学技術振興機構(JST)
戦略的創造研究推進事業 個人型研究
(さきがけ)の一環として行われ、
英国のオンライン科学雑誌
『Nature Communications』
(10月25日付け:日本時間10月25日)に
掲載されます。
 
 
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 素晴らしい
 
 ステロイドが効かない重症ぜんそくの方
にとっては福音ですね。
 
 いつ頃臨床の場で使用出来るようになる
のかな? 気になりますね。

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