生活弱者の切り捨てに懸念 自立生活サポートセンター「もやい」理事長・稲葉剛さん
生活弱者の切り捨てに懸念
自立生活サポートセンター「もやい」
理事長・稲葉剛さん
2013年10月02日
朝日新聞デジタル 耕論より
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家族と企業におんぶに抱っこの社会保障
は、高度成長期には有効だったかも
しれません。
しかし長引く不況で企業の余裕は消え、
働き方も家族のあり方も変わった今では
現実的でない。
非正規雇用の割合が増え、将来的に
低年金・無年金の高齢者が増えるのは
必至なのに、最低保障年金を導入せずに
どう乗り切るつもりでしょうか。
安倍政権は社会の変化を踏まえ、
「公助」のあり方を考えるべきです。
アベノミクスには、デフレから
抜け出せば増税による消費の冷え込みも
乗り越え、すべての困難が解決するという
意識が透けてみえます。
それはありえません。「富める者が
富めば、貧しい者にも富が浸透する」
というトリクルダウンの理論が虚構
なのは、小泉政権の景気拡張期に貧困が
若年層まで広がり、90年代半ばから
増えだした餓死者が03年、
最悪の93人を記録した事実などでも
明らかです。
貧困から命を救うという観点から
すれば、景気の動向よりも社会保障が
機能しているかどうかのほうが、
ずっと意味が大きいのです。
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私は稲葉剛さんの意見に賛成です。
>「富める者が富めば、貧しい者にも富が
>浸透する」というトリクルダウンの理論
>は虚構です。
そう思います。
米国の例を見れば明らかです。
たった1%の人が90%の富を持つ
と言うことになる。
格差は拡大するでしょう。
得た富を自分の意志で広く分配しよう
などという徳のある人は極わずかです。
自由意志に任せればそうなるのは
必然に近い。
生活保護は切り下げる。
福祉についてどう考えているのか?
先日投稿した
2013年9月27日
のような件についてはどう考えて
いるのでしょう?
これが正しいと思っているので
しょうか?
家族と企業におんぶに抱っこの
社会保障が良いのだと思っている
わけだからそうかもしれません。
今の政治家達には「公助」のあり方
について、よくよく考えて貰いたい。
正しい分配率をしっかり数値で把握
して貰いたい。感覚では不十分です。
今の安倍政権のやり方には不安を
感じざるを得ません。
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