「除染」県の補助金使えず
「除染」県の補助金使えず
2013/9/6
朝日新聞 福島県版朝刊
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川内村では全1222世帯の住宅の除染が
終わったが、うち約4割は村が目標とする
「年間追加被曝放射線量1ミリシーベルト以下」
に達しなかった。
村が調べたところ、山に近い場所で
高線量の住宅が多かったことから、
どのような森林除染をすれば線量が、
下がるのか、4軒でサンプル調査を実施
する計画を立てた。
国に効果と費用を示すことで森林除染
を促す狙いがあった。
ところが、県除染対策課に申し込むと
「事業になじまないと」と拒まれた。
同課の担当者は「『新しい技術』が
対象で、『既存の技術』は該当しない」
と説明した。
「法律上、除染は国の仕事なので
県の仕事には縛りがある。
取り組みは国と協議してもらうしか
ない」
と県の除染行政の限界を認めた。
村の除染係りの担当者は「市町村に
除染の新技術の開発などできるわけが
なく、何のための補助金なのか」と
県の対応に疑問投げかける。
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ごもっともな話しです。
そもそも国も、県も、
私には除染で、
「年間追加被曝放射線量1ミリシーベルト以下」
にするつもりなどないのではないかと
思う。
県がそう思っているのなら、国に抗議
すべきだし、国はそんな縛りをかける
必要はないはず。
あるいは、もっと積極的に除染を実施
するはず。
一般市街地だって怪しい。
まして、川内村のような場所は、
森の除染無しで達成などできるとは
思えない。
専門家に聞いて見ればすぐわかるはず
だと思うがどうなのか?
真剣に達成しようと思っているのなら
こんな馬鹿らしい話しにはならないと
思う。
どうして国民はこういうことに無関心
なのか?
どうして安易に原発は必要などという
ことになるのか理解に苦しむ。
こんなことで除染が計画的通りに進む
とは思えない。
政治家には安易に「早急に進める」
などと言って欲しくない。
矛盾だらけなのだから、
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