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2013年9月14日 (土)

難治性障害「ジストニア」の発症メカニズムに新たな知見

2013年9月13日
独立行政法人理化学研究所
 
詳細は、リンクを参照して下さい。
 
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 「ジストニア」は、持続的な筋肉の収縮
が不随意に起きて、身体の捻転や硬直、
反復運動などを生じる中枢神経系の
難治性障害です。
 
 病態が多様なことから、神経回路レベル
での詳細なメカニズムは明らかになって
いません。
 
 これまで、パーキンソン病などと同様に、
運動の制御に関わる大脳基底核の異常な
活動が原因とされていました。
 
 しかし、最近の研究で小脳の異常活動も
ジストニアの発症に関わることが明らかに
なってきました。
 
 ただ、小脳の神経活動が発症にどう
関わっているのかの詳しいメカニズムは
未解明のままでした。
 
 認知症、アルツハイマー病など脳に
関わるさまざまな疾患は、脳神経回路上
を情報が正しく伝達されない時に発症する
と考えられています。
 
 この脳神経回路の情報伝達に欠かせない
ものの1つがが神経細胞内にあるカルシウム
です。
 
 しかし、カルシウム濃度が過剰になると
細胞に悪い影響を与えるため、濃度を調節
する必要があります。
 
 この濃度調節に重要な働きをしている
のが「イノシトール三リン酸(IP3)
受容体」です。
 
 IP3受容体は、細胞内にある
“カルシウム貯蔵庫”である小胞体の
膜上に存在します。
 
 理研の研究グループは、以前から、
このIP3受容体に着目し、これまでに
IP3受容体の1つである「IP3R1」を欠損
させたマウスが、捻転や硬直などてんかん
に似た発作を起こすことを明らかに
してきました。
 
 今回、IP3R1欠損マウスにみられる発作
を起こす脳の部位や神経回路を特定する
ため、小脳と脳幹だけでIP3R1を欠損させた
マウス(小脳/脳幹KOマウス)など3種類の
IP3R1欠損マウスを作製し、観察しました。
 
 その結果、小脳/脳幹KOマウスだけが
発作を起こしました。
 
 また、延髄にある神経細胞群の
下オリーブ核から小脳にある情報出力
神経細胞のプルキンエ細胞への入力頻度
が上昇し、プルキンエ細胞が特徴的な
神経活動のパターンを起こすことが、
ジストニアの硬直と密接に関わっている
という確証を得ました。
 
 さらに、ジストニアは、大脳基底核を
含まない神経回路で起きることも示し、
従来の大脳基底核の異常活動が原因
という説とは異なるメカニズムを
突き止めました。
 
 今後、「小脳から出力された異常情報
が、大脳からの随意信号の情報と
どのように交わってジストニアの症状を
起こすのか?」などを解明していくこと
が、新しい治療法の確立につながると
考えられます。
 
 
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>ジストニアは、大脳基底核を
>含まない神経回路で起きることも示し、
>従来の大脳基底核の異常活動が原因
>という説とは異なるメカニズムを
>突き止めました。
 
 いろいろありそうで、新しい治療法の
確立までには時間がかかりそうですね。
 
 さらに解明が進むよう祈っています。

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