東大、移植細胞を高分子で包むコート技術開発-膵島細胞死滅や免疫拒絶回避
2013年11月25日 日刊工業新聞社
詳細は、リンクを参照して下さい。
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東京大学大学院工学系研究科の寺村裕治
特任准教授らのグループは、移植用の
膵島(すいとう)細胞を高分子の薄膜で
カプセル状に包む技術を開発した。
移植後の膵島細胞の死滅を防ぎ、
免疫拒絶反応を回避できる。
動物実験で治療効果の向上を確認した。
同技術の有効性がさらに検証できれば、
1型糖尿病患者に対する膵島移植の拡大
に結びつくと期待される。
インスリンを分泌する膵島の移植では、
膵島細胞を100マイクロ―300
マイクロメートルの塊にして肝臓の血管
から注入する。
他人の細胞を使うため、血管内に入った
移植細胞は異物と認識され、移植直後に
死滅しやすい。
また、免疫抑制剤も必要になる。
グループは今回、移植する膵島細胞塊
の表面に生体適合性の高い
ポリエチレングリコール(PEG)を
コーティングすることによって、
この問題を回避できることを見つけた。
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良さそうです。
今後に大いに期待したい。
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