分析システム開発 土壌のストロンチウム90濃度 福大合同チーム
2013/09/19 福島民報
詳細は、リンクを参照して下さい。
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福島大などの合同チームは、骨に
たまりやすく健康影響が懸念される
放射性物質ストロンチウム90が土壌など
に含まれる濃度を分析するシステムを開発
した。
従来の分析手法では2週間~1カ月程度
の期間や膨大な手間が必要だが、
新システムは20分程度で分析結果が
出る。
広範囲の土壌の迅速な汚染状況把握など
に役立つという。
開発メンバーの高貝慶隆
同大共生システム理工学類准教授が18日、
同大で会見した。
同大のほか、パーキンエルマージャパン、
日本原子力研究開発機構、海洋研究開発機構
が取り組んだ。
現在、放射性物質濃度を測定する際、
放射線量から含有濃度を分析している。
しかし、ストロンチウム90が出す
放射線のベータ線から放射性物質の
含有濃度を分析するのは、ガンマ線を出す
放射性セシウムなどと比べて難しい
という。
さまざまな化学処理や複雑な分析が
必要となる。
新システムでは、含有濃度を放射線量
ではなく、ストロンチウムの質量で把握
する。
ストロンチウムだけを吸着する樹脂など
を活用して土壌などの中から
ストロンチウムだけを取り出した上で、
高周波誘導結合プラズマ質量分析装置
(ICP-MS)を使って
ストロンチウム90の質量を測定。
質量から含有濃度を割り出す仕組みだ。
検出下限値は土壌濃度の場合で
1キロ当たり約5ベクレルで、人体への
影響の危険性の有無を判断するには十分
だという。
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素晴らしい。
>開発研究論文は世界的に権威のある
>イギリス王立化学会の学術論文誌への
>掲載許可を受けた。
良いですね。
骨にたまりやすく健康影響が懸念される
放射性物質だけに気になってました。
汚染のレベルしっかり分析してください。
関連プレス発表へのリンクです。
平成 25 年 9 月 18 日
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