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2013年10月20日 (日)

骨が免疫を育て脂肪バランスを整える~骨をターゲットにした新たな治療戦略の提示へ~

平成25年10月18日
国立大学法人 神戸大学
国立大学法人 北海道大学
独立行政法人 科学技術振興機構
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 神戸大学 医学部 附属病院 血液内科の
片山 義雄 講師
(JST さきがけ研究者 兼任)と
北海道大学 大学院歯学研究科 口
腔先端融合科学分野の佐藤 真理 助教
らの共同研究グループは、骨を構成する
「骨細胞」が免疫臓器や脂肪組織を
コントロールすることで、全身の健康に
大きな影響を与えていることを動物実験
により世界に先駆けて明らかにしました。
 
 重力のかからない宇宙飛行士や寝たきり
の患者さんでは、通常の10倍もの
スピードで骨の量が減ります。
 
 それだけではなく、免疫の低下や
ホルモンなどの代謝異常も引き起こ
されます。
 
 その重力を感知しているのは、骨細胞
という骨の中に大量に埋め込まれた細胞
です。
 
 骨細胞は、私たちの体にかかる重力や
運動刺激を感知して骨の健康に重要な
役割を果たすことが知られていますが、
全身の健康に果たす役割は分かって
いませんでした。
 
 我々は、遺伝子操作により生体内で
骨細胞にダメージを与えたマウスの
全身を解析しました。
 
 このマウスは、免疫に重要な白血球の
一部が枯渇し、脂肪が消えてみるみる
やせ細っていきます。
 
 種々の実験結果から、骨細胞は免疫細胞
を育てるゆりかごである骨髄と胸腺の環境
を整備し、全身の脂肪組織や肝臓での
脂肪の貯蓄と出入りをコントロールして
いることが明らかになりました。
 
 骨が弱ると全身も弱ります。
 
 骨全体に張り巡らされた骨細胞が日々
重力を感じて発信する刺激こそが、
強い免疫と健全な脂肪の保持に大切なの
です。
 
 この全く新しい知見と概念は、免疫不全
や脂質代謝異常といった疾患に対して、
標的臓器のみならず黒幕的臓器とも言える
骨をターゲットとした、より根本的な治療
の開発に役立つものと思われます。
 
 さらに、骨をターゲットにした新しい
予防医療と健康作りの提案によって、
国民の意識改革と健康増進に大きく貢献
するものと思われます。
 
 本研究は、科学技術振興機構(JST)
の戦略的創造研究推進事業 さきがけの一環
として行われ、本研究成果は生理学や
ホメオスタシスの根底にある
分子メカニズム、健康と病気、
モデルシステムから臨床についての研究に
焦点を当てた代謝生物学分野における
世界トップクラスの学術雑誌である米国
科学雑誌
「Cell Metabolism」に
10月17日(米国東部時間)
オンライン掲載されます。
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>骨細胞は免疫細胞を育てるゆりかご
>である骨髄と胸腺の環境を整備し、
>全身の脂肪組織や肝臓での脂肪の貯蓄
>と出入りをコントロールしていることが
>明らかになりました。
 
 想像もしていませんでした。
 大きな発見ですね。
 
 どういうメカニズムでコントロール
しているのかな?。
 
>医療従事者のみならず一般の人々が
>抱く骨のイメージを塗り替え、
>骨をターゲットとした新たな治療法や
>健康法の開発につながると
>考えられます。
 
 そうですね。
 
 骨細胞を元気にすることが健康に繋がる
ということのようですが、具体的には
どうすれば良いのかな?
 動き回ることが良いということかな?
 
 今後のさらなる研究の推進に期待したい。

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