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2013年10月 1日 (火)

時間の測り方:リズムを感じる小脳ニューロンを発見

2013/9/25
北海道大学プレスリリース
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 時間の知覚は日常生活に不可欠ですが,
いわゆる五感の中に時間感覚というものは
ありません。
 
 そこで,時間を感じるためには,より
高次の感覚情報として脳内で時間情報を
作りだす必要があります。
 
 本研究では,時間知覚に関わると
考えられている脳部位のひとつである,
小脳に注目して実験を行いました。
 
 一定間隔で繰り返される視聴覚刺激の
不意の欠落を検出するようにサルを訓練
して調べたところ,小脳核*1 の二ューロン
が刺激間隔によって感覚応答を変化させる
ことを見出しました。
 
 また,同部に薬物を注入することで,
この時間情報が次の刺激のタイミング予測
に使われていることが明らかとなりました。
 
 本研究は小脳による予測制御のメカニズム
の一端を解明し,その成果は小脳疾患の
病態理解と診断法の開発につながるものと
期待されます。
 
 なお,本研究は,文部科学省科学研究費
補助金(新学術領域研究「予測と意思決定」
および「こころの時間学」,基盤研究 B),
科学技術振興機構さきがけ研究
(生命システム領域),
厚生労働省科学研究費補助金等の助成を
受け,行われました。
 
 また,文部科学省ナショナルバイオ
リソース計画から実験動物の供給を
受けました。
 
 
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(今後への期待)
 
 運動を伴わない高次脳機能への小脳の
関与が示唆されていますが,本研究で
明らかとなったタイミング予測の神経機構
は,そのメカニズムの一端を細胞レベルで
初めて解明したものです。
 
 その成果は小脳疾患の病態理解に役立つ
とともに,将来的には小脳疾患の診断法や
治療の評価法の開発につながるものと期待
されます。
 
 また,最近研究が進んできた時間知覚
の脳内機構を解明する糸口となり,人の
こころの時間を脳科学的に理解すること
に貢献できると考えられます。
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 リズム感覚には小脳が関係している
ようですね。
 
 リズム音痴の人は小脳の働きが悪い?
 
>人のこころの時間を脳科学的に理解する
>ことに貢献できる
 
 まず一歩と言う所かな?

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