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2013年9月14日 (土)

過剰な免疫反応を抑制する新たな樹状細胞のはたらきを発見

平成25年9月13日
東京医科歯科大学
秋田大学 大学院医学系研究科
科学技術振興機構(JST)
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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ポイント
 
〇免疫反応は、病原体を排除することで
 宿主を防衛すると同時に組織を傷害する
“諸刃の剣”です。激しい免疫反応ほど、
 それを適度に抑制する仕組みが
 必要不可欠です。
 
〇研究グループは今回新たに、樹状細胞
 による血球貪食が、過剰な免疫反応を
 抑制し、組織傷害による個体の死を回避
 することを発見しました。
 
〇血球貪食に基づく感染症や自己免疫疾患
 の診断、さらに樹状細胞を用いたこれら
 疾患治療への応用が期待できます。
 
 
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 JST課題達成型基礎研究の一環として、
東京医科歯科大学 難治疾患研究所の樗木
(オオテキ) 俊聡 教授らは、
秋田大学 大学院医学系研究科の澤田 賢一
教授らとの共同研究により、樹状細胞
(DC:Dendritic Cell)
注1)による血球貪食注2)が、過剰な
免疫反応を抑制する仕組みであることを
新たに発見しました。
 
 ヒト血球貪食症候群
(HPS:Hemophagocytic
 Syndrome)注3)は、先天的な
遺伝子異常によって発症するもの(一次性)
と、感染症、自己免疫疾患、悪性腫瘍など
の疾患にともなって発症するもの(二次性)
に分類されます。
 
 免疫細胞が暴走し、大量のサイトカイン
注4)の産生や貪食細胞による赤血球や
白血球の貪食を特徴とし、重篤な場合には
死に至ります。
 
 本研究グループは、マウス血球
貪食症候群モデルを用いて、今回新たに
DCによる血球貪食が、過剰な免疫反応を
抑制する仕組みであることを発見しました。
 
 DCは、正常な状態では従来型DC注5)
と形質細胞様DC注6)に分類されますが、
炎症状態では、さらに単球注7)から誘導
されるDCが存在することが知られて
います。
 
 激しい炎症や重篤な感染症の際、
この単球由来のDCが主にアポトーシスを
起こした赤血球系細胞を貪食すること
によって、免疫抑制性サイトカインを産生
して過剰な免疫反応による組織傷害を抑制
し、個体の死を回避することを見いだし
ました。
 
 本研究成果は、これまで激しい炎症の
指標として位置づけられてきた血球貪食が、
新たな免疫寛容注8)機構としての機能を
持つことを明らかにした重要な発見です。
 
 今後、本研究成果に基づき、免疫細胞の
暴走など過剰な免疫反応を伴う感染症・
自己免疫疾患に対する新たな診断法・
治療法の開発が進むものと期待されます。
 
 本研究成果は、2013年9月12日
(米国東部時間)に米国科学誌
「Immunity」のオンライン速報版
で公開されます。
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 なんと今頃こんなことが?
 という感じです。
 
>血球貪食現象はIL-10の産生を
>介して過剰な免疫応答を抑制している
>こと、特に重篤な感染症において個体の
>死を回避する免疫寛容システムとして
>非常に重要であることが明らかに
>なりました。
 とのことです。
 
 免疫システムに対する理解は、まだまだ
不完全なようです。

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