熱帯雨林のCO2放出量、精密測定 北大・東北大
2013/11/14 日本経済新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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北海道大と東北大のチームは、
50センチ角の超小型衛星を使って宇宙から
熱帯雨林の二酸化炭素(CO2)放出量を
精密に測る技術を開発した。
ポーランドのワルシャワで開催中の
国連の気候変動枠組み条約第19回締約国会議
(COP19)の会場で13日に発表した。
熱帯雨林が伐採されると、木材や泥炭と
呼ばれる特殊な土壌に含まれる炭素が
CO2となって大気中に放出される。
その量は年間約15億トンと推定され、
人間活動が排出するCO2総量の約17%に
相当し、地球温暖化の大きな要因に
なっている。
熱帯雨林では地下水の高さがCO2放出量
を知る重要な手がかりになり、研究チーム
は地上の樹木の1本ずつの成長状況を
宇宙から見分け、さらに地下水位まで推定
できる技術を開発した。
独自開発の超小型衛星「雷神2」に
載せて来年3月にも打ち上げる計画だ。
インドネシアの国立航空宇宙研究所と
共同で、「雷神2」に続く超小型観測衛星
の開発にも取り組んでおり
「日本とインドネシアで協力して熱帯雨林
を観測する体制を築きたい」と
高橋幸弘北大教授は話す。
熱帯雨林が多いインドネシアや
マレーシアなどの途上国は、温暖化防止
のため森林保護を国際的に約束し、順守の
状況を国連に報告する義務を負っている。
広域を正確に監視できる衛星の活用に
期待している。(ワルシャワ=浅沼直樹)
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50センチ角の超小型衛星ね~
それで宇宙から熱帯雨林の二酸化炭素
放出量を精密に測ることができるとは
素晴らしいです。
客観的に捉えて公開することが重要
だと思います。
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