脳の活性化、がん・メタボ予防… 「魚油」で健康に
2013/9/8 日本経済新聞
詳細は、リンクを参照して下さい。
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「日本人は魚を中心とした日本食の良さ
をもっと認識し、積極的に食べるべきだ」。
英インペリアル・カレッジ・ロンドン
脳栄養化学研究所の
マイケル・クロフォード所長は今年6月に
来日した際に強調した。
魚の脂肪(魚油)に豊富に含まれる
ドコサヘキサエン酸(DHA)が脳の働き
と密接な関係を持つことをいち早く示した
研究者で、日本人の食習慣に注目してきた。
同所長が危惧するほど日本人の魚離れは
進んでいる。
■認知症が改善
DHAやエイコサペンタエン酸(EPA)
は海藻などを食べた魚類が体内で作り蓄積
する。
人体では合成されない必須脂肪酸だ。
このため厚労省はDHAとEPAの合計
で、1日あたり1グラム以上の摂取を推奨
している。
「(1日100グラム未満では)不足して
いる人が多いはずだが、あまり自覚されて
いない」。
栄養学などが専門の麻布大学の
守口徹教授はこう指摘する。
女子栄養大学の鈴木平光教授らは千葉県
茂原市の特別養護老人ホームの高齢者30人
(平均年齢78歳)を対象に、DHA入り
魚油カプセルを0.64~0.8グラムずつ
半年間、毎日飲んでもらい、認知機能の
スコアの変化を調べた。
すると6割にあたる18人で数値が改善
した。
認知症22人のうちの12人と、
健常者8人中6人で改善がみられたという。
■サプリで補う手も
DHAやEPAは加熱で減ったり、
変質したりしない。
ただ魚を焼くと脂肪分は流れ落ちる。
煮ると煮汁に出るため、調理前に比べて
8割程度に落ちる。
フライや空揚げではDHAなどが揚げ油
に溶け出すため、元の5~6割に減る。
刺し身やホイル焼きなどがお勧めだが、
「調理法にこだわらず、メニューを豊富
にして毎日食べるほうが大事」
(鈴木教授)。魚が苦手だったり、不足
しがちな人はサプリメントなどで補えば、
1グラム以上の摂取も比較的容易だ。
リノール酸を含む植物油をとりすぎると、
DHAやEPAの機能が妨げられることも
頭に入れておこう。
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ご参考です。
健康のために知っておきましょう。
魚を食べるようにした方が良い
ようです。
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